あらすじ
グーグル、マイクロソフト等がしのぎをけずる新技術「クラウド」により、PCは単なる箱と化し、会社からはサーバが消える。この大変化の本質と対策をビジネスの視点から平易に解説。
【主な内容】
第1章 姿を見せ始めた次世代コンピューティング・モデル/第2章 雲の中身はどうなっているのか/第3章 ネット企業がリードするクラウド・コンピューティング/第4章 ICT業界の巨人たちはネット企業に追いつけるか/第5章 クラウド・コンピューティング時代の企業IT戦略/第6章 クラウド・コンピューティングで何が変わるのか/第7章 クラウド・コンピューティング時代へ向けて超えるべきキャズム
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Posted by ブクログ
初心者にもとてもわかりやすい一冊。
ICTをすこしかじっているけど、クラウドの実務経験がないとかイメージがまだ弱い、というようなひとにオススメ。あっという間に読めました。
Posted by ブクログ
2009年に出版された本ではあるが、2012年現在に読んでも十分参考になる本だと思う。
いわゆる”クラウドコンピューティング”のWhatについて十分に記述がなされており、企業における利用例や導入におけるリスクなど、具体的な記述も参考になる。
それでいて読みこなすのにそこまで労力は不要であり、丁寧な記述に好感が持てる。
とりあえずクラウドについて知りたい人にお勧めできる一冊だ。
Posted by ブクログ
3年前(2009年出版)の書籍とは思わせない内容。
出版から3年後の今読んでみて日本のITが米国より遅れていることを実感できる一冊。今読んで納得できる内容ばかりだが、当時読んでも理解できなかった、話半分にしか受け取れなかった、かもしれない。
ネットブックの隆盛についてはタブレットの出現によって個別技術については少し違った事態になってきているが、基本的な考えは的中していると言っていい。
クラウドに関するビジネスに取り組む上で理解しておくべきことが書かれており、一読の価値はあった。
Posted by ブクログ
クラウドという言葉が昨今ほど流行る少し前に読んだ一冊。
仮想化技術の動向やGoogleの技術などITの潮流となるような内容を学ぶことができた。
Posted by ブクログ
とりあえずクラウドに興味があるんだったら、最初にこれを読めば安心。
2008年IT業界最大のバズワードなんていわれてる「クラウド」ですが、ぐぐってみても、いろんな定義があってさっぱりわかったきにならない、まさに雲をつかむような単語なのですが、この本読むとあら不思議。すっきりします。
シンプルに構成されてます。この定価で書き得る必要十分な記述量で、クラウド周辺を解説してくれます。こういう体系だった知識を得るにはネットをあれこれうろつくより、一冊本を読むのがすごく効率的な気がしますね。まだまだ本も捨てがたし。玉石混交の情報が入り乱れている現在、こういった知識の交通整理をしてくれるメディアは貴重です。
これを読めばクラウド関連の一通りの知識は身につくので、良書です。
Posted by ブクログ
以前読んだウェブ2.0の本で、グーグルが進めようとしている「情報発電所」の意味はある程度理解できていた。
今回、当該作品を読んで、その進展ぶりの速さに驚かされた。
各企業はやはり、それぞれにデファクト・スタンダードを目指し、覇権争いをしているのだろう。
智慧・知識・情報は人類共通の財産であるべきだし、そうでなくてはならない。
企業集積は当然あげなければならないが、人類の幸福度上昇を伴わない企業活動は淘汰されていくのだろう。
Posted by ブクログ
クラウド・コンピューティングについて分かりやすく書いてある。
他のクラウド本を読んだことが無いので比較はできないけど、これ一冊でかなりイメージを掴めた。
Posted by ブクログ
非常によくまとまっていて分かりやすい本だと思います☆「何となくは知ってるんだけど詳しく聞かれると分からない」と言った感じの人は是非一度読んでおくべき本だと思います。
