ジェフリー・フェファーのレビュー一覧

  • 「権力」を握る人の法則

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    組織においてpower、権力を握る人の特徴や、その地位に就くための方法、さらにはそのマイナス面も書かれている実践的な本。powerを持つ人に関する知識としておさえておくべき一冊。

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    2012年05月13日
  • 「権力」を握る人の法則

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    そうか、そういうことだったんだ
    世の中は、公平・公正ではないそうだ。

    「不届きとしか思えないふるまいをしたり(いるいる)、強引に自分を売り込んだり(いるいる!)、上昇志向をむき出しにしたりする他人を見かけると(まさにアイツだ)、こう考える――あんな連中から学ぶべきことは何もない、あいつらは一時的には出世するかもしれないが、いずれ馬脚を露して左遷されるに決まっている、と」こんな無邪気な考えは、捨てたほうが身のためだそうなのだ。

    この本は、「世の中のリーダーシップ本は眉唾である」と言っているように、美しく思いやりに満ちた世界を追いかけて、きれいごとやごまかしに騙されるのはもうやめよう、と呼びか

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    2015年03月21日
  • 「権力」を握る人の法則

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    ネタバレ

    権力を手に入れることは可能である。
    ではなぜ、多くの人が、その道を閉ざすのか?

    理由は世界は公平であるという思い込み、
    眉唾のリーダーシップ本、そして負けを正当化する自分。
    権力と向き合うことの重要性を説く。

    まとめると『権力を 使えば望む 道開く』
    といったところでしょうか?

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    2023年06月30日
  • 悪いヤツほど出世する

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    リーダーの理想と現実があるということを理解しておかないといけない。
    リーダー教育は理想ばかり追い求めているが、実際には稀有な存在で、おとぎ話というのは本当だと思う。
    自分の周りの上司もロクデモナイ輩ばかりで、尊敬からほど遠い人材が多く、サーバントリーダーシップとやらを実践している上司は見たことない。全く同感です。

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    2025年11月17日
  • スタンフォード大学の人気教授が明かす 教養としての権力

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    てっきり権力にはどのような歴史があり、どのようなものなのか?という教養が学べる本かと思っていたら全然違った。タイトルはむしろ「権力を求めよ」とか「権力の求め方」とかのほうが本書の内容に合致するだろう。


    自分も知らず知らずのうちに権力の法則を使っていることもあるなと。もっと意識して戦略的にやればさらなる権力が手に入る?
    いまは権力というよりも裁量権がもっと欲しいかな。立場のわりに自由にやれないことが多すぎるので。裁量権が欲しいなら権力を握れということかもしれないけど。

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    2025年11月04日
  • ブラック職場があなたを殺す

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    今やただの小売業とはいえないウォルマートや名のある大手企業が具体名を挙げられて、どのようにして屍を積み上げて大きくなっているのか。大きな成果は何かを犠牲にしなくては手に入らないのか。仕事を頑張ってお金を稼ぐことと、お金を使って人生を楽しむことはトレードオフなのか。では自分にとって何が大事なことで、何が大事にできることなのか。仕事が辛いのは誰かが悪い?ルールが悪い?主語が大きくなりがちな社会問題と、都合よく自分を棚上げしてしまう私。

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    2024年09月18日
  • 出世 7つの法則

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    野心的に出世を目指すことに、何となく忌避感があるし、この法則をそのまま受け入れて邁進しようとは思わない。
    しかし、著者の指摘はこの資本主義の競争社会で真に必要な正論である。意識をせざるを得ない。
    最後の章で、共同経営者から追い出された女史に対して、厳しい言葉を投げかけていたが、そこに本質がある。
    その上で、最後のあとがきで、病に倒れ先立った奥様に対する愛情を伝えているところが、読者に対する最大のパワーの示し方と感じた。

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    2023年10月07日
  • 悪いヤツほど出世する

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    正論だけではない リーダーとしての資質。示唆に富んだ内容。リーダーはアイドルのような 偶像なのかもしれない。また 読みたい。

