【感想・ネタバレ】緑の花と赤い芝生のレビュー

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Posted by ブクログ

バリキャリな小姑と、ゆるふわな嫁のマウントの取り合いというレディコミみたいな設定なのに、中身は全然違う!
世間に「正反対」とカテゴライズされる2人の内面に触れるにつれ、私たちはみんな、望まないまま無自覚に戦わされている、選ばされているということをジワジワと自覚してしまう。
それは、誰かにというよりも、自分自身をがんじがらめにしている、どうしようもなく偏った価値観とかコンプレックスとか罪悪感にそうさせられているような気もして、自分の人生を正解だと信じるために他人を傷つける必要なんかどこにもないのに、どうして私は私のままで生きられないのかと苦しくなる。
母親のしんどさもリアルで辛い。2人の娘がそれぞれの母を呼ぶ時、志穂子が「ママ」で、杏梨が「お母さん」なとことか、キャラクターイメージとは逆で、母親がそう呼ばせてきたんだろうな…ってジワ怖なの辛い。
現代女性の生きづらさの答えが全部書いてある気がするけど、上手く言語化はできません。悲しい。

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2023年07月07日

Posted by ブクログ

出来の良し悪しは分からないが、すごく好きな作品。杏梨の家族の話が特に心をめちゃくちゃにした。終盤の杏梨の母親やマリーの描写、それから氷の女王の言葉に泣いてしまった。最近の作品では久しぶりだと思う。ぜひ再読したい。

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2023年07月23日

Posted by ブクログ

タイプの違う2人の女性。自分はどっち側かなと思いながら読み進めていたけど、最終的にはどちら側も分かるしどちら側も理解できない部分がある。それぞれ相容れない部分はそのままに少し歩みよったかもしれない(?)二人で終わったのはベストだったのかもしれない。
女の人特有の「あるある」が上手に表現されてて面白かったです。

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2023年11月06日

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