『遊牧民族』というのは何かの暗喩なのかと思っていたら本当にそのお姫さまだとは。『八城くん』シリーズと同じ高校が舞台の、オカルトx異文化交流xラブコメという異色の作品で、とても楽しく読ませてもらいました。亨とメイユエの文化圏が異なることに起因する、不器用なやり取りと、それでも歩み寄ろうとする二人の姿に心温かくなりました。八城くんを読んで感じていましたが、著者の言葉の選び方と使い方の巧さや、文学や異国文化等に関する造詣の深さに改めて感銘を受けました。これから二人がどんな夫婦になっていくのか。続きが楽しみです。