ジェフリー・フェファーのレビュー一覧

  • スタンフォード大学の人気教授が明かす 教養としての権力

    Posted by ブクログ

    洋書ベースということもあり事例部分が多めで、ライトなビジネス書よりはボリュームもあります。

    「権力を使う」ことに対して個人的には無頓着な方だったのですが、そのあたりのマインドセットにグサグサきた本でした。

    0
    2025年10月07日
  • スタンフォード大学の人気教授が明かす 教養としての権力

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本書の原題は「7 RULES OF POWER」。
    相変わらずフェファー先生の著書にハズレなし!
    リーダーは謙虚であれ、誠実であれ、といったリーダーシップ論とは一線を画す内容であり、なんとも言えぬ複雑な読後感を味わえる本書ではありますが、理想論だけで現実社会を生き延びることはできない、ということをまざまざと思い知らされます。

    世界は必ずしもフェアで公正ではありません。
    リーダーシップを考える上で、理想や価値観は重要ですが、そういった原則と、リーダーシップのスキルや戦術を混同することは問題があるようです。
    「崇高で立派な目的」を達成するためには、ある意味でどんな手段を取っても許されてしまう、と

    0
    2025年09月24日
  • なぜ、わかっていても実行できないのか 知識を行動に変えるマネジメント

    Posted by ブクログ

    フェファー氏の著書にハズレなし!
    原題は“THE KNOWING-DOING GAP”。
    ビジネスに必要な知識は理解していても、それが行動に現れない「知識と行動のギャップ」に鋭く切り込む一冊です。

    本書の初刊は2000年で、今回読んだのは2014年の復刊版ですが、初刊から四半世紀を経た今でもなるほどと思わされることばかり。
    知識を行動に変えるマネジメントは、今もなかなか実践されていないということなのでしょう。

    そこで、「行動を起こすためのガイドライン」(第8章)から印象に残った点を、自分なりにまとめてみます。
    ◯大事なのは哲学〜「どうやって?」より「なぜ?」と問うことで、行動の裏にある哲学

    0
    2025年03月30日
  • 悪いヤツほど出世する

    Posted by ブクログ

    こうあるべきだと言う規範とこうであると言う事実を混同しないこと。また他人の言葉ではなく、行動を見るということが大事です。

    それともう一つ、白か黒かで考えないことです。どこかに悪い人間がいて、悪事ばかりか、働いているなら、彼らを隔離して絶滅させれば良いのです。だが、善と悪を分ける境界線は、あらゆる人間の心の中にあります。自分の心を隔離して、破壊することを望む人間がいるでしょうか。

    0
    2025年02月10日
  • 悪いヤツほど出世する

    Posted by ブクログ

    タイトルは気を衒った感じがするが(タイトルに惹かれたのは間違いない)、内容は「現実を受け止めろ」ということが主たるメッセージであるように、さまざまな事例を用いて現代のリーダーシップ論が現実と乖離しているかを論じており、冷静に思考することの大切さを伝えている。
    見たくないもをつい見ないようにしてしまう自分にとって、良いことも悪いことも存在する現実を直視すべきであるという考えを常に持っておきたいと思わせてくれた著書である。
    著者の別の作品もすぐに読みたいと思った。

    0
    2024年04月21日
  • なぜ、わかっていても実行できないのか 知識を行動に変えるマネジメント

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とても大事な哲学がこの本にはあったと感じた。
    知識をどのように行動に繋げるかのプロセスを妨げる個人の感情や価値観だけでなくそれに影響している企業文化や評価システムなど、なるほど…っと考えさせられるものが多い。
    最も大事な点と私が感じたのは知識には失敗の経験も含まれている点だ。
    失敗に関する本でもここで書いてあることと同様にどう学び活かすかを重要視している…
    が、この本ではそれを組織としてどう言う態度でその失敗と向き合い赦す文化を構築するかが大事だと私は読み取った。