    リーダーの資質に感動させる要素は必要ない。必要なのは事実であり データであり アイデアだ。激励や応援はスポーツの役に立っても仕事の問題解決にはならない。

    上司の情報を収集しよう。新入社員の情報よりもよほど重要である。欠点のない人間はいない。

    人間は誰しも 他人の仕事に駆り出されるとか上司の命令 よりも自分の仕事の方がやる気が出る。

    男性は女性よりも ナルシストになりやすい 。男性 は 競争 好きだが女性は協調を好むことが原因だろう。

    決定的な瞬間にリーダーに求

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    2023年07月26日
  • 出世 7つの法則

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    自分の殻を抜け出せ→メタ認知せよ
    ルールを破れ→行動してから考えよ
    権力を演出せよ→行動し印象を変え事実を変えよ
    強力なブランドを確立せよ→弾み車を回せ
    ネットワークをつくれ→ハブになれ
    権力を活用せよ→上記を人より素早く実行せよ
    成功すれば許される→「ビジネスは」結果が全て

    刺激的なワードですが、その真意を知れば納得です。

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    2023年03月10日
  • 悪いヤツほど出世する

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    ネタバレ

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    結局良いリーダーシップなんて理想論なんだね。
    期待せず、自己の利益を淡々と追求しよう。
    世間的に成果をあげたリーダーがよい人とは限らない。(スティーブ・ジョブズ、ビルゲイツ)

    リーダーになったら、演技も必要。
    自分らしさを出しすぎると失敗する。
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    既存のリーダーシップ研修よろしくない。研修を受けた人が満足するだけで、実際の効果を検証していない。

    ★ナルシスト型の人はリーダーに向いている。

    オーセンティックリーダーシップ(自分らしさを全面に押し出すリーダーシップ)教育が大流行だが、実はうまくいってる例がほと

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    2022年08月08日
  • 「権力」を握る人の法則

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    タイトル通りの本。非常におもしろい。

    はじめに、の中で、「あなたの最大の敵は自分自身である」として、「セルフ•ハンディキャッピング」というコンセプトが説明される。これは、失敗の確率を高める細工をしておけば、実際に失敗しても、自分の能力が低いせいではない、と言い訳できることを指す。(例: 数学の試験の前に、読書に耽る。)

    一瞬、「まさか」と思ったが、言われてみれば思い当たることが多いし、研究で繰り返し実証されているのだそう。

    「頼みごとは相手への賞賛である」(P99)という指摘も興味深い。頼み事をすることで、良い意味で目立ち、選ばれることが出来る、というのは、逆説的で、勇気付けられる。例え

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    2022年07月02日
  • ブラック職場があなたを殺す

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    ネタバレ

    ブラック職場で働く事10数年になるが、この本に書かれているダメなところがうちの会社には満載であることに気づいた。
    変革の方法と手段も書かれている本書のやり方を私だけからでも会社で実行しようと思った!

    裁量とソーシャルサポートの重要性は本書で理解できたが、裁量についてはわからないところがある。それは最良の範囲である。
    おそらくその人に合った適切な裁量が与えられないと、その人がどうしたら良いかわからず崩れかねないことがあるとも感じた。
    また、人によっては決めてくれたものをやりたいという自分で考えるということをしたくないという人が一定数いるように私は感じていて、その人たちに裁量を渡して果たして幸福

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    2020年09月13日
  • 悪いヤツほど出世する

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    みんなが思う理想のリーダーは、実際に活躍しているリーダーの中にはほぼいない
    それに良いリーダーでも永遠には続かない

    公正世界仮説 過度の単純化は危険
    東京電力、重役のほうが減給率高くした
    暗黙のエゴ 

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    2019年06月20日
  • 悪いヤツほど出世する

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    リアリストリーダーを解説した本と言うべき内容。日本語タイトルは興味を惹かせる釣りかと思う。
    内容はリーダーシップ教育産業や研修で言われてることと、実態は違うと言うことが、よくわかる。著者はスタンフォードの人気教授で皮肉屋と呼ばれているそうですが、本に書かれている通り、一般的なリーダーシップ本とは趣も違う。でも、会社の中でリーダーシップを発揮しなければいけない立場にはこれが真実だと思う点が多いはず

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    2019年06月12日
  • 悪いヤツほど出世する

