堀越英美のレビュー一覧

  • 不道徳お母さん講座 私たちはなぜ母性と自己犠牲に感動するのか

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    なんということ。
    母の日にこの作品を読み終えるとは。

    テレビ等で、ある女性にインタビューする時は「お子さんはいらっしゃるんですか」、
    ある男性にインタビューする時は「お仕事は何をされてるんですか」。
    逆もあるけれど、だいたいはこんな感じだ。
    そして、メダルをとったオリンピック選手に必ず聴くアレ。「まず最初にどなたに伝えたいですか?」この質問で、「お母さん」と答えなければ日本中から干されるような空気。そう、空気だ。いつまで日本中に漂っているんだ、この空気は。

    わたしは、親(母親)に感謝すべきなのに感謝できない、という苦しみの中で、ずうっと罪悪感を感じながら生きてきたけれど、ある日「感謝なんて

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    2019年05月14日
  • 不道徳お母さん講座 私たちはなぜ母性と自己犠牲に感動するのか

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    ネタバレ

    常識を常に疑うこと。正しいことは何かを自分で考え、自分で決め、修正していくこと。そういったことが大切だなと思ってはいるけど、道徳さえも疑うということはあまりしたことがなかった。

    その点は目からうろこな情報がたくさんな本。いかに道徳が都合よく作り上げられてきているか、そしてその普及が推し進められているか。特に母性幻想については完全に自分の考え方の根底に植えつけられてしまっていることに気づかされた。子供に対しての母の自己犠牲ってどうしても感動してしまいがち、、、

    日本の学校教育、つまらんね。
    息子よ、染まるなよ。すべて自分で考えろ。

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    2018年11月22日
  • 不道徳お母さん講座 私たちはなぜ母性と自己犠牲に感動するのか

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    ‪母性幻想。母親に自己犠牲と道徳観を求める傾向を著者はそう呼び警鐘を鳴らす。日本に何となく蔓延して定期的に炎上に繋がるこの空気の正体は何なのか?明治におけるエンタメ小説の扱いにまで遡る考察に驚嘆と同時に半ば絶望…教育による刷り込みから来る無自覚の闇は深い。お母さんだって人間である。‬

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    2018年11月20日
  • 不道徳お母さん講座 私たちはなぜ母性と自己犠牲に感動するのか

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    明治初期からの教育の歴史を掘り下げながら現在の教育現場を鑑みている本。
    小学校生活全体の達成目標ってなんなんだろう。
    個々の教科で量的に図れる科目は明確なんだろうけど。
    いまの小学校教育全体で言語下で伝えたいのは母性と自己犠牲なのか?

    エビデンスに基づいた教育というのが、まだまだなのかな。
    ただ、そのエビデンスのアウトカムをどこに置くかが問題か。

    本筋とは違いますが、
    歴史の中で桃太郎や浦島太郎が書き換わっていたり、
    紫式部は平安後期には源氏物語を作った罪で地獄に落ちていたことになっていたりしてたんですね。

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    2018年11月04日
  • エモい古語辞典

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    知らない色んな言葉がいっぱい。
    日本語の美しさと豊かさを感じる一冊になった。
    そんな事になるとは読む前は思いもしなかったよ。
    だから、読書はやめられないw
    気に入った言葉を見つけるのにも良いかもね!^_^!

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    2025年12月12日
  • 不道徳お母さん講座 私たちはなぜ母性と自己犠牲に感動するのか

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    お母さん要素は少なくて、アレ?となった。
    学校関係者から見ると少しオーバーな表現が目立ったが、「お涙頂戴」な教材が現代にも残っているのは確か。
    道徳教育、情操教育は歴史的にどういう目的があって始まったのか…たくさんの文献から遡っていて、圧巻だった。
    桃太郎を絡め、「男の子はやんちゃで良い」という思想は戦争に出て行ってほしい、という軍国主義教育だったのか!そして「少年」からあぶれた女の子たちは、愛され「少女」として教育された…やっぱり戦争ってクソだな!
    今の子育て世代女性の生きづらさ(働かないと生きていけないが、育児の第一責任者としての振る舞いも求められる)はここから来ているのかと。
    「可愛いま

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    2025年06月27日
  • 紫式部は今日も憂鬱 令和言葉で読む『紫式部日記』

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    SL 2025.5.20-2025.5.24
    講座のために。
    でも、紫式部日記を読み通したわけで、今まで源氏物語ばかりに目が向いていたからよかった。
    大河の後なので余計に話がわかりやすかった。

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    2025年05月24日
  • 自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界 幼児期から老年期まで

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    人生再放送みたいな本だった。同一性へのこだわり、家事へたくそすぎ、ひとりが大好きすぎ、そのつもりはなくても人を不快にさせる発言、友だちがいないしいなくても平気、10代からずっと鬱、などなど、ASDあるあるを再確認した。わたしもシンプルで機能的な服を見つけたらいつも2枚買ってそればっかり着ます。

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    “これまで学校や友人関係で抱えてきた多くの問題を、大局的な視点から見ることができました。また、自分がある種の状況(社交の場、知らない人と会うこと、騒々しい環境など)にストレスを感じたり、疲れてしまったりする理由がわかりました。自分がどういう人間なのかがわかり、 自分がどうなる

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    2025年05月11日
  • 自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界 幼児期から老年期まで

