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2015 年ごろから国内でもブームとなったフィンテックでは、数多くのスタートアップが誕生したほか、メガバンクや地銀、大手の証券・保険会社に加え、通信キャリアなども巻き込み、大きなトレンドとなった。
本書のテーマである「エンベッデッド・ファイナンス」は、日本語では「組み込み金融」、「埋め込み金融」、あるいは「モジュラー型金融」などと呼ばれ、「金融以外のサービス提供企業(非金融企業)が、既存サービスに金融サービスを組み込んで金融サービスを提供する」ことを意味する。
代表的なサービスとして、EC サイトが提供する「後払い(決済)」サービスなどが挙げられ、フィンテックの次の一大トレンドとして注目されつつある。エンベッデッド・ファイナンスに対する取り組みはフィンテック同様、欧米企業が進んでいるが、国内企業もメルカリ(メルペイ)の「ふえるお財布」(資産運用サービス)やファミリーマートによる消費者金融事業への参入など、動きが盛んになっており、2021 年以降、金融機関はもちろんのこと、小売・通信・サービス・航空・ITといったさまざまな業界の企業を巻き込み、大きく進展していくと予想される。
本書では、エンベッデッド・ファイナンスの定義、背景などの基本から、国内外の具体的なサービスの紹介、AFA の取り組み、金融/非金融企業それぞれが考えなければならない対応策など、さまざまな観点から世界的に大きな盛り上がりを見せているエンベッデッド・ファイナンスの世界を詳細にレポートする。
Posted by ブクログ 2022年09月14日
サービス提供するにあたり、最終の決済も何かしらの形でやる、そのデータをもとに融資機能ももつ、リアルでも買い物ができるようにカードも作る、というように経済圏の窓口を広げていく感じがすごい。
しかしいろんな事業会社がそれに取り組みたいが、簡単ではないがゆえにBaasが利用できる市場があるのだろう。
金融...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月13日
エンベデッドファイナンスの衝撃
近年のエンベデッドファイナンスの世界での流れや国内での流れについて幅広く書かれている。エンベデッドファイナンスとは何なのかを理解したい人にはうってつけの本であると感じる。エンベデッドファイナンスとは、一言でいうならば「人々の活動のコンテキストの中に金融体験を埋め込む...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月28日
仕事で知識として必要になったため購入。エンベデッドファイナンスやBaaS関連で情報がまとまっているのは、この本以外にあまり無さそうでした。
エンベデッドファイナンスの基本的な仕組み、成り立ちの経緯や、国内外の事例など、分かりやすく整理されています。
一方で、事例の深堀りや、この先どうなっていくかなど...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月06日
エンベデッド・ファイナンスについてよくまとまっている本。こういう本の傾向として旬を過ぎると読めなくなるけれど、まだ発売から1年ぐらいなので読むことができる。加えて著者が各ビジネスの構造をよく捉えているのも時の経過に抗える要因だと思う。
金融機関は土管化するかしないかというのは難しい問題。路面店もなく...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月21日
フィンテックの次ということで、エンベデッド・組み込み型金融サービスの話。
銀行金融機関のBaasの考え方、土管の考え方は
面白いと思います。
ただ、金融系のアプリって当然セキュリティのこととかがあるので、難しいのかもしれませんが。もっと直感的なUIで
使いやすくならないのかなあと思います。
割とべ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月27日
NRIの城田さんの本は比較的こうしたテックトレンドについて、わかりやすく説明してくれる感があって安定感があると思っており、本書はいわゆるFintechのトレンドの中でも近年の重要な概念とされる組み込み型金融サービスことEmbedded Financeについてまとめたものである。
Embedded ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月16日
既存サービスに金融サービスを組み込んで提供を行う「エンベデッド・ファイナンス」について、事例を紹介しながら説明した本。サービス実例が豊富に紹介されており、まさに冒頭の「すべての企業は金融サービス企業になる」という言葉通りだなと感じた。
消費者と多くの接点を持つ非金融企業はBAASを利用することで
...続きを読む
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