伊藤朱里のレビュー一覧

  • きみはだれかのどうでもいい人

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    歌の歌詞にも出てくる「って誰もお前のことなどきにしてないだろ」ってやつですね。強く生きていけそうな気がしてきた。

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    2024年02月20日
  • 名前も呼べない

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    この本を読めて良かった!が読後すぐの感情。

    『名前も呼べない』と『お気に召すまま』。
    前者は固定観念をやられた。
    そして後者が特に好き。
    主人公(美波)の心情に共感する。

    どちらの作品も表現が好きだったので、
    伊藤朱里さんの他の作品を読みたい。

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    2024年02月03日
  • 内角のわたし

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    死ぬまで自問自答して、自分の中でああでもないこうでもないを言い合っていくのだろう。
    自分を甘やかす声と糾弾する声、その他いろんな声と仲良く向き合っていかなきゃならない。

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    2023年11月16日
  • 緑の花と赤い芝生

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    出来の良し悪しは分からないが、すごく好きな作品。杏梨の家族の話が特に心をめちゃくちゃにした。終盤の杏梨の母親やマリーの描写、それから氷の女王の言葉に泣いてしまった。最近の作品では久しぶりだと思う。ぜひ再読したい。

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    2023年07月23日
  • きみはだれかのどうでもいい人

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    自分は染川さんや須藤さん側の、誰かに尻拭いをしてもらっている側の人間なので、読んでいて居た堪れなくなった。

    分かりやすいパワハラセクハラじゃなくても、
    善意でやっていることが
    誰かにも負担を強いているかもしれない…
    めんどくさ‼️‼️‼️‼️‼️‼️

    職務

    それぞれの立場を考えて
    バランスを崩さないように立ち振る舞う

    これで安月給、昇給は雀の涙なんだから
    やってられないよな世の中と思った

    どうせどんな態度を取っても誰かには嫌われて、
    悪意はなくても傷つけているかもしれない。

    自分の思慮の届く範囲で気をつけながら
    どうでもいい人の言葉にいちいち傷つかず
    金稼ぎがんばろーと思った。

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    2023年05月07日
  • 内角のわたし

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    何も知らずに読み始めたときは、3人いると思ったらこれ、みんな主人公の人格なのね。って感じで最初は読みにくかったー。

    そこに理解が追いついてからはサクッと読めました。サイン、コサイン、タンジェントの3つの人格がバランスをとって生きている主人公。そこから浮き彫りになるのは、女性という性が直面する理不尽さや不条理さ。

    物語で女子高生が電車でおじさん?に怒鳴られるシーンに主人公が居合わせる場面が妙に印象に残っている。そこで思い出したのはかつてバイト先の店長に言われたひとこと。

    「もし、事故があったときは迷わず警察を呼びなよ。〇〇ちゃんは女だからってことでナメられることもある。だから警察を呼んでき

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    2023年04月28日
  • きみはだれかのどうでもいい人

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    ネタバレ

    この物語の終着点とキーマンに気づいたとき、肌寒く感じた。なかなか最後までたどりつくのが難しいかもしれないけど、ハッとさせられる瞬間がある。作家さん本当すごい。

    パワハラやセクハラを受けた人なら、読んだときにつらくなってしまうんじゃないかと思う。私は気持ち悪くなった。ただ単に、電車に揺られて酔ってしまったのかもしれないけど。

    「難易度の高いパズル」で思い出したけど、ブラッシュアップライフでテレビ局のプロデューサーが、キャストの順番を決めるのをそのように言っていた。年功順でもなく実力順でもなく。個人的な好き嫌いは、学生時代じゃなくてもずっとついて回るんだろうな。社会人が終わった後も。

    「そう

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    2023年03月27日
  • 緑の花と赤い芝生

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    専業主婦の母に育てられたリケジョでバリキャリの志穂子と
    厳しい教師の母に育てられ家庭に重点を置く典型的女子の杏梨

    正反対な二人だったが、志穂子の兄と杏梨が結婚した事で密接に関わる事になってしまう。

    自分で選んだ道を信じて進んでいても
    選ばなかった方の道を思い悶々とする事は誰でもあるだろう。

    本著では志穂子VS杏梨だけではなく、それぞれの母親との軋轢も加わり
    終始ヒリヒリした描写が続きます。

    実の母親との激しい応酬は、その情景が浮かび胸が苦しくなる。

    27歳の女性二人のリアルな姿を微細に描いた、考えさせられる家族小説。

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    2023年02月12日
  • 名前も呼べない

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    久しぶりに解説を読んだあとまたすぐ頭から読み返してしまった。
     
    誰かを好きになること、それが性愛であろうと友愛であろうと、その事実がどこかで、誰かに、何かしらの犠牲がうまれてしまうことにとても絶望してしまった。持っていたものを失うのは怖いし辛い。

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    2023年02月04日
  • きみはだれかのどうでもいい人

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    なるほどね、同じ出来事や言葉でも人によってはこんなにも受け止め方が違うのだと。
    自分にとってあまり関わりのないような人の気持ちもこの本を読むとなるほどね、と思える。
    でもどこに救いはあるのかな。
    自分の気持ちを見つめ直して、その先はどうなるのか全く分からないまま終わってしまった。

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    2022年09月26日
  • 名前も呼べない

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    伊藤朱里さんは「クライマックスの会話シーン」がいい。この作品もそうだった。
    表題作のほかに「お気に召すまま」という書き下ろしが収録されている。こちらの作品の方が好きだった。ベッドの下に隠れるエピソードが印象的で、最後の会話シーンは力強かった。