Posted by ブクログ
新書でまとめられた内容も読んでいるが、やはりこちらのほうが厚みあり。
2013年の現在とは少し状況が変わって入るものの大きな方向性はずれていないのは著者の慧眼か時代の必然か。
クラウド事業を関する企業に入社を志す学生などはこういう本を読んで業界全般を俯瞰できる知識を養った上で企業選択をすれば良いのに、と思うが、学生の時はそんなこと誰も教えてくれなかったからなぁ。
Posted by ブクログ
この時点でバズワードの羅列に走らずに、ここまで平易にまとめられていたのは、やはりクォリティが高いのではないかと。読んだ当時はわかりませんでしたが。
Posted by ブクログ
TVコマーシャルでも「クライド」という言葉が流れている今日この頃。「クラウド」が何時までも雲の向こうでは面白くないので、読み漁っているクラウド関連の本の一つ。少し前に読んだ『クラウド化する世界』は、ビジネス面が主であったが、本書は、ビジネス面+技術面で理解することができた。
クラウドサーバの専門家からすると物足りないかもしれないが、サーバ仮想化Xen、分散処理技術MapReduce、Hadoop、エラー忘却型コンピューティングを支えるSawzall、Dynamo、分散ストレージBigTable、GFS、Webアプリ・フレームワークDjango、そのプログラミング言語Pythonのクラウドサーバを実現する上での位置づけが理解できた。
しかし、登場するクラウド関連企業が、ほぼ米国企業であり、日本企業が無いのは判ってはいるが、今後、ますます付加価値が機器+組込ソフトからクラウド上のサービスに移る中、日本企業はなんとかしなければならないと痛感する。また、スケールメリットによるコスト力で、従来のパッケージソフトやHDDに対して、クラウド上のソフトやストレージの利用コストの安さは利用者としては嬉しいが、クラウドを利用する毎に、お金が海外に流れていくと思うと、セキュリティ面も含めデータセンターの国内設置等を推進していくべきだと思った。
Posted by ブクログ
クラウドの中は雷鳴が轟く。今この時代がコンシューマー向けクラウドサービスから、エンタープライズ向けへと成熟している真っ只中にいることが、よくわかる。各社凌ぎを削り、将来への投資を惜しまず競い合っている一方、課題も多いがコンシューマーは緩やかに受け入れている。特に黒船を待つだけの日本では。
残念ながら当社は、サーバーの拡充を検討しなければならない程のITサービスを提供しているわけではないため、クラウド化する必要性はさほど感じない。従業員の目の前におかれているPCの活用用途はほぼコンテクストだが、コアコンピタンスはマーケティングノウハウ。よってと言うのも変な話だがミッションクリティカルは残念ながら人材である。その点が強さにも弱さにもなる。ノウハウが個々に蓄積されてしまう傾向が強い。その為社としてはPaaS同じく、従業員にしていて十分な性能と環境を与えねばならない。アーカイブすらできていない企業に未来はあるのか?
雇用条件が低下すれば優秀な人材から流出して行く。それも社の資産であるはずのノウハウと共に。必ずしもクラウドを活用する必要はないが、ナレッジセンターの開設と、将来に向けた業務フローの改善が急務である。
またそのナレッジを活用したBtoCサービスは創造できないだろうか、、、。その時こそクラウドであることは間違いない。
Posted by ブクログ
2011年10月の現在では、いささか古いこともあるが、出版の2009年2月の時点では、クラウドの本質をとらえて、その可能性と危険性を上手にまとめた良書だと思える。
基本的なクラウドの方向性に変わりはないが、例えば巻末のネットブックがこれからクラウド時代の主役に近いのではという表現は、現在では、スマートフォンとタブレットが席巻しているなど、2年半前では想像もできない状況の変化は読めないのは仕方がないと思う。
HaaS、PaaS、SaaS、事業規模における利用の可能性など、クラウドをしっかりと学びたい人にはお勧めではないか?
