伊藤朱里のレビュー一覧

  • 緑の花と赤い芝生

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    タイプの違う2人の女性。自分はどっち側かなと思いながら読み進めていたけど、最終的にはどちら側も分かるしどちら側も理解できない部分がある。それぞれ相容れない部分はそのままに少し歩みよったかもしれない(?)二人で終わったのはベストだったのかもしれない。
    女の人特有の「あるある」が上手に表現されてて面白かったです。

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    2023年11月06日
  • 名前も呼べない

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    ネタバレ

    元職場の女子会で、自分の恋人に娘が生まれたと聞かされた。
    恋人は家族のある人、不倫の関係であった。
    恋人って言い方が気にはなっていたけど
    そういうことね。
    とにかく恵那が重いし、なんか好きじゃない。
    子どもの頃の出来事や、初めに就職した保育園での出来事かわいそうだけどね。
    亮子の恵那への気持ち、子どもの頃の父親との出来事もホントはどうなのか、メリッサとのこれからは、とかいろいろ気になる。

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    2023年11月04日
  • 内角のわたし

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    ネタバレ

    今までにない設定すぎて最初は混乱したが、なぜかするすると読み進めてしまい、世界観にハマっていった。自分が日々生きる中で感じたことのある思いも詰まっていた。
    そうとは書いてないけれど、多重人格の人の頭の中みたいな感じなのかも。でも最後は自分ひとりで歩いていく結末なのかと思ったら、いっときは消えたサインコサインタンジェントが再び現れたのが希望の話としては違和感があった。直線のその後が気になる。

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    2023年09月14日
  • ピンク色なんかこわくない

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    ネタバレ

    4姉妹の物語。それぞれ長所があり短所もある。
    拒食や潔癖が理解されない時代。
    1番下の妹が自由にならなきゃと思い込みすぎて、逆に自由に縛られていた印象。見ていてイライラした。
    お母さんは何がしたかったんだろう。

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    2023年08月20日
  • 内角のわたし

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    生きづらさを抱え、「愛され守られていたい」(サイン)、「隙を見せず強くありたい」(コサイン)、「無関心で平穏に過ごしたい」(タンジェント)という3人の「わたし」の意識がめまぐるしく移ろう、歯科助手のアルバイトをしている女性が主人公の小説。
    自分の中に複数の人格がいてせめぎ合っているという設定は面白いと思ったが、そのせめぎ合いの感じ(ここまでくるともはや多重人格では?)やストーリーの流れは、自分にはあまりしっくりこなかった。
    配偶者の呼び方や多様性についての小説中のやりとりは、なかなか興味深かった。

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    2023年08月04日
  • 名前も呼べない

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    ネタバレ

    「名前も呼べない」

    騙された... ずっと宝田(夫)と不倫してるのかと思ってた。これぞ、先入観です。
    メリッサはとても素敵な人だと思いました。


    「お気に召すまま」

    割と好きでしたね。全部ものごとに理由をつけなきゃいけない奴らなんて放っておきなさい。というこにスカッとした。
    最初の方読んでて、ずっと 元夫が頭良い嫌な人で "対等‪”‬ な関係を望めなくて、自分というものを無くしてしまいそうになっている人の話かなと思ってたけど、違うかった。

    生徒に対して 自分のせい だと思うのはやめなさい。そんなのは貴方の手にあまる問題であるし、1回や2回の過ちで、挽回の機会の一切を奪われる

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    2023年07月28日
  • きみはだれかのどうでもいい人

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    県税事務者に勤める4人の女性が主人公。
    同じ時間帯を1章づつ4人の視点でそれぞれ書かれているので、読み進めると、あーそういう事だったのかぁーとか、いやいやそんな事思ってたのかぁーとかが、次々出てきます。
    職場って色々有りますよね。
    皆プライベートでも色々有りますよね。
    スッキリする話では無いけれど、皆色々有るよねーと思ったら、何時もより人に少し優しくなれるかも。

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    2023年05月29日
  • 内角のわたし

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    なんと表現していいのか。主人公の気持ちが痛いほどわかるし、敏感すぎにも思えるし、若さやかわいいさを重要視させらてきた過去の自分にもシンクロして、それが彼女の中の3人の意識と同化してざわざわします。加害者が「年配の男性」とも限らない、被害者が「若い女性」とも限らない、自分が被害者と思っていても加害者であるかもしれない。そして至る所にそれらは存在して"つぎたしのタレ"のようになくならない。そんな世の中はなんて生き難い。主人公がたどり着く、とにかく考えることをやめないことしかできないのかもしれない。感想をうまく言うことが難しい小説ですが、喉に小骨が引っかかったような読後感が残る小

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    2023年05月24日
  • 内角のわたし

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    ネタバレ

    自分の中に3人いて、それを見ている感じ、懐かしい。おばあさんの話、こういうの説得力があるからすごい。

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    2023年05月21日
  • きみはだれかのどうでもいい人

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    県税事務所のお話。
    同期が休職したことで急遽異動させられてきた若手職員の中沢環。
    空気の読めないメンタル病みアルバイト・須藤深雪。
    ベテランパートの田邊陽子。総務の優秀お局・堀セイコ。
    などなど同じ職場で働く、年齢も立場も異なる女性たちの目に映る景色を、4人の視点で描かれている。

