エンベデッド・ファイナンスの衝撃―すべての企業は金融サービス企業になる

エンベデッド・ファイナンスの衝撃―すべての企業は金融サービス企業になる

1,980円 (税込)

9pt

2015 年ごろから国内でもブームとなったフィンテックでは、数多くのスタートアップが誕生したほか、メガバンクや地銀、大手の証券・保険会社に加え、通信キャリアなども巻き込み、大きなトレンドとなった。
本書のテーマである「エンベッデッド・ファイナンス」は、日本語では「組み込み金融」、「埋め込み金融」、あるいは「モジュラー型金融」などと呼ばれ、「金融以外のサービス提供企業(非金融企業)が、既存サービスに金融サービスを組み込んで金融サービスを提供する」ことを意味する。
代表的なサービスとして、EC サイトが提供する「後払い(決済)」サービスなどが挙げられ、フィンテックの次の一大トレンドとして注目されつつある。エンベッデッド・ファイナンスに対する取り組みはフィンテック同様、欧米企業が進んでいるが、国内企業もメルカリ(メルペイ)の「ふえるお財布」(資産運用サービス)やファミリーマートによる消費者金融事業への参入など、動きが盛んになっており、2021 年以降、金融機関はもちろんのこと、小売・通信・サービス・航空・ITといったさまざまな業界の企業を巻き込み、大きく進展していくと予想される。
本書では、エンベッデッド・ファイナンスの定義、背景などの基本から、国内外の具体的なサービスの紹介、AFA の取り組み、金融/非金融企業それぞれが考えなければならない対応策など、さまざまな観点から世界的に大きな盛り上がりを見せているエンベッデッド・ファイナンスの世界を詳細にレポートする。

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エンベデッド・ファイナンスの衝撃―すべての企業は金融サービス企業になる のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    日常にたくさん存在する「◯◯Pay」。どれを使えばいいか分からないくらい存在する。
    しかし、恥ずかしながら、こういった決済サービスが何にカテゴライズされ、どのような仕組みで提供されているのか、理解していなかった。
    なぜ色んな企業はエンベデッドファイナンスやBaaSを利用できるのか、そして金融機関と非

    0
    2024年10月17日

    Posted by ブクログ

    サービス提供するにあたり、最終の決済も何かしらの形でやる、そのデータをもとに融資機能ももつ、リアルでも買い物ができるようにカードも作る、というように経済圏の窓口を広げていく感じがすごい。
    しかしいろんな事業会社がそれに取り組みたいが、簡単ではないがゆえにBaasが利用できる市場があるのだろう。
    金融

    0
    2022年09月14日

    Posted by ブクログ

    エンベデッドファイナンスの衝撃

    近年のエンベデッドファイナンスの世界での流れや国内での流れについて幅広く書かれている。エンベデッドファイナンスとは何なのかを理解したい人にはうってつけの本であると感じる。エンベデッドファイナンスとは、一言でいうならば「人々の活動のコンテキストの中に金融体験を埋め込む

    0
    2022年03月13日

    Posted by ブクログ

    利用者目線だとあまり感じてこなかった「組込み」が腑に落ちた。
    特にメルカリの事例さ面白かった。メルペイって不思議だなーと思っていたが、組み込まれていたのか、、、更にメルカリの利用実績が与信になるというのも面白かった。
    未来の金融ビジネスを考えるうえで何度か読み直したい。

    0
    2023年11月18日

    Posted by ブクログ

    仕事で知識として必要になったため購入。エンベデッドファイナンスやBaaS関連で情報がまとまっているのは、この本以外にあまり無さそうでした。
    エンベデッドファイナンスの基本的な仕組み、成り立ちの経緯や、国内外の事例など、分かりやすく整理されています。
    一方で、事例の深堀りや、この先どうなっていくかなど

    0
    2023年05月28日

    Posted by ブクログ

    エンベデッド・ファイナンスについてよくまとまっている本。こういう本の傾向として旬を過ぎると読めなくなるけれど、まだ発売から1年ぐらいなので読むことができる。加えて著者が各ビジネスの構造をよく捉えているのも時の経過に抗える要因だと思う。
    金融機関は土管化するかしないかというのは難しい問題。路面店もなく

    0
    2022年11月06日

    Posted by ブクログ

    近年様々な取り組みが試行されている、エンベデッド・ファイナンスに関する潮流を、国内外の企業の事例を交えて紹介

    消費者にとっての利便性をいかに向上させるかが鍵となる

    BNPLは消費者にとって購入機会を増加させる便利なサービスだが、使いすぎにならないよう金融教育も推進していく必要があるだろう

    0
    2022年03月03日

    Posted by ブクログ

    よく理解できた。
    エンベデッドファイナンスの5領域や各企業の取り組み例が豊富。
    SBI住信やGMOあおぞら銀行の活動に期待。従来の金融機関からそのまま置き換わっていくわけではない事がわかった。

    0
    2022年01月01日

    Posted by ブクログ

    読み物としては興味深い米国と国内の組み込み型金融の動静に触れた書籍。
    決済は進み、投資は遅れているという潮流に変化はないと思うがスーパーアプリ化も一筋縄ではいかない中どうなるかは見ていきたい。

    0
    2024年05月27日

    Posted by ブクログ

    フィンテックの次ということで、エンベデッド・組み込み型金融サービスの話。
    銀行金融機関のBaasの考え方、土管の考え方は
    面白いと思います。
    ただ、金融系のアプリって当然セキュリティのこととかがあるので、難しいのかもしれませんが。もっと直感的なUIで
    使いやすくならないのかなあと思います。

    割とべ

    0
    2022年10月21日

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