what is cloud(computiing)?には答えてくれるが、 How to use?には答えてくれないので、その点は別途当たる必要があると思う。
Posted by ブクログ
買ったけど放置してた。でもまたIT関係に
近くなるかもと思ってよんだら久しぶりに
IT系でカーネルジャンボパッチが知識として
あたった。
まあずーとIT業界にいたらふーんだったかも。
でもIT業界は大変なことは確かだね。デジタルの
世の中なのでIT業界がなくなることはないと思うけどね。
Posted by ブクログ
とても詳しく調べてあり、情報量がすごいと感じた。クラウドコンピューティングがどのようなものかなんとなくは理解した。が、まだ自分の勉強不足を感じたので、また勉強してから読み直そうと思う。
Posted by ブクログ
復習のつもりで・・・と思って読んだら案外知らないことや忘れていることがあってビビった。
ちょっと前の本だからさらに進んでいるのだけど、一応当時の詳細なデータとして参考になった。
それにしてもほんとワークステーションの再来感が強い・・・。
Posted by ブクログ
CRMやSFAなどはクラウドに安い既製品があって費用対効果が高い考えますし、 コンテクスト業務系のシステムはいずれクラウドに移行していくのではないでしょうか。SIerにとってかなりの脅威ですね。
Posted by ブクログ
しっかりと調査している本だなと。
色々と有益な情報を得ました。
具体例もちゃんと押さえていて、クラウドコンピューティングを使うことによって享受できる事のイメージがつける事が出来た。
ただ、あくまでも海の向こうの話なので
これが日本で実現されていくのは何時なのだろうか。
誰が展開していくのかなと。
今後の動向が気になります。
Posted by ブクログ
クラウド・コンピューティングのなんたるかについて知りたくて手にとった、クラウド関連1冊目。
全くの素人であったが、定義から詳しく述べてあり、最初は苦労したものの進んでいくうちにかなり消化できたように思う。読み終わってみるとクラウドの本質やその周辺にもたらされるであろう、またはすでに起こった、変化についても過不足なく書かれていて非常によかったと思う。
ただ、1回で全てわかったとはとても思えないので、今後読み込んでいきたい。
Posted by ブクログ
クラウドコンピューティングサービスとは買わずにインターネットを介して利用するシステムでこれまで個別に設置してきたサーバーやアプリケーションが必要なくなるというものらしい。自分はIT業界の人間でないのでそれほど実感がわかなかったが自分のような業界に明るくない者にも網羅的でわかりやすく解説してくれている。
Posted by ブクログ
まあタイトルほどの衝撃は無かったがよくまとまっている。
一年半で記述が少し古く感じるくらい変化が激しい領域でもあるのだろう。
基本的な流れとしては納得できるが「クラウド」自体はやはりバズワードなのではないかな。
Posted by ブクログ
最近騒がれている、クラウドコンピューティングについて、概要が知りたくて読んだ。
概要だけなので、最初の1/4だけ読んだ。あとは専門家の裏話っぽいので、読んでない。
要は、インターネットが巨大なサービスコンピュータになったと。ブラウザがその端末だと。
だから、みんなで「バルス!」とツイートしても、ダウンしないわけだ。僕のバルスと君のバルスは全然違う国のサーバに吸い込まれていく。そういうことか。すげ〜。
Posted by ブクログ
クラウドとASPの違いがいまいちよくわかっていなかった。業界から見ればクラウドとはいわゆる圧倒的HWリソースと異常系を受け流すコンセプトが特徴なのではないかと思う。そして供給側には果敢な投資があってこその勝負であり、スモールスタートとか縮こまっているようではプレイヤーとして参戦できないよな。
Posted by ブクログ
クラウド・・・インターネットそのものが計算処理(Computing)を担うということ
グーグル検索による演算をどこの施設で行っているかは気にしない。すんなり利用している
コンセントにプラグを差し込むのと同じくらい簡単に、インターネットに接続するだけで、必要なITリソースが利用できる
Posted by ブクログ
世に「クラウド・コンピューティング」という言葉がメジャーになりつつあった頃に、読んだ本です。
クラウドには、HaaS(またはIaaS)、PaaS、SaaSといった種類があることもきちんと説明しているし、クラウドの歴史や代表的なサービスの紹介もされており、「クラウドとは一体何?」という疑問に答えるのに最適な一冊ではないでしょうか。
(終)
Posted by ブクログ
IT業界に居ながら今頃読み終わりました。二年前に書かれたことが今現実になるなど、IT業界の変化も結構時間がかかりますね。IT屋さん諸氏にはぜひトレンドを流行と片付けず本当に良いものはいいのだと腹を括って取り組んで欲しいですね。
Posted by ブクログ
ナイス本!
面白い&わかりやすいクラウドコンピューティングの入門書。内容は基本的。
ネット企業、システム屋、メーカーなど各業界・各企業によって取り組み方が違って面白かった。
確かにこの変化のデカさは個人にとっても企業にとっても衝撃かも。
知らないとピンチ。