城田真琴のレビュー一覧
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TVコマーシャルでも「クライド」という言葉が流れている今日この頃。「クラウド」が何時までも雲の向こうでは面白くないので、読み漁っているクラウド関連の本の一つ。少し前に読んだ『クラウド化する世界』は、ビジネス面が主であったが、本書は、ビジネス面+技術面で理解することができた。
クラウドサーバの専門家からすると物足りないかもしれないが、サーバ仮想化Xen、分散処理技術MapReduce、Hadoop、エラー忘却型コンピューティングを支えるSawzall、Dynamo、分散ストレージBigTable、GFS、Webアプリ・フレームワークDjango、そのプログラミング言語Pythonのクラウドサーバ -
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クラウドの中は雷鳴が轟く。今この時代がコンシューマー向けクラウドサービスから、エンタープライズ向けへと成熟している真っ只中にいることが、よくわかる。各社凌ぎを削り、将来への投資を惜しまず競い合っている一方、課題も多いがコンシューマーは緩やかに受け入れている。特に黒船を待つだけの日本では。
残念ながら当社は、サーバーの拡充を検討しなければならない程のITサービスを提供しているわけではないため、クラウド化する必要性はさほど感じない。従業員の目の前におかれているPCの活用用途はほぼコンテクストだが、コアコンピタンスはマーケティングノウハウ。よってと言うのも変な話だがミッションクリティカルは残念なが -
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2011年10月の現在では、いささか古いこともあるが、出版の2009年2月の時点では、クラウドの本質をとらえて、その可能性と危険性を上手にまとめた良書だと思える。
基本的なクラウドの方向性に変わりはないが、例えば巻末のネットブックがこれからクラウド時代の主役に近いのではという表現は、現在では、スマートフォンとタブレットが席巻しているなど、2年半前では想像もできない状況の変化は読めないのは仕方がないと思う。
HaaS、PaaS、SaaS、事業規模における利用の可能性など、クラウドをしっかりと学びたい人にはお勧めではないか?
what is cloud(computiing)?には答えてくれ -
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最近、AIエージェントを作った。
いつも報告書をミスする部下に、
私に提出する前に、このAIエージェントと壁打ちするように、
と指示したのだ。
通常のAIは相手に寄り添う。
どんな文章を書いても、まず褒める。
私のAIエージェントは褒めない。
曖昧さ、主語のなさ、数字のなさ、根拠のなさ、見積もり時間の甘さ、
それらを突っ込む。突き返す。
そういうAIエージェントを作ったのだ。
半ば偶然。
もともとはシステムテストをしたことのない部下のために、
わかりやすいテストシナリオをAIを使って作ってあげようとしたのだ。
そこでAIに話しかけるうち、部下のミスの度合いなど相談に乗ってもらううち、
これはA -
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NRIの城田さんの本は比較的こうしたテックトレンドについて、わかりやすく説明してくれる感があって安定感があると思っており、本書はいわゆるFintechのトレンドの中でも近年の重要な概念とされる組み込み型金融サービスことEmbedded Financeについてまとめたものである。
Embedded Financeの特徴は、決済・融資・貯蓄などの金融サービスが、非金融系のサービサーが提供する諸々のサービスの中に融合され、ナチュラルなユーザー体験を提供する、という点にある。その点では、いわゆるFintechの初期から言われてきたような金融サービスのアンバンドリングの議論の流れにあるものであるが、よ -
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既存サービスに金融サービスを組み込んで提供を行う「エンベデッド・ファイナンス」について、事例を紹介しながら説明した本。サービス実例が豊富に紹介されており、まさに冒頭の「すべての企業は金融サービス企業になる」という言葉通りだなと感じた。
消費者と多くの接点を持つ非金融企業はBAASを利用することで
自社サービスに金融サービスを組み込んでワンストップな顧客体験を提供できる。ビル・ゲイツ氏の「銀行機能は必要だが、銀行は必要か?」というのはまさにこのことだと感じる。エンベデッド・ファイナンスに取り組む企業は決済エコシステムの確立を狙っているが、顧客接点を失いつつある金融機関やスマートなサービスを享受