堀越英美のレビュー一覧

  • 自閉スペクトラム症の人たちが生きる新しい世界 Unmasking Autism

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     教育の目的は感じよく従順に振る舞えるようにすることではない。しかし、親は子どもの行動がどれだけ自分を困らせ、多くの時間と注意を必要とするかに基づいて、重症度を評価する。ASD者は、医療や支援を与えられずに、わがままだとか自分勝手と言われると、仮面をつけざるを得ない。
     仮面ASD者は脅迫的に人の機嫌を取りがちだ。行きすぎなほど感じがよく、素直で、受け身になる。私もみんなに変な人だと思われたくなくて、優しく穏やかで自立した素敵な女性を演出しようとしていた。自分の行動や言葉が他人にどう受け取られるかという計算を常に頭の片隅でしている。そのため人と深くつながれず、孤独な状態となり、消耗も激しい。ど

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    2025年08月10日
  • エモい古語辞典

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    古語が好きなので買いました!イラスト描いているイラストレーターさんも知ってる方なので凄く良かったです!

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    2025年07月19日
  • 紫式部は今日も憂鬱 令和言葉で読む『紫式部日記』

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    大河ドラマを見て、「源氏物語」を読んだら、紫式部の頭のなかを知りたくなった。この本は「紫式部日記」を、現代の働く30代女性の話し言葉に翻訳してある。文章に勢いがあり、読みやすかった。

    紫式部が仕事(中宮のお世話)のことや、職場で感じたことを率直に語っている。まるで友達のグチを聞いてるみたいに、とても身近にかんじられた。平安時代の、皇族のお世話係という、いまの自分とはまるでかけ離れた世界のことなのに、親しみをおぼえた。

    「紫式部は今日も憂鬱」という題名にも、心惹かれる。夫を亡くし、暮らしのために内裏で働く人生を憂鬱に感じていたようだ。自分の境遇を何度も嘆いている。

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    2025年06月14日
  • スゴ母列伝~いい母は天国に行ける ワルい母はどこへでも行ける

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    子育てに悩んでいて見つけた本。色んな女性の伝記でもあるし、色んな女性が自分らしく生きてきたんだなーと、笑いあり涙ありの必読の一冊。

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    2025年03月26日
  • エモい古語辞典

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    タイトルに偽りなし。

    まさにエモい古語がたくさん収録されています。
    エモい古語を手元に置いて置きたい人は、購入の一択です。

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    2025年02月24日
  • スゴ母列伝~いい母は天国に行ける ワルい母はどこへでも行ける

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    ここに出てくる母たちのもっと詳細な物語をすべて読んでみたい。そして、スゴ母魂をインストールするのじゃ!

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    2025年01月02日
  • 自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界 幼児期から老年期まで

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    アスペルガー傾向が高いので、共感所がたくさんありました。良い本です。
    物心ついたときから、他の人とは異なる違和感、これだったのだともっと早く気づきたかったです。

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    2024年10月30日
  • 自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界 幼児期から老年期まで

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    少し前まで自分にASD傾向があるだなんて、夢にも思っていませんでした。
    それは、重度の方のイメージ、男性のイメージが強かったからだということがよく分かりました。
    本のなかで、非常に当てはまる部分と、全く当てはまらない部分があり、検査をすると傾向はないと言われる可能性はゼロではないですが、、
    ただ、私が悩む部分が、脳の特性によるものかもしれない、その事実だけで、本書にも書かれている通り自己受容に繋がることは、強く感じました。

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    2024年06月08日
  • エモい古語辞典

    購入済み

    日本語って面白い!と再認識させてくれる本。
    古典好きでなくとも、「上弦/下弦の月」や「両面宿儺」など、
    有名作品の元ネタを知れたりして楽しめると思う。

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    2024年05月20日
  • 親切で世界を救えるか ぼんやり者のケア・カルチャー入門

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    ケア・カルチャーの「ケア」とは英語のcareのイメージ。気配り、配慮、心配、お世話、他人を気に掛けけることすべて。
    『鬼滅の刃』から『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』まで、漫画、本、ドラマ、映画を「ケア」の観点から読み解き、社会における疑問を論じています。
    家父長制の意識の薄れと2017年にペットの猫の数が犬の数を上回ったことを関連付けて考えられることや、鬼滅の刃がなぜこんなに人気が出たのかに、かなり納得。著者と同年代の私としてはどれも、そうそう、と思えるものばかりでした。
    この本で紹介されている本の中で私が唯一読んだ『ミシンと金魚』については、伊藤亜紗さんの『手の倫理』と

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    2024年03月05日
  • 親切で世界を救えるか ぼんやり者のケア・カルチャー入門

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    これまで当たり前だと思ってきたものや好きだと思っていたものは、人間の普遍的な価値観ではなく男性中心主義的な価値観に依っていたのだ
    ケア的要素のない冷笑主義にいかに依存していたか
    松本人志を思い出す

    松田青子の「女が死ぬ」にリンクする
    傑作!