    この能力を伸ばすと言う考えよりも、組織として全体での生産性に繋げる考え方を学べる良書と私は感じました。

    私個人としては
    恐怖政

    0
    2024年03月27日
  • 出世 7つの法則

    Posted by ブクログ

    組織の中で上に登っていくノウハウ7つがエビデンスベースで書かれている良書

    出世するために必要な知識以外にも
    組織内で使われる「権力」「権威」「社会的なステータス」についての基礎的な知識が付くのでオススメ

    一般社員からリーダー職やマネージャーを目指す前に読んでおきたい本です

    0
    2023年11月25日
  • なぜ、わかっていても実行できないのか 知識を行動に変えるマネジメント

    Posted by ブクログ

    本書のテーマは、こうです。
    何をすべきかわかっているのに、だれもそれを実行していない。それを、「知識と行動のギャップ」と呼ぶことにする。
    「知識をむやみに詰め込むだけではだめだ。いますぐ実行せよ」
    「なぜ、実行できない」のかではなく、「どうすればできるのか」

    ①問題を話しただけで仕事をした気になる
    ・問題点を反し合っただけなのに、仕事をこなした気になることがある
    ・コンサルが実行まで提示してくることはまれである
    ・単純なアイデアはだれでも簡単にまねできる

    ②過去のやり方にこだわりつづける
    ・あらゆる決定を一からやり直すことはできないとはいえ、すべてを過去に頼ることも賢明ではない
    ・問題にぶ

    0
    2023年10月23日
  • 悪いヤツほど出世する

    Posted by ブクログ

    1.ずっと気になっていたリーダーについての本音の部分だったので読みました。

    2.「リーダーとは謙虚であれ」という理想を裏切る内容が書かれています。本書ではリーダーについての実態が調査され、実際に出世している人達はどのような人格なのか、どのような立ち振る舞いをしているのかを書いています。

    3.謙虚とは控えめで素直であること、と定義されているのですが、リーダーにおける謙虚さは定義がズレるのだと思いました。そもそもリーダーは人の前に立つことが求められるので控えめでいることは難しいと思います。
    リーダーにおける謙虚さは
    ・素直さ(ミスした時に他人のせいにしない等)
    ・人を傷つける嘘はつかない
    と言

    0
    2022年08月29日
  • ブラック職場があなたを殺す

    Posted by ブクログ

    著者の主張は今すぐ全部は実現できないと思う。しかしながら、フリーランスで働くことや在宅ワークで働くことが隆盛となっている現在。またそれも困難でなくなくブラック企業で働かざるおえない方に是非読んでいただきたい。

    0
    2022年07月29日
  • ブラック職場があなたを殺す

    Posted by ブクログ

    1. 私の知り合いがブラック企業に勤めているものの、なんだかんだで辞めようとしない心理について知りたくなったので読みました。

    2.ブラック職場の特徴は①裁量権がないこと、②ソーシャルサポートが整っていないことです。つまり、人間個人を尊重する意志がないことと、安全な環境を構築していないという特徴があります。これら2つが成り立たない理由としては社風や上司の機嫌、業界の構造上の問題など、様々な理由があります。本書では、このようなブラック職場を徹底的に分析し、どのような職場が良くないのかを具体的に述べています。

    3.友人の場合はプライドが高いため、「今ここで辞めたら負け犬」というプライドがあること

    0
    2022年03月02日
  • 悪いヤツほど出世する

    Posted by ブクログ

    同じ著者が書いた前作「権力を握る人の法則」はあまり好きでなく後味悪い読書だったが、そうは言っても多々支持されている人なので続編も読んでおこうかという意識から読んだ。結果良かった。リーダー育成産業が盛んなのにも関わらず、なぜほとんどの人は上司に不満なのだろう。リーダー育成プログラムが役に立ってないどころか、まともなこと教えてないんじゃないの?という視点から書かれた本。確かに!人は役職が上がると、周りは皆真実を言ってくれない。間違っていても指摘されない。周りもも上に上るような人は間違いなどしない、という思い込みから、ゆがみが生じていくのは、確かになあ。
    結局は自分の身は自分で守るしかないのだ。リー

    0
    2020年04月22日
  • 「権力」を握る人の法則

    Posted by ブクログ

    あきらめて努力を放棄することが成功できない最大の原因である。自分を無力だとか被害者だとか考えてはいけない。「あなたが自分から言わないかぎり、誰もあなたを劣った人間だとは思わない」。上へ行く道を切り拓くのは自分次第である。

