山口つばさのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ僕には八虎のような器用さはないけど、彼の「まじめ」な行動パターンはすごくわかるし自分にも似ていた。周囲から求められる正解を探り当てるのが得意で、外面はいいんだけど、そうやって「攻略法」を探り当てることで評価されているのを自覚してもいるから、自分の実力ではない気がして、自分に自信が持てないっていう感覚。インポスターシンドロームとも言えるんだろうか。彼のような人は、受験戦争と過度の情報に晒される現代日本の若年層には結構多いんじゃないだろうか。
彼は普通の大学に進学するならたぶん淡々と順調な道を進むのだと思う。が、高校という比較的早い場で絵画に出会えたことは幸運だったんだろう。周囲から求められる正 -
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ねこ先生が好き
「全部なげうたないと私の作品を観てくれない」
これは本当に真実で
芸術じゃないけど自己表現をした事ある身としては
受け身では誰も、一流ではない自分に見向きもしてくれないのよね
だから、フックポイントを大量に作る必要があって
本当に心に引っかかる学生漫画だと思う -
Posted by ブクログ
ほんとは大学入って学んで出て行ってからの方が芸術家としてはメインの場面なんだろうな。そういう意味ではやっとスタートラインに立てたのだろうけど、個性的な方々か多すぎて私的には焦点が合わせにくくなりました。でも、教授の言葉に方向を見出して前進する八虎の姿は迫るものがありました。そういう言葉かけしてくれるのが学びの場なんですね。彼が何を掴みとるのかこれからが楽しみなんですが、登場人物クセが強すぎですよー。これが芸大の方々のリアルな姿なんですかね。そして芸大祭、こういうこと高校の文化祭でやったけど、大学でやるなんて羨ましすぎ。クオリティ高いだろうなあ、みてみたいなあ。
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Posted by ブクログ
お母さんとの会話と、森先輩との交換がグッときた。
色々美術館まわってたどり着いた私なりの答えと似たような話をしていた。
結局正解ってなくて、自分の心に響いたものが自分にとって大切で、誰かと同じでなくてもいいし、知識も技術もなくてもただ楽しめばいいんだって。
誰かの意見に流されていただけで自分の好きなもの得意なものがないと知ることも、視野が狭いことや自分のスキル不足も早く気づけるに越したことはないよね。。
構図の話は写真とかにも通じるから勉強になる。
どんな思いを抱えてるかも知らずに言われるの悔しいよね。熱い思いと裏腹に、まだ自分には実績がないと尚更。
武器が少ないからこそ、やることが -
ネタバレ 購入済み
なんでもそこそこ出来るけど特に何かに熱中することも
無かった主人公が美術と出会ったことで
美大を受験するために頑張る主人公の成長していく話で面白かった。 -
続きが気になる
TVの本屋さんがオススメしたい漫画で紹介されていて読んだ。なににも全力で興味を持てない主人公が1枚の絵を見て変わっていく様子にワクワクした。続きも読んでみたいと思った。