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    2024年02月12日
  • 自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界 幼児期から老年期まで

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    友人に勧められて読んだ本。ASDと聞いてイメージするASD像と、実際の女の子の実像との違いに驚く。それは社会的役割の差から生じるという一面も持つ。女性にはASDはいない、とまでは思っていなかったが、イメージするのはいつも男性だったなと振り返る。レインマンを代表する映画の影響もあっただろうと思う。診断名がつかないことでただ変わった人だと自他ともに認知してしまい、苦しんでいる女性が多く、鬱などの二次障害を発症する人も多いとのこと。診断名がつくことで楽になる人生もあるし、診断名がつくことで制限される、制限してしまうということも起こりうる。だから、一概に診断すればいいというものではないとは思うが、AS

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    2023年10月24日
  • 自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界 幼児期から老年期まで

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    何年前か忘れましたが、「空気を読む」という言葉がとても流行った時期がありました。そもそも空気を読むという事がASDの方たちには理解できません。
    僕自身も周囲に「なんでこの人はこんな当然な事を聞いてくるのだろう」「これを頼んだら普通これもセットでやるだろう」という事でイライラした事があります。
    ASDやそれに類する人たちに抽象的な言葉で指示したり、頼んだりしてイライラしていたんだろうと振り返ると思います。
    色々な事に名前を付ける事で、分類されて楽になる事ってこれに限らずあるので、本作のような女性のASDに関してしっかり診断して支援を受け、自分は異常ではなくそういう個性なんだ、同じような人が他にも

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    2023年03月15日
  • 自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界 幼児期から老年期まで

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    それ以上やめて!となるぐらい
    当事者の方の声と自分の過去が重なりました。
    診断はついていませんが
    自分は自分でいい、と思えるようになる一冊でした。

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    2023年02月20日
  • エモい古語辞典

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    emotionalの略語から生まれた「エモい」という言葉。古語の「あはれ」とほぼ同じ用法で使われる。
    『鬼滅の刃』をはじめ、さまざまな作品に効果的に使われる古語の意味がわかると、より一層その作品の奥行きを感じることができるでしょう。

    季節や花、感情を表す古語表現に、見聞きしたことはあるけれど意味を知らなかった言葉があって、確かにエモさを感じます。
    「感受性を爆上げして好きなキャラをエモく表現したい」という依頼から始まったというこの辞典、二次創作に限らず、何か作品を創り上げる時にとても参考になりそうだと思いました。

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    2023年01月01日
  • エモい古語辞典

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    「高校時代の国語便覧を見て楽しめたり、長野まゆみが好きだったり、和もの中華もののオタクやそれで創作をしている人」に合った古語の選定のたしかさと、その言葉がどうしてそういわれるようになったのかの雑学がおもしろかったです。

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    2022年11月13日
  • エモい古語辞典

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    ネタバレ

    美しい言葉の数々…
    ネーミング考える時とかにあるといい一冊

    知らない言葉も多く
    見てるだけで素敵

    全部覚えれないから、好きな言葉はメモった

    天弓→虹
    金霞→黄金色の朝焼け、夕焼け
    銀花→降る雪

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    2022年10月17日
  • 不道徳お母さん講座 私たちはなぜ母性と自己犠牲に感動するのか

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    手に取った時と読み終わった後では全く違う印象を残す本。
    一冊で教育の系譜から「やんちゃ」への解き筋を丁寧に追うさまは、その点と点ひとつずつでもなるほど~!となるのですが…
    こと三章目、これらを繋げていき結ばれる結論には唸りました。一人の母として、現在の不可解さの成り立ちを知れたことは良かったなあと。
    終盤で引用されるかこさとしの文章には胸が熱くなりました。

    それにしても、一行しか出てこないにも関わらずパンチの強い石原慎太郎…。文化においての功績と功罪の大きさたるや。

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    2022年05月27日
  • 自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界 幼児期から老年期まで

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    自閉症スペクトラムの女性といっても色々いる。
    書籍やブログなどで個人で発信できる(目立つ)人は工夫してある程度定型発達の人に合わせてコミュニケーションを取ることができたり、特別な才能があったりすることが多い。そういう人じゃない人の声もあって参考になる。
    診断はされていないし、受診する予定もないが、私も身に覚えのある記述が多かった。同じ苦労をしている仲間がいて嬉しかった。

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    2022年04月14日
  • 不道徳お母さん講座 私たちはなぜ母性と自己犠牲に感動するのか

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    知らなかった真実や著者の考察による、言葉の洪水に、気持ちよく押し流され、読書の楽しみを感じる1冊でした!
    特に興味深いページにフセンを貼ろうと思ったら、フセンだらけになったので、途中で断念。

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    2022年02月12日