伊藤朱里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ腹立つ相手がいても、「この人も誰かの大事な人なんだよな…クッソー…」と
自分を律する話は よく聞く。
そうやって自分を律することがよい と習ったわけではないけれど
この流れをよく聞くから
なんだかそうすることが正解なんだと思っていた。
このタイトルを見てまず、「確かに」と思った。
誰かの大事な人かどうかは そもそも不確かで、
どちらかというと「誰かのどうでもいい人」な場合の方が高いんだよな。
ひとつの職場の、
4人の登場人物の主観に分けて、
4章から成る本書。
ちなみに、
「君はだれかの大切な人」というフレーズは出てくるけれど
「どうでもいい人」というフレーズは、直接的には出てこない -
Posted by ブクログ
SNSなどネット関連の話が中心の短編集。
全4編で、登場人物が少しずつ重なっていたり、『サンダーボルト』という4人組韓国アイドルが全編通して関係していたりと群像劇っぽさもあります。
ネットにはあまり明るくないですが、それでも、あ~こういうコメント、YouTubeで見るな〜など、現実を切り取っている感じがありました。
妊活や炎上、整形のような難しいテーマが散りばめられているのと、強めな言葉も続出するので、読み終わって疲労している感じは…ありました。
でも、こんなに誰かの心の中や気持ちの変化を見て取れる小説もなかなかないので面白く読みました。 -
Posted by ブクログ
県税事務所で働く4人の女性と特別枠で採用された1人のアルバイトの女性。
4つの章はそれぞれ4人の女性の目線からアルバイト女性への想いなどが描かれています。
それぞれのバッググラウンドがあるわけですが、特にネガティブな部分が主に描かれていて、『まぁ、分からなくもないけど…』とも思いながら…なかなか重い気持ちになりました^^;
でも、例えば『悪口』や『陰口』の類いって、言ってる方は『加害者』だし、言われてる方は『被害者』。
だけど、その『加害者』を糾弾し『加害者』が弱い立場になると『被害者』になる。
(て何を言ってるか分からないですね^^;)
ネット社会の世の中、そんな流れってよくあるよな…て -
Posted by ブクログ
ネタバレ4人姉妹と母。
家族だけどみんなそれぞれ生まれついた性格があり、互いを理解できずの日々。
長女は美人でおっとりしていて、昔から彼女に好意を持つ人たちの戦いが渦巻いていながらも、張本人の長女は何食わぬ顔で自由に過ごしている。
次女は美人の長女と比べられたり、問題児の三女に迷惑をかけられながらも、得意の勉強を武器に世界に飛び出していく。
三女は潔癖症でどこにも馴染めず何かと問題を起こしがちだったが、大人になって小説の新人賞を取りそれを生き甲斐にしている。
歳の離れた四女はそれぞれの姉たちのお下がりや説教にウンザリして、自分を見失いかけていたけれど、新しい世代ならではの生き方を模索している。