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    2022年07月19日
  • 緑の花と赤い芝生

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    ネタバレ

    2人の対照的な女性の物語。皮肉を言う場面が多いが、皮肉の質が良いというか、読んでいて痛いところをつかれた..!という感じがして、笑ってしまう。例えば以下のような文が痛快だった。
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    兄と連れ立って現れた彼女を見たとき最初に抱いたのは好き嫌いよりも先に、「顔を覚えられないかもしれない」という危機感だった。一度写真を目にしていたにもかかわらず、だ。万人に嫌われないために好感度で個性を塗りつぶしたような、この手の美人はかなり判別の難易度が高い。
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    実生活でこんなことを言ったら大変なことになる。

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    2022年03月20日
  • 緑の花と赤い芝生

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    主人公は2人とも27歳。いわゆるアラサー女子を取り巻くあるあるを真逆のキャラクターで描いているんだけれど、アラサー辺りだけで終わる話ではなく、家族、人生の選択に関して永遠に悩む所が浮彫りになった一点を炙り出している痛いヒリヒリする話。

    そんなんだから貰い手がないそんなんだから結婚できないそんなんだからって、いつになったら認めてくれるのよ。なんで嫌な事、嫌って言ったら『もう大人なんだから落ち着け』になるのよ、なんで私は私なのに他の誰かを見習わなきゃいけないのよ、なんでなんでなんでっ!
    荒れ狂えば狂うほど母が冷めていくのが伝わってきた、分かっているのに止められなかった。アリ地獄みたいだった。

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    2019年12月01日
  • 名前も呼べない

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    ネタバレ

    表題作は入り込めなかったな。
    題名の意味も「こうゆうとこ??!!」って感じ。
    主人公の性格や言動がちょっとね・・

    「お気に召すまま」のほうがわかりやすかった。

    もっとどろどろぐるぐる心をえぐってくるかと思いきや、そうでもなかった。

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    2019年10月11日
  • 名前も呼べない

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    表題作は恵那を取り巻く様々な人たちのやや異色の関係が交錯する.退職後に開かれた飲み会で宝田主任に子供が生まれたことを聞かされて驚く恵那を罵倒するメリッサ.恵那は宝田の妻亮子にピアノを習っていたが,微妙な関係になっていた.メリッサは実は男で女装して活動しているものの本職は保育士.恵那と宝田の会話,メリッサとの会話,恵那の心持.どれもつかみにくい感じだ.「お気に召すまま」の方がしっくりした感じで共感を持てた.英語教師の美波は子供のころベッドの下の隙間に入り込み母の出て来いという声を無視した.程なく母は失踪し妹の有紀と父の三人暮らしだった.成長して結婚したが離婚し教師を続けている.生徒の中島文乃との

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    2016年12月04日
  • 名前も呼べない

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    ネタバレ

    第31回太宰治賞受賞作品。

    表題作『名前も呼べない』ほか、書下ろし短編『お気に召すまま』も収録されている。
    どちらも子ども時代に負った傷を身の内に宿したまま大人になった女性が、自らの罪と対峙するというモチーフが織り込まれている物語だった。傷を負った場面の状況は詳細に描写されていない。ただその時や現在の主人公の感情が、日常生活の合間にふと現れ痛切に語られる。だから読んでいる途中相当心抉られたのだが、でも最終的には癒しの物語だと思う。
    次回作も楽しみ。これは波長が合う人にはとことん合う系統の小説だと思う。孤独な女性の、生臭くない透明なリアリティがある。


    以下重要な部分のネタバレ含みます。

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    2016年11月17日
  • 名前も呼べない

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    太宰治賞の表題作も書き下ろしの併録作も非常に上手い。むしろ上手すぎるほど、描写にも構成にも隙がない。それだけにしんどい。こんなものばかり読んでいたら女性として生きることがとてつもない苦行に思えてきそうで困惑する。

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    2016年01月09日
  • 名前も呼べない

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    第31回太宰治賞受賞作。

    表題作は、所謂、不倫小説なのだが、読み進めていくうちに最初に戻って読み返したくなる著者のトリックにまんまと引っかかった。
    読み返してみると、著者は何も「嘘」をついていないことがわかり、ズブズブと物語にのめりこんでいってしまう。

    書き下ろしの2作目も、著者特有の女性主人公があまり明るくない過去の体験をベースに、「いま」を見つめていくお話なのだが、どこか品があって、どこか救いがあるところがいいな、とおもった。

    たまたまかもしれないが、『名前も呼べない』『お気に召すまま』両作品とも、どこか欠落した部分を抱え、「わたしなんて…」思考の強い主人公なのだ。わたしはこういう受

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    2015年12月23日
  • ※個人の感想です

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    小気味よくバッサバッサと何かを薙ぎ倒しながら突き進む感がすごかった。
    これはなかなか他の作品では得難い感覚かもしれない。
    言葉の使い方はもちろんだが、事情も知らないのに勝手な想像や憶測で個人の感想を述べる、ということは、これまでになかっただろうかと振り返ってみる。
    気を付けたい。

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    2026年07月09日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    特におすすめするほどではない。

    何名か好きな作家さんがいたので読んだが、
    普段の本の方がだいぶよく、
    テーマ縛りのリレーでこの短さだと
    まとめるのが難しいのかなと思った。

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    2026年06月28日