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    原著が10年ぐらい前に出たものであまり新情報がなかった。
    インタビューを受けた当事者のコメントもプロフィールがわからないまま羅列されるだけで知識がある人間から見ると特筆すべきこともなく…。
    アメリカと日本では文化も医療・支援体制も違うだろうし。

    あと知的障害があるかどうか、親との関係性によっても生き方が違ってくる。
    性自認が揺らぎやすいこと、夫と相性がいいと女友達といるよりラク、というのはそう言われればそうだなって感じ。

    老年期について知りたかったけど体調不良が多くなるor年取っても元気、とかの事例しかなく結局は人それぞれでしかなかった。
    診断済みの人達が老年期に入り始めている、って原著が

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    2025年04月16日
  • 親切で世界を救えるか ぼんやり者のケア・カルチャー入門

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    少し内容が難しかったけど、アニメとか映画を例にしながらの内容が少し敷居を下げてくれていた。損得勘定なしに誰かに大丈夫だよ、と優しく言ってあげたいし言われたいと思う。

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    2025年04月10日
  • エモい古語辞典

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    店頭でタイトル買いしてみたが、良い感じに厨二感のあるエモい単語もいくつかあり、楽しみながらページをめくれた。
    教養としても雑学としても勉強にもなるし、ネタ本としても面白い。
    色々な作品で使われている言葉の意味や由来が分かるので、漫画やアニメ好きにも良さそう。
    ちょっとした贈り物にも良いかも。

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    2024年12月22日
  • 紫式部は今日も憂鬱 令和言葉で読む『紫式部日記』

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    大河ドラマ『光る君へ』を楽しんだ後だったので、スラスラ読めた。
    中学生にも読めるように書いたとあったように、本当に分かりやすい。

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    2024年12月19日
  • 自閉スペクトラム症の人たちが生きる新しい世界 Unmasking Autism

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    アメリカの発達障害に対する偏見は日本より根強いものだと感じた。世界共通として言えることは発達障害者は生きづらいという事。特性を治す事に注力するのではなく自分を受け入れてくれる居場所作りや見つけの方が大事なんだと痛感。やはり孤独が癒やされると悩みも軽減される気がするから。

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    2024年11月16日
  • 自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界 幼児期から老年期まで

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    ネタバレ

    評価が難しい一冊。
    気になった箇所を引用。

    キーキー声を出したり、身体を揺らしたり、手を叩いたりする成人女性をありのまま愛して受け入れてくれる人はめったにいない

    ASDの女性によく見られるおでこのしわ

    ささくれむしり

    異性愛者だと定義した女性は約五〇%しかいなかった。

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    2024年09月23日
  • 紫式部は今日も憂鬱 令和言葉で読む『紫式部日記』

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    今風の言葉での訳だから結構すっと内容が入ってくる。ただあくまでも日記で、物語のように設計された緩急があるわけではないので、読み物としてはちょっとダレるかな。まあ、紫式部もいろいろと思うところがあったのだなということは分かる。かわもとまいさんのイラストはほどよく可愛かったり美しかったりして好印象。

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    2024年06月23日
  • 親切で世界を救えるか ぼんやり者のケア・カルチャー入門

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    「ケアの倫理」で最近のコンテンツを読み解く実に面白い本だ。時代は「ケア」に向かっている。90年代のあの、実に最低でくだらない「テレビの時代」を生きた身としては、やっとここまできたか、と頼もしく感じた。

    「冷笑文化で才能を発揮できるのは、ケアをしない人々だ」(p60)

    その通りだ。お笑いタレントのビッグネームが失墜したのは、スキャンダル以前に、時代の必然だったのかもしれない。

    終盤の「エルピス」論が秀逸。
    守るべき者がいる人間は、弱くなる。そして「凡庸な悪」にのみ込まれてしまう(p211)。だからこそ「ケア」のネットワークを築くべし、なのだ。納得。

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    2024年05月19日
  • 親切で世界を救えるか ぼんやり者のケア・カルチャー入門

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    鬼滅、エブエブ、ウヨンウなど、人気が出るエンタメとケアを結びつけて考えるのが面白かった。流行り称賛される作品が時代の価値観に大きく影響されている。

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    2024年04月21日
  • エモい古語辞典

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    辞典という体裁をとるのならテーマごとに50音順にならべてほしかったという気もある。みやびな言葉がたくさん。

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    2024年03月26日
  • 紫式部は今日も憂鬱 令和言葉で読む『紫式部日記』

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    本書の中の言葉で
    「彰子の出産レポと宮仕えライフハック」本。
    大河ドラマのための予習はバッチリ!
    わかりやすいし、チョイチョイ入る注釈もありがたい。

    引きこもり体質で、あまり他人に興味なさそうなのに
    ファッションチェックが厳しい。人間関係が大変な職場では観察力も必要なことを教えてくれる。でも目立たないように、自分をお馬鹿に見せて、ゆるふわに振る舞う必要あったのかなぁ。結局、そんな自分や世の中を憂いて出家を望むようになったのでは。
    現代でも通用する処世術だけど、シンドそう。

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    2024年01月07日
  • 親切で世界を救えるか ぼんやり者のケア・カルチャー入門

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    感想
    隣人愛。たとえお節介と言われても。困っている人に手を差し伸べ、優しさをお裾分けする。孔子も言っている。それで世界はきっと良くなる。

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    2023年12月15日