堀越英美のレビュー一覧

  • 不道徳お母さん講座 私たちはなぜ母性と自己犠牲に感動するのか

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    道徳は誰のためのもの? 私も不道徳お母さんだった。
    日本の偏った教育の原点が分かる。男らしさ女らしさの教育は今後必要ない理由もわかる。

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    2025年12月02日
  • スゴ母列伝~いい母は天国に行ける ワルい母はどこへでも行ける

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    母親と子どもの組み合わせの数だけ、子育てのバリエーションはある。
    一つとして、同じ「子育て」はない。
    それなのに、私たちは「正解」を求めて右往左往してしまう。
    この本の「スゴ母」たちを見ていると、そんな自分がちっぽけに思えてくる。
    どんな子育てをしたいか、ではなく、どんな自分でありたいか、
    ということを優先していけば、おのずと子どもとの関係は対等になり、
    まわりがなんと言おうと尊敬し合えるようになるのではないかと思う。
    各項目の分量も適度で読みやすく、ぜひ続編があれば読んでみたい!

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    2021年02月06日
  • スゴ母列伝~いい母は天国に行ける ワルい母はどこへでも行ける

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    最近流行りの毒親(特に母親)という言葉が大嫌い!お母さんだって一人の人間として生きていく権利があるのだ。どんな育て方が正解なんてないんだと思わせてくれる。世の中のお母さんが自信を持てる本。

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    2021年01月29日
  • 不道徳お母さん講座 私たちはなぜ母性と自己犠牲に感動するのか

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    面白かった!!!
    明治大正期まで遡って、文学の歴史による思考の流れとジェンダーへの意識をユーモア交えて説明していて、とても読みやすかった。
    参考文献がいっぱいで学んだことも多かったので一読で全て吸収したとは思えないが、何度も読み返したいと思うくらい参考になる本だった。

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    2020年10月04日
  • 不道徳お母さん講座 私たちはなぜ母性と自己犠牲に感動するのか

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    一番言いたかったことを、言ってくれる本でした。子供が公立小学校にいた頃に読めていたら「やっと味方がいた」気持ちになれたかも。

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    2020年07月12日
  • 不道徳お母さん講座 私たちはなぜ母性と自己犠牲に感動するのか

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    いわゆる日本社会の「全体主義」的な息苦しさを
    学校に通う児童を持つ母の目線で、道徳の授業の
    内容や、1/2成人式(つまり10歳を祝う)
    なる不思議な学校行事を通して、「なんかオカシ
    クね?」とライトに突っ込む本は、もっとたくさん
    出ていいと思います。

    前半は大まかに「そもそも道徳ってどういう内容
    が”正しい”道徳として、人々の間でとらえられて
    きたのか」
    答えってあるの?

    後半は「自己犠牲を強いる母性っていつから定着
    したの?」という「同調圧力」を醸成しそうな
    テーマを扱っています。

    道徳なんて型にはめないでも「もっと自由に感じ
    ていいじゃん」と、まっとうな社会のアンチテー
    ゼを唱える一

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    2020年06月01日
  • スゴ母列伝~いい母は天国に行ける ワルい母はどこへでも行ける

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    面白かった!
    色んな子育て、色んな考え方、色んな人生。
    スゴ母に育てられたこどもの、また素敵なこと。
    もっと一人ひとりの本を読みたい。

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    2020年04月29日
  • 不道徳お母さん講座 私たちはなぜ母性と自己犠牲に感動するのか

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    教育がこうも息苦しく、感動やら絆やらがもてはやされる理由がよく分かった。
    小学校の卒業式でやらされた群読のルーツがわかり、その下らなさを再認識した。その他、母性や教育における理不尽な言説、行事等の経緯がわかり非常に納得させられた。
    日本会議等の保守勢力にこれ以上いいように教育を捻じ曲げさせれば、この国の未来は無い。

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    2019年07月01日
  • 不道徳お母さん講座 私たちはなぜ母性と自己犠牲に感動するのか

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    いやー、笑った笑った。ごんぎつねがストーカー系BL。小説を読むと不良になります(爆)1/2成人式「地獄かよ…」などなど。

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    2019年05月05日
  • 不道徳お母さん講座 私たちはなぜ母性と自己犠牲に感動するのか

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    いゃあ 痛快でした!
    バッサバッサと斬り倒していく感覚
    が満載です
    単なる感情論ではなく
    その裏付けがちゃんと
    丁寧に検証されているのが
    また頼もしく、
    また興味深い。

    「道徳」「不道徳」は
    その時代を映し出す鏡であることを
    改めて実感しまた。

    いま「道徳」を
    声高に唱えておられる人たち
    ぜひ 目を通してもらいたい一冊です
    まぁ その人たちには
    焚書にしたい一冊でしょうね

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    2019年02月22日
  • 不道徳お母さん講座 私たちはなぜ母性と自己犠牲に感動するのか