    0
    2018年11月04日
  • なぜ、わかっていても実行できないのか 知識を行動に変えるマネジメント

    Posted by ブクログ

    ●監訳者のあとがきより(プラウドフットジャパン)
    個人としての日本人は、知識も行動も一流なのに、組織に入ると実行力不全になる人が沢山いる。「当たり前のことを、当たり前に、確実にできるようにせよ」という指示が非常に難しい。これまでの成功体験が邪魔して、「分かっているのに、実行できない」という状況となってしまう。

    ●本当に実行できる知識は、本を読んだり人に聞いたり、考えたりして学ぶことよりも、行動から得られることが分かってきた。

    企業が不足しているのは「行動力」。知識と行動の間に大きなギャップがある。
    問題が起こっても組織はすぐに行動を起こさず、机上で討議したり、理屈で説明しようとする。ビジネ

    0
    2017年06月25日
  • 悪いヤツほど出世する

    Posted by ブクログ

    長くも短くもない個人的な社会人経験から正にこのタイトルの事は真理を突いているなと感じた本でした。世間が描くリーダー像と実際のリーダーとの乖離を、個人が持つ感情や想像では無く、学問として研究し説明された良書です。無論、例外がある事もしっかりと認められているがその数は極めて少ないと言ってくれている事もスカッとします!

    0
    2016年11月13日
  • 悪いヤツほど出世する

    Posted by ブクログ

    現実の世界に立派なリーダーが少ない理由が良く分かった気がする。自分がそうなるのも難しそうだ。現実と対峙して生き延びるためのヒントを与えてくれました。

    0
    2016年09月17日
  • 「権力」を握る人の法則

    Posted by ブクログ

    とても素晴らしい本だった。
    できるところから実践していきたい。

    ・実績と昇進は関係ない
    ・上へ行くためには、上の人に存在を知らせ、評価してもらわなければならない
    ・自分が階層の頂点でない限り、上には必ず誰かがいる。したがって大事なのは、上の人間があなたの昇進を望むように持っていくことである。
    ・将来の目標達成のために自分を変える
    ・組織内のパワーポリティクスを理解する
    ・7つの資質:①決意、②エネルギー、③集中、④自己省察、⑤自信、⑥共感力、⑦闘争心
    ・自分は優秀だと思い込むと自信過剰になり、ひいては傲慢になりやすい
    ・キャリアをスタートさせるときには、やりたいことを臆せず要求する意思と、自

    0
    2016年01月16日
  • なぜ、わかっていても実行できないのか 知識を行動に変えるマネジメント

    Posted by ブクログ

    201506/
    実践から学べば知識と行動のギャップは生まれない/
    人はリーダーとして任務を果たしながら、しだいにリーダーになっていく/
    世界的な成功を収めた電力会社AESのCEOであるデニス・バッケはいう。「まず、いくつかの案を試してみる。どれが効果的かわかったら、それをわが社の戦略と呼ぶことにする」。こんなふうに戦略を語れる経営者は少ないだろう。/
    言葉なしに組織は成り立たない。意思決定や実行にも言葉は欠かせない。知識をきちんと行動に変えている組織では、用語も組織もコンセプトも至って単純で、常識的なものだった。こういった事例は驚くほどまれである。/
    リーダーも率先して自分の失敗を語る。特に失

    0
    2015年06月15日
  • 「権力」を握る人の法則

    Posted by ブクログ

    権力を持つことは決して汚いことだと思うべきでない。自己実現を図るための十分条件となる。
    本書では、権力を手中に収めるためのテクニックが記載されている。

    0
    2014年03月30日
  • 「権力」を握る人の法則

    Posted by ブクログ

    身もフタもないタイトルktkr!去年末の"ビジネス書ぶった斬りナイト"でえらくお勧めしてたので読んでみますた。

    仕事の実績は二の次、なにより大事なのは組織の中でどう振舞うか、てことで人間関係の黒い部分をえらくドライにまとめた本。今まで何となくモヤモヤ~、としてたところがスッキリしました。読んで良かった(-_-)

    政治的な駆け引きをどう受け止めるにしろ、組織で働く限りは避けて通れんので、「なぜアイツが」とか「どうして俺が評価されない」て方は一読されると心の安寧を得られるかもしれません。。。もひとつ深い絶望に叩き落されるかもしらんけど w

    0
    2013年02月19日