岩本ナオのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
味覚など、普段生活していてもあまり意識しないだろう。当たり前にそこに存在しているものだからだ。では、味覚がなくなったら、どうだろう。何を食べても味がしない、食感が感じられる程度で、腐っていようが不味かろうが食べ続ける……。果たしてそれは、100%生きている状態と言えるのだろうか。
主人公の魚住真澄が味覚を失ったところから、物語ははじまる。彼の繊細で不安定な心は、この世界がもたらす強く、ときに不条理な刺激に耐えられない。鈍くあろう、鈍くあろうとするうち、心が半分死にかけ、味覚障害になってしまったのだ。
味覚を失うというのは、壮大な暗喩である。生と味覚は直結している。彼が味覚を回復するためには、生 -
Posted by ブクログ
シリーズ1、と表記してあるだけあって序章の話だなと思った。
これから久留米と魚住の関係がどうなるのか続きが気になる。
マリさんや響子さん、濱田さん等脇を固める登場人物たちがみんなすてきだったのが印象的。
恋に気付かない魚住と恋という自覚から逃げている久留米。こういうBL好きだな~!
そして、一般レーベルで完全なBLを出版しようと思った角川はすごいなと思いました。
帯にはBLって書いてあるけど…これ、BL苦手な人が読んだらどう思うかな。多少だけどR指定も入るし少し不安になった。
完結するころにはBLだとか気にならなくなるくらい素敵な作品に仕上がるんだろうなと思いながら続きを待機します。