ukiのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ12巻目のスピンオフ。5巻目以来とのこと。
森若さんに懸想する販売課員鎌本や徹底した他責主義の企画課員馬垣の分量が多く(エピローグを除く5編中2編だがページ数は全体の約50%)、いつもの明るさは感じない。
いつも天真爛漫な真夕の編も、成長しいろいろ考えるようになった真夕と親友希梨香との仕事を通じた諍いで、最後は丸く収まるが幸福感は低い。
作者本人も馬垣の編の執筆中には軽いうつ状態になったらしい。(そこまでして書かせた担当編集もどうかと思うが)
森若さんも結婚休暇から戻り、森若さんと同じ主任に昇格した美香や共にプチクーデターに失敗した盟友吉村部長に早逃げを抑えられた新発田部長、円城格馬新社長の懐刀となった勇太郎らも交えて、今後の展開が大いに気になる。
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Posted by ブクログ
ネタバレあすみちゃん、応援しがいのある主人公で大好きです。
本巻のあすみちゃんは、派遣社員として勤めるサニークレイル、サニクレの先輩が起業した人材斡旋のスタートアップ企業・リモバスでの副業、婚約者・豊加との関係…三つが生活の基盤です。
働き者で人当たりの良い彼女ですが、調子に乗りやすいところは玉に瑕。そこが良いところでもあります。
しかし、二度目の婚約破棄とは…豊加の右往左往っぷり(右往左往してましたよね?笑)を読むにつけ、嫌な予感はしていたけれどショックでした。
困難にぶち当たって悪路を進むたび、あすみちゃんの魅力も本シリーズの魅力も増していると思っています。
タワマンの仮住まいを得て、さらには益々人脈を深めているあすみちゃんの今後に期待大です。
目指せ一千万プレイヤー。底から這い上がる人生。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ短編集。真夕ちゃん、鎌本、亜希、馬垣、新発田部長の五篇です。
読んでいてしんどかったのは鎌本と馬垣。
しかし読み応えがあったのもこの二人が語り手の話でした。
鎌本は森若さんへの拗らせが度を越していて気持ち悪いのですが、失恋と挫折を経たこと、そして周りの営業部員が陰に日向に助け船を出してくれるので大丈夫でしょう。
山崎や亜希が「嫌いではない」と評価している部分が何となく分かる気がしました。使い所さえ間違わなければ、仕事の同僚としてはやっていける…かも?いや、やはり山崎や亜希のような度量がなければ生理的な嫌悪や感情を優先してしまうに違いない…。
そして馬垣。
なんて逃げる人なんでしょう。人には多かれ少なかれ逃げることもありますが、馬垣の逃げっぷりは読んでいて辛かったです。身につまされます。
自分を客観視できない、しようとしない。だから他者への観察も働かないし、興味がない。
自分の感情に蓋をして鈍感になっている。
他者の言葉のうち都合の良い部分しか拾えず、自分の発言も過去も都合の良いように思い込んで誤る。
悲鳴が出そうでした。笑
あとがきで青木先生も述べていますが、馬垣は、彼を思いやってくれる人のことほど恨むんですよね。
過去には祖母、今は須藤。
山崎が懇切丁寧にプレッシャーをかけて馬垣を追い詰めていくシーンでは、スッキリもするけど恐ろしかったです。山崎は「その人が欲しいものをあげたい」人。亜希の話で彼の信条を理解した後に、この仕打ちって…青木先生…!笑
次巻は本編のようなので、楽しみに待ちます。