小山太一のレビュー一覧

  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

    Posted by ブクログ

     めちゃくちゃ面白いわけではない。でも読み進んでしまう。何をさておき読もう、とはならないが、空き時間に読むのにちょうどいい。読ませるのが上手いんだな。登場人物も個性的だし。

    0
    2022年02月23日
  • 自負と偏見

    Posted by ブクログ

    書店で「傲慢と偏見」で探してて見つからないというのを二回くらいやって購入、滑稽な人が次々と出てくるため「吾輩は猫である」を読んでる時の様な感覚に…下手な展開ですが、二人の感情が爆発してからは楽しめました。
    名前を追うのに少し苦労した。

    この人痛い目に合わないかな〜って人が結構いて、現実にもいるので笑えない感じでした。前半がなかなかつらかったけど、そういう人間観察、描写がこの作者の持ち味なのかな

    0
    2021年12月27日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

    Posted by ブクログ

    親切でお人好し、だけどちょっと要領の悪いバーティーの所に新しくやってきた従僕のジーブズは、非常に機転の効くよく出来た使用人。なんとなく主従逆転のようなこのコンビが暮らしの中のちょっとした問題を解決する。

    出来の悪いバーティーも嫁をもらえばしっかりするだろう…と、次々と花嫁候補を紹介するアガサ伯母さん。バーティーはこの伯母さんに頭が上がらない。

    親友のビンゴは次々と新しい女の子に恋をして…次々と振られる。相手はウエイトレスだだったり、家庭教師だったり、社会主義運動家だったり…相手構わず?懲りずに邁進するビンゴの恋路にバーティーは振り回される。
    ーーーーーーーーーーーーーーーー
    ジーブズは確か

    0
    2021年12月09日
  • ボートの三人男~もちろん犬も~

    Posted by ブクログ

    イギリス、テムズ河をボートで渡る3人と犬の旅。そんなことができるのかと思いつつ、読む。ボートから眺める情景びは情緒があるが、エピソードはかなりの誇張表現です。最初はそのユーモアを楽しめたが、イギリスの歴史に絡むエピソードは知識がなくて理解し難い部分が多く後半はやや退屈に。印象に残ったのは第三章のポジヤー伯父さんによる、絵を壁にかけるエピソードですね。周りに迷惑をかけまくっているのに本人は自分が正しいと信じきっている自己中さ。あとは11章のジョージによる早起きエピソードかな。
    ボート旅行については、ユーモア小説故に3人は喧嘩ばかりの印象です。

    0
    2021年11月13日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

    Posted by ブクログ

    従僕(執事)であるジーヴズと雇い主であるバーティ・ウースターによる
    ドタバタなユーモア小説

    短編集で7編収録されている
    この作品は選集の第1弾ってことになりますね
    初めて作者の作品に触れたし
    海外の近代文学ってことになるのでしょうか
    1922年前ごろの作品が収録されていますが
    日本で言うと大正時代になりますが
    読んでいてそんなに古い時代とは感じなかったのが
    印象的

    雇い主のバーティが友人のビンゴのためにひと肌脱ぐ
    話しでは危険を冒してことを起こしたのにもかかわらず
    思わぬ展開になり失敗してしまうという
    バーティという人物が象徴されるような話しになってました

    0
    2021年08月17日
  • ボートの三人男~もちろん犬も~

    Posted by ブクログ

    1889年の作品とは思えない読みやすさで(光文社古典新訳文庫の好きなところ)、内容はタイトル通り、三人の男「J」、「ハリス」、「ジョージ」と、犬の「モンモランシー」が、ボートに乗ってテムズ河を遡っていくユーモア物で、何か変な書き方だけれど、昔もこんなベタなユーモア物があったんだなと思いました。でも面白かった。

    まずボートで出発する前に色々起こり、なかなか旅が始まらないなと思い、出発したらしたで、過去の思い出話など横道に逸れまくる展開も、最初は戸惑いましたが、慣れると、これはこれで面白い。

    また、それとは対照的に、自然や歴史の丁寧過ぎる程の細やかな描写もあり、そこに浪漫や美しさ、寂寥さを感じ

    0
    2021年04月03日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

    Posted by ブクログ

    もう古くなってしまった時代の産物のような「紳士と従僕」に庶民は憧れるのだよね。あくまでも主人公は従僕のジーヴズである。ちょっとゆるーい金持ち若者に、やや意地悪な仕えかたで、本人並びに友人の事件・難問を解決しながら働いているのが、なんともおかしみがある、ユーモア光る軽い読み物で、そこが心地いい。今時、時代離れしているからね。

    この作者はそのような作品を膨大な数をものして、イギリスをはじめアメリカでたくさん発表しつづけたという。しかも93歳の長生きだった(1881~1975)から、その全作品をまとめるのはなかなか容易ではないというが、してやられるお坊ちゃんという構図が好まれる心理はわかるから人気

    0
    2021年03月09日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

    Posted by ブクログ

    小さい頃、このシリーズの小気味良さにハマっていた記憶があり、懐かしくなり手に取りました。
    変わらずの鮮やかさではありましたが、今一冊丸々読むとちょっと食傷気味。好感を持てる登場人物がほぼ全くいないのが他作品には中々無い特徴だと思いました。

