城田真琴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
●「『ビッグデータ』とは単にデータ量の増加だけを指すものではない。重要なのは、これまで無視してきたデータの価値に気づくことだ」。昨今のビッグデータを取り巻く環境の変化やビッグデータの活用について考える上で、筆者のこの主張は非常に興味深い。
●正直なところ、この本を読むまで、ビッグデータというのは消費者からネットや販売履歴等を通して、様々なデータを集めて、うまい具合にビジネスに活かすくらいの認識しかなかった。ところが、そんな単純な話ではなく、このビッグデータというものはそれこそ生活の有様や企業の在り方すら変えてしまいかねない大きな可能性に満ちていることがわかった。一見、データやITとは無縁そうな -
Posted by ブクログ
いまの世の中は、インターネットをベースに、様々なデータが飛び交っている。
「ビックデータ」とは、よくぞ名付けたものです。
ビックデータに関する知識、ビックデータに着目した最新のビジネスモデルや注目企業の紹介など、興味深く読ませてもらいました。
ハドゥープ(Hadoop)なんてキーワード、初めて聞きました。
(お恥ずかしい…笑)
さらにこれからビックデータを担う人材は、コンピュータサイエンスや統計知識、分析スキルなど、文系ビジネススキルだけではなく、理系のバックグランドを有する「データサイエンティスト」が必要だとのこと。
そして、この手の話が最近多いけれど、この分野に関しても日本は世界より遅れて -
Posted by ブクログ
「FinTech」という何やら得体の知れぬものを野村総合研究所らしく構成要素を分解し位置付けを整理し海外事例を引き合いに出しながら、既存金融に対するその衝撃度を伝える。
日本だと金融規制関連の法整備が追いついてない関係上、まだまだブレイクするまでには至ってないが、特に欧州におけるFinTechの躍進は顕著だ。ここはリーマンショックとイノベーションのジレンマに起因するところだが、AtomBankやOndeckに代表されるビジネスモデルの革新と、ブロックチェーンというテクノロジーの進歩によってまさにビッグバンが起きようとしている。本書内では日本独自のFinTechも提言されているが、規制事業的な -
Posted by ブクログ
従来の個人情報という枠を超えスマートフォンやウェアラブルデバイスにより知らず知らずのうちに収集されるパーソナルデータ。「新しい石油」として、様々な関連ビジネスが生まれつつある中、主にアメリカ・イギリスの事例を中心に、最新のパーソナルデータビジネスの概況をまとめた一冊。
これを読むと自分が思っていた以上に、パーソナルデータに関するビジネスがアメリカでは活性化しつつあることに驚かされる。日本の闇中小企業的な名簿屋と異なり、圧倒的な量とオプトアウトの仕組みも兼ね揃えたアメリカのデータブローカーの存在や、EUにおけるパーソナルデータの管理の主導権を消費者側に取り戻させるための様々な法整備など、日本が -
Posted by ブクログ
初心者には難しいところが所々あるが、読み応えがある。事例から、技術、法律、必要な人材まで、はばひろい。勉強しながら判らないところをこれから潰していきたい。
以下はメモ
従来のデータ分析との違いは、SNSによるデータの多様性、処理コストの低下、クラウドによる蓄積環境の不要さ
フライト予報、家電の買い時よそく、
課金ゲーム会社ジンガ、行動分析によりプレイヤーの離脱率、勧誘率、売上を向上させる。
カタリナの強みは商品の中身、嗜好まで考慮する点、中間事業者となることでより多くの消費者にアプローチする
コマツ、建設機械の稼働率、消耗品の交換時期を分析、効率的な配車、アイドリング、需要予測、エンジン