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新たな表現は古語から生まれる!
「好きなキャラをエモく表現するために、感受性を爆上げしたい! 」
そんなとき、いちばんの味方になってくれるのは、
古来、先人たちが歴史の中で積み上げてきたグッとくる表現の宝庫、"古語"です。
――うそうそ時に逢いましょう ――海月(くらげ)の骨のような恋をした
――可惜夜(あたらよ) を君とすごせたら ――そして二人は泡沫(うたかた) に還る
本書は、こんなふうに、胸がうずく、心がゆれる日本語表現を、
1654語、厳選して詰め込みました。
春夏秋冬、月や星、草花や色、「恋」など人の心を表す美しい言葉だけでなく、
「名おそろしきもの」――怖さやおぞましさで心をつかむ言葉、
様々な物語のイメージソースとなってきた神話や伝説、仏教の言葉、
知る人ぞ知る四字熟語、
現代の文章でも使える伝統的でみやびやかな雅語まで、まんべんなく収集しています。
中身には古文や近代文学からの引用を(現代語訳つきで)できるだけ入れ、
海島千本さんによる美しいイラストを付し、
パラパラと読むだけでも楽しいものになっています。
★小説・マンガ・歌詞などの創作活動全般に。
★お話作りやネーミングのアイデア集として。
★古文や近代文学を楽しむ導入として。
本書をぜひお役立てください。
「エモさにふるえても語彙力を喪失したくない。
むしろ語彙力でエモさを増幅させたい。これはそんな人のための辞典です。」(著者)
目次:
第1部 天文 ――時間/季節/宇宙/気象
第2部 自然 ――生物/植物/元素/色
第3部 人生 ――感情/人の営み
第4部 物語 ――神話・歴史/怪異/中国/仏教/禅
第5部 言葉 ――ことわざ/二字熟語/四字熟語/近世語/雅語
Posted by ブクログ 2023年03月29日
1.おすすめする人
→切ない、エモい気持ちになりたい
普段の表現の一つ上の段階へ
2.内容
→エモい古語辞典。その名の通り。
綺麗で品があって情緒ある言葉を集めた本。
使い方は難しいとは思うけど、
知っているだけで素敵な自分になれる気がする。
勉強にもなるし、儚くも切ない気持ちになれる...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月01日
emotionalの略語から生まれた「エモい」という言葉。古語の「あはれ」とほぼ同じ用法で使われる。
『鬼滅の刃』をはじめ、さまざまな作品に効果的に使われる古語の意味がわかると、より一層その作品の奥行きを感じることができるでしょう。
季節や花、感情を表す古語表現に、見聞きしたことはあるけれど意味を...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月16日
エモいってなんやねんと思いつつ、乙女な表紙に戦慄を覚えながら、おっさんは本書を入手した。一読なるほど、エモいのである。
「好きなキャラをエモく表現するために、感受性を爆上げしたい! 」そんな声に応えるべく、本書は編まれたという。「エモい」は現代人の専売特許ではない。「あはれ」や「をかし」がそれに当...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月25日
エモいとあはれがほとんど同じニュアンスというのに、ちょっとびっくりしました。
源氏物語から、私たちの好む感覚って変わっていないのかもしれません。
仄暗い夕暮れ、
風に吹かれる木々、
煌めく星、
雲からそっとのぞくお月様。
言葉を通して、昔の人たちがエモいと感じてきたものを、私たちも感じ取ることが...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月26日
「エモい」は "Emotional" に由来するらしい。古語では、「あわれ」に相当するとのこと。なにやら「キモい」と音の響きが似ている。
調べる辞典ではなく、読む辞典である。エモい言葉が並んでいるが、どういう場面で使えばよいのか、悩むところである。
学校教育で古典を選...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月09日
タイトルそのまま、今で言うところの「エモい」に通じる古語の辞典。
ラノベなんかを読んでいると、意外と難しい言葉が出てきてすごいなぁと感心するのだが、この本に収録されていることばも、知らないものがたくさん。
なんなら漢字も、読めない・書けないものがたくさん。
昔も今も「エモさ」をことばで表現しようとす...続きを読む
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