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    邦題が俗っぽくてハウツー本みたいな印象になっているけれど、スタンフォード大学ビジネススクール教授が書いたお堅い本。内容は「リーダー論」は耳障りの良い嘘であり、実際のリーダー達を見ればそれが理想論でしかないことがわかると語っているなかなか過激なもの。リーダーシップ研修やセミナー、リーダーによる自叙伝やビジネス書に喧嘩を売るような内容だけれど、過去の権力者や成功者を振り返ってみれば確かにリーダーと人格者はイコールではないなと気づく。なぜか経営者に潔癖な人を求めているけれど、めったにいない人種を求めても仕方ないし、いたとしてもいつまでもその人がリーダーでいるわけではない。ではどうするのかというとこの

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    2019年06月10日
  • 悪いヤツほど出世する

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    ネタバレ

    日米の企業で管理職階を経験、ビジネススクールを卒業し、人事部経験もある僕からみて、フェファー教授の著作はガチ。名著「権力を握る人の法則」とあわせて読むことをお勧めします。
     
    まず重要なのは、「アリソン・デービス=ブレークは、現在ミシガン大学ロス・ビジネススクールの学長である。このビジネススクールは全米トップテンにランクされ、公立では全米最高と言われることも多い」という一文。正しくは前学長だし、学校名もやや異なりますが、皆さん憶えて帰ってください。
       
    そして、人事部時代に「人事研修はゼロでいい」と提唱して非難された身として、以下を引用して感想文を終わります。
     
    ・リーダーシップについて

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    2019年03月02日
  • 悪いヤツほど出世する

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    ナルシズムがあり、嘘をつき、信頼感がなく、思いやりのない人が出世しやすいというだけで、それがリーダーに向いているというわけではない。資質というよりは、選抜・入れ替えの問題があるかと思う。

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    2018年12月31日
  • なぜ、わかっていても実行できないのか 知識を行動に変えるマネジメント

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    本書の趣旨は、「人間原理」を正当化する物理法則の確立と、その正当性の主張である。
    宗教家ならともかく、宇宙を作ったのが神であるという考え方には違和感を覚える人が大半だろう。だが、一流の物理学者ですら、宇宙やその構成物をつぶさに調べれば調べるほど、あまりにも精緻に作られたそれらが、人間を作り出すために存在するように思えるらしい。そう考えると、「なぜ宇宙は存在するのか?」や、「なぜ宇宙はこのようなのか?」といった物理学の目的的質問に対して、「人間が存在するから、そのような質問が発生する」といった回答がありえてしまう。これを人間原理と呼ぶ。それでは物理学が目的を失うためこれを忌み嫌う物理学者は多い。

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    2018年10月23日
  • 悪いヤツほど出世する

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    これはアメリカ人がアメリカ人に向けて書いた物である。日本人の感覚からすると少し違和感があるが、普遍的な真実を言い当てていると思うところもある。
    曰く、アメリカのリーダーシップ論では以下の5箇条が良いリーダーの条件とされているらしい。
    ①謙虚さ、②自分らしさ、③誠実、④信頼、⑤思いやり。
    この内①謙虚、③誠実な人はリーダーになる前の競争でふるい落とされるので、そもそもリーダーには備わっていない資質であり、またリーダーも一人の利己的な人間に過ぎず、闇雲に④信頼したり、⑤思いやりを期待したりするのは間違っていると言う。もっともである。ただ②自分らしさについて言えば、日本ではそれほど重視されない資質で

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    2017年10月29日
  • 「権力」を握る人の法則

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    著者は、文中でパワーポリティクス(権力闘争)の中で生き延びるノウハウとして読んでくれと言ってます。
    ”あなたの最大の敵は自分自身である”
    確かにそう思います。
    社会心理学でも学びましたが、人は自分の事が一番好きなのでしょう。
    そのために、無意識ながら自分の事を誇大に伝えたり、自分自身に言い訳をする理由を捜したり、意図的に作ってしまう。(セルフ・ハンディキャッピング)
    思えば、自分もその様な事をしている節があります。
    人間である以上は、これらをやめることなんてできない。
    ただ、このような知識を知った上で、様々な場面で思考&行動する時のヒントになるんだと信じたいものです。

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    2017年05月07日