    0
    2021年03月04日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

    Posted by ブクログ

    続きも読んでみました。

    1作目の方が面白かったように思います。


    ジーヴズがドラえもんに見えてきました…

    0
    2021年02月05日
  • ボートの三人男~もちろん犬も~

    Posted by ブクログ

    愛すべき三人と一匹が、オーバーワークの“休養”と称しつつ、手漕ぎボートでテムズ河を上る旅。タフな人たち(&犬)です。道中も回想場面もハプニング満載で飽きることはありませんでしたが、ところどころに薄っすら漂う不穏なあれこれが印象に残って、ビクトリア朝時代の不思議な毒気にあてられました。

    0
    2020年12月21日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

    Posted by ブクログ

    セイヤーズやオルツィの推理ものに夢中になった時期はあったけど、まだまだ知らない20世紀初頭のイギリスの探偵物作家がいらしたんだ、ということで話題にならねば読む機会のなかった一冊。たしかに軽くて楽しい意味深い読物です。

    ジーヴズという賢くて世慣れた執事がついていれば、お気楽で自律性や自立性のない若殿が、生き馬の目を抜く世の中を渡っていけるっていうの。生計を身内の支援で暮らしているのに幅とって、若き殿のこと故、魅力的なしかし、いわくありげな、ふさわしくない女性に惚れてしまい、困った挙句、修正してもらうのがこの執事さんなので。

    しかも、若殿バーティーばかりでなく、竹馬の友ビンゴまで同じようなこと

    0
    2020年12月03日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

    Posted by ブクログ

    ミステリーかと思って読み始めたけど、間抜けな主人バーティに仕える従僕ジーヴズが主人の困りごとを解決していくという話だった。
    短編集だし、話も重くなくて読みやすいので、気楽に読みたい気分のときにピッタリの一冊。

    0
    2020年07月19日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

    Posted by ブクログ

    まぁ面白いっちゃあ面白いんだけどね。
    ちょいちょいイラッとさせられるというか、ジーヴス先生のやることが、そんなにすごいか?というか、納得いかんこともあったりで、と思ったけど、実はこれがUK風のユーモアなのか!となったりもする。
    というわけで、先生とはほぼ関係の無い最後のビンゴの話がやけにハラハラドキドキして楽しかった。なんだかなー。

    0
    2020年04月03日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

    Posted by ブクログ

    ちょっと気分を変えよう。
    そこで選んだのはジーヴス。

    相変わらずちゃらんぽらんな生活を送る主人公のバーティ、口うるさいアガサ叔母、惚れっぽい幼なじみのビンゴなど、おなじみの人物にまた会える。
    かれらのドタバタも相変わらず。
    凶暴な白鳥に睨まれてフィルマー大臣閣下とバーティが東屋の柱にしがみつく図を想像すればいい。
    ジーヴスは―、前と比べるとちょっと存在感が薄い?
    騒動の裏で暗躍している感じだった。

    古き良き時代のユーモア小説。
    日本も中村正常とか、そんな時代の作品に通じる味わいかしらん?

    0
    2020年02月24日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

    Posted by ブクログ

    面白かったので続編も読んでみました。
    私が思うに日本でいうドラえもんに似てるなって思ってしまいました

    0
    2019年10月29日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

    Posted by ブクログ

    こちらはシリーズ第二弾で、前作より先に読んでしまったけど問題なく読めた。
    人はいいけど頼りない主人バーティとその友人(主にビンゴ)が巻き起こすゴタゴタを執事のジーヴズがスマートに解決してくれる。
    シュールで時々ブラックで、まさにイギリスのユーモア小説という感じ。
    主人に忠実に尽くしてくれてるようでいて時々意地悪な助け方をするジーヴズが好き(笑)

    0
    2019年10月06日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

    Posted by ブクログ

    「皇后陛下もご愛蔵」なれば平成までに読み終わりたかったのだが、前作に引き続き、のほほ~んとしたストーリーに、飽きてきたのかページが進まず、令和に突入してしまった。

    ビンゴにはいいように利用され、ジーヴズの手のひらで転がされるバーティが、なんだか可哀想になってきた。

    こんな感じの話が続くなら、もうここまでで充分かな。

    0
    2019年05月02日
  • ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻

    Posted by ブクログ

    帯の「皇后陛下もご愛蔵」の一言につられて書店で購入。
    予備知識が無かったので「執事が主人の容疑を晴らすため、殺人事件の解決でもするのか!?」と勝手に期待していたのだが、違ったテイストだった(笑)
    考えてみれば「皇后陛下のご愛蔵」ならば、血なまぐさい殺人事件など無くてあたりまえですよね。

    知性は足りないが人のいい主人と、たぐいまれなる才智と騎手のごとき手綱さばきで、主人を操る執事。
    二人の関係性の面白さに加え、なんとも、のほほ~んとした事件の数々。
    結構、面白かったです!

    0
    2019年03月19日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

    Posted by ブクログ

    2019.02.17 #005

    このシュールなジーブスの華麗な解決が楽しい。
    最初は読解が難しく苦戦していたが、最後にはイギリス的ユーモアに苦笑してしまうほど。

    0
    2019年02月17日
  • ジーヴズの事件簿 大胆不敵の巻

    Posted by ブクログ

    うーん、なにか読み進めるごとに登場人物たちにいら立っていくのは自分だけなのだろうか笑

    この時代はこれが普通なのかしら。。。

    0
    2019年02月10日