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    ネタバレ

    タイトルに惹かれて読みました。二児の母でもある著者が、既存の教育や「道徳」の価値に疑問をもち、異議申し立てる?内容です。私はしがない一公立中学校の教員で、教科化された「道徳」の授業を行いながら「なんだかなぁ…」といつも思っているので、同意できる部分がたくさんありました。
    現在の学校教育、国語教育、道徳教育が、なぜ今のようであるのか、歴史を紐解きながら分析している。
    要するに、学校教育というものは国家権力により「こんな国民を育てたい」と思って方向づけられるものであるから、戦時中なら国のために犠牲になる精神を良しとし、そのような人をたたえて感動をあおるようなお話をみんなに読ませてきたわけだし、逆に

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    2025年10月25日
  • エモい古語辞典

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    古来からの言葉が数多く載せられている。
    説明や言葉の分類もわかりやすくまとまっていた。
    時々パラパラ開いて新しいお気に入りの言葉を開拓したくなる本。

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    2025年09月29日
  • エモい古語辞典

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    用例でいろんな和歌や詩も載っていてとてもエモかった。私が中1の時にノートに書き溜めていた、綺麗な日本語が結構載っていて嬉しい。絵も可愛い。

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    2025年09月09日
  • 自閉スペクトラム症の人たちが生きる新しい世界 Unmasking Autism

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    ■ まとめ

    フォン・エコノーモ・ニューロン(VEN)は:
    •自己意識・内省・共感・意思決定に深く関わる
    •前部島皮質と前帯状皮質という重要な領域に存在する
    •社会性の高い動物にしかない
    •心と体をつなぐ「超ハイレベルな神経細胞」

    という、非常に興味深く、精神・神経疾患の理解にもつながるニューロンです。

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    2025年06月09日
  • 自閉スペクトラム症の人たちが生きる新しい世界 Unmasking Autism

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    ネタバレ

    著者はきちんと自覚していて、本文にもむろん書いてある。だからこんな書き方はいけないと思うんだけど、「白人で、勉強ができて、アカデミックな世界にいられて、高い水準の給料を得られている」というのは、ASDとか、割り当てに合わない身体のつらさとかを加味しても……なんというか。属性(?)として強いんですよね。だから「『そこ』へ絶対に到達できないひと」にかれが連帯と呼びかけを行うことにモヤっとしてしまう。
    必要でだいじだし、現状世界を牛耳っている白人シスヘテロ権威男性に対して立ってくれる、紹介してくれるのはとても素敵なことだし、アドバイスも実際に役にたつ。
    けれど、「既に、権威に踏みつけられて息も絶え絶

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    2025年05月04日
  • エモい古語辞典

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    たしかに風情のある言葉が並んでいるし、漢字が多くて楽しい。これをどう使うかと言うに難しいところだが、全体にある万葉集などが色気があるのに驚いた。
    平安時代の貴族は恋がメインの暮らしだったのかなとおもう。恋も政治も鮮やかにしていた殿上人、華麗。

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    2025年03月11日
  • 自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界 幼児期から老年期まで

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    私の長男もアスペルガーである。
    我が家は男の子だったので、この本が『女の子』と限定してることに興味を持ち、読んでみた。
    ADSが今まで男の子にしか現れないとされていた事は知らなかった。男の子より、より症状が複雑で多様でわかりにくいようだ。
    読んでいて、息子にはもちろんだが、私にも当てはまることがいくつもあった。私も自分で自分のことを複雑で面倒くさく生きづらいと感じていた。場の空気を読んだり合わせたりする事はできるけれど、3人以上で集まることが苦手で、極力人と会いたく無い。意味もなく皆が私のことを嫌ってる様に感じる。幼い頃から内気だと言われ、本を読むのが大好きだ。かろうじて友達はいたけれど学校生

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    2024年12月19日
  • 紫式部は今日も憂鬱 令和言葉で読む『紫式部日記』

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    大河ドラマのついでに読み始め。
    大河ドラマの紫式部像はやっぱりフィクションなんだなぁと再認識した。
    今風口語調で読みやすい。あの時代の生活がよく分かる。貴族、殿上人らはしきたり、行事ばかりで日々過ぎていくんだなぁとファンタジーのように感じた。漫画にしてくれたらさらに分かりやすい。

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    2024年09月18日
  • 親切で世界を救えるか ぼんやり者のケア・カルチャー入門

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    ネタバレ

    最近のヒーローは、ただ強いものではなく、他者をケアする学級委員的な「いい子」だ。
    家父長制を助長する今の右翼な政権与党に対し、個人主義を推し進める資本主義がアンチテーゼになるとしたら、個人をケアしつつ全体も守るネットワークを作ろうとすることは、まさにプレモダン→モダン→ポストモダンの弁証法的なあり方だと思う。極端に走るのではなく、中庸を。私も大事、あなたも大事。個人も大事にしつつ社会も守る。家族だから大事にする、友達だから優先する、と言った排他的な「愛」ではなく、包括的な「親切」が今、大切にされようとしている。本当にそんな世の中であればいいなとは思う。右翼な与党が前近代すぎてムカつくわ。

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    2024年08月02日
  • 自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界 幼児期から老年期まで

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    生涯にわたり、ASDが感じることを知ることができました。

    日本は同調が強いですが、その中でも自分と社会のバランスをとりながら、いきていけたらいいなと思いました。

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    2024年07月19日