楠谷佑のレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
謎解き後の人間模様が秀逸
辛い過去に区切りがついた2人の新たな物語の始まりです。
第一章は怜のお隣さんとご近所さんが登場。
第二章では光弥の親友である蘭馬が、第三章では怜の親友である知久が登場します。
推理ものとしてはやや物足りないのは前巻と同様ですが、登場人物の魅力や物語の読み応えはアップしたように思います。
少しずつ『依頼人と家政夫』から脱却していく怜と光弥。クールな光弥が蘭馬の前では年齢相応な表情を見せるのも良かったし、怜と知久の高校時代のエピソードも良かったです。
そして第二章の謎解きの後、身勝手な加害者を一喝した土門さん、第三章で怜を気遣う島崎さんなど先輩刑事たちも素敵です。
謎解きそのものよりも謎が解けた後 -
ネタバレ 購入済み
悲しい事件のその先には
推理小説としてはやや物足りなさがあるものの、好みな作品でした。もう少し謎解きシーンが充実しているともっと良かったかな。
この1冊で怜と光弥の事情が明かされ、家族を失った事件も解決して物語は完結しています。
ですがこの作品、続編があるんですね。
ということは、怜と光弥は今後別の事件に関わっていくということで...。
刑事の怜はともかくアルバイト家政夫の大学生である光弥をどう事件に絡めていくのか。作者様の腕の見せ所でしょう。楽しみです。 -
-
Posted by ブクログ
ある事件があった事で、入寮者がたった9人しかいない『あすなろ館』。そこでルームメイトとなった『ヒナ』と『エチカ』は、第一印象は最悪だった。でも一緒に生活していくうちに少しずつ打ち解けてきた。ある日、殺人事件がおきてしまう。生徒会長が何者かに殺された。エチカは会長にイヤガラセをされていた事で容疑者として警察に疑われてしまう。ヒナはエチカの無実を信じているので、真犯人を探す為にあすなろ館の人達に話を聞いていく。そしてエチカの推理によって犯人が特定された。まさかの犯人ではあったが、その動機も悲しいものであった。ヒナとエチカがお互いに認めあい友人となっていくのが良かった。