カテゴリーがなんで恋愛漫画にしているかというと、このジャンルをナニにしていいのかはっきり判らないため。
あと私がこの作品を恋愛漫画として読んでいるってことかな。
まぁ恋愛漫画にしてはそういう部分はかなり淡白なものになってしまうけど。
ネット上では某碁漫画や某死神ノート漫画と比べる人がどうしてもいるんだけど、実際読めば判るように、「この作家はこういうのが得意だからこういうの」っていう流れを掴みながら、いかにずらして新しいものを生んで行かなければならないか、が壁であるっていうことなんだと思う。
だから、作品だろうが絵だろうが、同じものは作れないんだと思う。
残念ながらバトルみたいに明らかに強いとか面白いとかその辺の表現は伝わりにくい話なので、エイジとの漫画バトルに関しては読者にはわかり難いかとおもう。
それは碁のときもそうなんだけど、どっちが本当に強いかはわかんなかった。もうこれは題材のせいなんだよな。
あと、漫画で上を目指すのは結構だけど、実際それで競われても嬉しくないかもね。七峰みたいな酷い作家はぶちのめすために戦ってもらっていいんだけども、エイジと勝負することに関してはどうなの?って気分になっちゃうものなぁ。
もし、私がアシロギとエイジの漫画を読んでる読者だったら、多分両方の単行本買うだろうし、エイジが勝ってても日本で一番の漫画を読んでるんだぜ!っていう優越感は生まれないと思うから・・・。
ワンピース(私は読んでないけど)買ってる人だってそうでしょうし。
まぁ作家でのいい意味でのライバル心はあってもいいけどね。
たまにチラっと「王道ばっかりがいいんじゃない、ちょっとコアな読者がついてくる漫画があってもいいじゃない?」みたいな部分は賛同できるのに、「商業誌だから沢山売れるほうが勝ちなんだから!」っていう部分はコア漫画好きとしては全面賛同はできないから、どうしても部数やアンケ順位を気にしたバトルは見たくはなかったんだけどね。
まぁ最初からエイジと戦うことがこの作品の目標だったんだから仕方ないか。締めに向かっているのは伝わってくる展開です。
そういう意味でも(苦笑)この巻の最大の見所は平丸x蒼樹ですよね。
最初のツンなユリタンからずっと好きだったので、丸くなったらなったでかわいいので、うっかり同人書きそうになってしまうのですが、告白に至るまでの平丸もかわいいですが、おkしてからのユリタンもかわいすぎて、あぁこれは平丸当然惚れるよなって思わないでもないです。
男が近寄れない程きれいで恋愛ベタだったら、いい年までデートらしきものをしたことないっていう人もいるんじゃないかなって、思わなくもないです。
多分ユリタンは恋愛したくてもそれを表に出せなかっただろうし。
その辺もまたかわいいので好きです。