    滞納する人間たちのセリフは現実味があり心が暗くなる。
    普段、仕事をしながら感じている言葉にならない思いを、
    これでもかと言語化していて、共感性が高い分、心がしんどい。
    言葉でここまで表現できるのかと。複雑な比喩が多用されているからかな。

    それぞれがそれぞれの立場で苦しんでいて
    まさに「きみはだれかのどうでもいい人

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    2023年04月16日
  • きみはだれかのどうでもいい人

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    自分の職場のあの人だな、私はどのタイプかな、などと考えながら読みました。共感できる部分と、理解できない部分とあり、評価は3にとどまりましたが、読みやすく、読んで良かったと思いました。

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    2023年03月26日
  • きみはだれかのどうでもいい人

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    本書のせいではないが……読み始めてすぐ仕事上のトラブルに巻き込まれた。閑話休題。県庁の出先機関である県税事務所に勤める4人の女性目線で綴られた連作短編。県税事務所の滞納者対応場面から物語は幕を開けるが、次第に職場内の人間関係が中心になる。堀>田邊>中沢>染川>須藤というヒエラルキーと受け止めたが、実は社会復帰プログラムで県税事務所に臨時で雇われた須藤深雪が、彼女達の中心に位置するのだ。交流分析で言うところの「キックミー」である彼女に振り回される4人というのは、現代の職場の縮図として共感を得るのだろう。

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    2023年02月23日
  • ピンク色なんかこわくない

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    「赤い小鳥」「誘惑の家」「ピンク色なんかこわくない」「幸福な母親」「わが家は花ざかり」
    5話収録の連作短編集。

    個性豊かな四姉妹とその母親の物語。美しいお姫様のような長女、容姿には恵まれなかったが頭脳明晰な次女、風変わりで引きこもりの三女、年の離れたマイペースな末の妹、どこかつかみどころがなく、一歩間違えると毒親になりかねない母親。

    なんだかみんな痛い。

    そして生きるのが辛そうだ。

    姉妹間、母娘間のよそよそしさや、登場人物から発せられる棘のある言葉、ぴりついた空気に心が休まらない。

    日々生き迷う人達の心情が胸に迫る。

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    2023年02月18日
  • きみはだれかのどうでもいい人

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    辛辣なタイトルに違わず内容もシビアだ。

    心の襞をこじ開けて、ぐいぐい抉って来るから油断ならない。

    この物語には至る所に毒が散りばめられている。

    県税事務所に勤める年齢も立場も異なる女性達。

    税金を滞納する客に支払いを促すという仕事内容だけでも相当キツい事は想像出来る。
    それに輪を掛けて険悪な人間関係。

    家族ですら解り合えない事があるのに、職場が同じと言うだけで他人を完全に理解するなんて不可能だ。

    主人公に自分の弱さを投影し、共感し、居た堪れない思いになる。

    例えどうでもいい人と思われようが自分の心の背骨だけは折らすまい。

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    2023年02月18日
  • きみはだれかのどうでもいい人

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    私もだれかのどうでもいい人なんだな

    私も多くの人に対してどうでもいいと思って対応していたことに気づいた。

    Forget,but never forgive.
    求めるのをやめろ、しかし全てを与えろ。

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    2023年01月13日
  • 名前も呼べない

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    「名前も呼べない」
    〝ただ、伸ばしてくれた手を、伸ばし返すことだけはしなくてはいけないと思った。〟


    「お気に召すまま」

    理由が欲しい。手っ取り早い方法は、相手に全責任を押しつけるか、ひたすら自分を責めつづけるか、そのどちらか。

    見えるもの全部にもっともらしく理由をつけないと安心できない人なんか、放っておきなさい。

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    2022年12月31日
  • きみはだれかのどうでもいい人

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    何て言ったらいいか全然分からなかったけど、最後の解説が一番分かりやすく言ってくれてました

    「自分は」かならず誰かを傷つけている、という自覚

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    2022年10月27日
  • きみはだれかのどうでもいい人

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    例えば自分が骨折し痛すぎて泣くことも声も出せなかったとき、か弱い他者が擦り傷で泣いていればそちらの方が心配される、大きな声で泣いたもの勝ちの世の中だって思っていた時の気持ちを思い起こされた。それが当たり前であり別に間違いでもないということを思い出さされるような。すごく読みやすかったけどもう読みたくはない、目を背けていた事実を突きつけられて辛くなるから。

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    2022年09月24日
  • 名前も呼べない

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    予想外のトリック的なところもあり、オ!!っと思わせられる部分もありました。
    全滝的に重くて、暗い気持ちになりながら読んでいました。正直読んでいて愉快な本でもないし、カタルシスも何も無いのです。どんより系と勝手に名付けたくなるような小説でした。

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    2021年11月24日
  • 緑の花と赤い芝生

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    立場も環境も価値観も違う2人の女性。お互い疎ましく思い、でも少しだけ憧れもあり。。ほんの少しだけ心が繋がる部分もあるけど、街で肩がぶつかり合う程度の繋がりに感じた。こういう2人が仲良くなるって現実難しいよねー。

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    2020年12月02日