伊藤朱里のレビュー一覧
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それって「あなたの」
感想ですか?
借り物の言葉で、
安全な場所から投げつけられる悪意になんか、
負けない。
推して、推されて、無責任な「感想」に振り回されて、抗って。
氾濫する言葉と格闘する女性たちを描いた全4篇。
切れ味抜群、なのに愉快でクセになる‼︎
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インフルエンサー、
インフルエンサーの本を出版する編集担当、
インターンの大学生と契約職員のおばさん、
アイドルオーディションで最終選考で落ちた候補生
もう読みながら、痛くなりました。
スマホが -
Posted by ブクログ
自分は染川さんや須藤さん側の、誰かに尻拭いをしてもらっている側の人間なので、読んでいて居た堪れなくなった。
分かりやすいパワハラセクハラじゃなくても、
善意でやっていることが
誰かにも負担を強いているかもしれない…
めんどくさ‼️‼️‼️‼️‼️‼️
職務
+
それぞれの立場を考えて
バランスを崩さないように立ち振る舞う
これで安月給、昇給は雀の涙なんだから
やってられないよな世の中と思った
どうせどんな態度を取っても誰かには嫌われて、
悪意はなくても傷つけているかもしれない。
自分の思慮の届く範囲で気をつけながら
どうでもいい人の言葉にいちいち傷つかず
金稼ぎがんばろーと思った。
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Posted by ブクログ
何も知らずに読み始めたときは、3人いると思ったらこれ、みんな主人公の人格なのね。って感じで最初は読みにくかったー。
そこに理解が追いついてからはサクッと読めました。サイン、コサイン、タンジェントの3つの人格がバランスをとって生きている主人公。そこから浮き彫りになるのは、女性という性が直面する理不尽さや不条理さ。
物語で女子高生が電車でおじさん?に怒鳴られるシーンに主人公が居合わせる場面が妙に印象に残っている。そこで思い出したのはかつてバイト先の店長に言われたひとこと。
「もし、事故があったときは迷わず警察を呼びなよ。〇〇ちゃんは女だからってことでナメられることもある。だから警察を呼んでき -
Posted by ブクログ
ネタバレこの物語の終着点とキーマンに気づいたとき、肌寒く感じた。なかなか最後までたどりつくのが難しいかもしれないけど、ハッとさせられる瞬間がある。作家さん本当すごい。
パワハラやセクハラを受けた人なら、読んだときにつらくなってしまうんじゃないかと思う。私は気持ち悪くなった。ただ単に、電車に揺られて酔ってしまったのかもしれないけど。
「難易度の高いパズル」で思い出したけど、ブラッシュアップライフでテレビ局のプロデューサーが、キャストの順番を決めるのをそのように言っていた。年功順でもなく実力順でもなく。個人的な好き嫌いは、学生時代じゃなくてもずっとついて回るんだろうな。社会人が終わった後も。
「そう -
Posted by ブクログ
主人公は2人とも27歳。いわゆるアラサー女子を取り巻くあるあるを真逆のキャラクターで描いているんだけれど、アラサー辺りだけで終わる話ではなく、家族、人生の選択に関して永遠に悩む所が浮彫りになった一点を炙り出している痛いヒリヒリする話。
そんなんだから貰い手がないそんなんだから結婚できないそんなんだからって、いつになったら認めてくれるのよ。なんで嫌な事、嫌って言ったら『もう大人なんだから落ち着け』になるのよ、なんで私は私なのに他の誰かを見習わなきゃいけないのよ、なんでなんでなんでっ!
荒れ狂えば狂うほど母が冷めていくのが伝わってきた、分かっているのに止められなかった。アリ地獄みたいだった。
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Posted by ブクログ
ネタバレ腹立つ相手がいても、「この人も誰かの大事な人なんだよな…クッソー…」と
自分を律する話は よく聞く。
そうやって自分を律することがよい と習ったわけではないけれど
この流れをよく聞くから
なんだかそうすることが正解なんだと思っていた。
このタイトルを見てまず、「確かに」と思った。
誰かの大事な人かどうかは そもそも不確かで、
どちらかというと「誰かのどうでもいい人」な場合の方が高いんだよな。
ひとつの職場の、
4人の登場人物の主観に分けて、
4章から成る本書。
ちなみに、
「君はだれかの大切な人」というフレーズは出てくるけれど
「どうでもいい人」というフレーズは、直接的には出てこない