あらすじ
全寮制男子校である霧森学院の旧寮「あすなろ館」は、昨年起きた“ある事件”のせいでほとんどの生徒が新寮に移ってしまい、今はたった6人の生徒しか入居していない。 そのうちの一人・兎川雛太の部屋に新たな入居者がやってきた。転校生の鷹宮絵愛。頭脳明晰だが動物にしか心を開かない変人だ。 ある日、校内で生徒会長の湖城龍一郎が何者かに殺害される。現場の状況から犯行が可能なのはあすなろ館の住人だけだった――。
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みんな頭脳明晰
現場の環境から寮の住人しかなし得ないという事件を境として、今まで正体の全貌が把握しにくい存在であった鷹宮がどういった言動をとるようになるのかに注目です。一筋縄ではいかない点、わりと手の入り込んだ迷事件ですので、これを考えた作者もすごく頭脳明晰だと思います。
ラノベっぽい語り口
ラノベっぽい語り口でスラスラと読み進めることができる。ミステリーっぽいフレーズや伏線もアチラコチラにあるが、語り口が平易なのでうっかりすると読み過ごしそうになる。しかし残念ながら登場人物たちに今ひとつ魅力が乏しいかな。
先の展開に期待
ミステリーを1話だけ読んでもさすがにわからないことだらけでしたが、序盤から貼られている伏線などこれからどうなるか楽しみです。人物描写が上手く、文字だけでもキャラクターの造詣が目に浮かぶようでした。