屋久ユウキのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ラスボス日南との戦い第一ラウンドといったところかな。ラスボスだけあってさすがに勝利とはならず。原因と結果を重視する日南には文也の言葉は届かず、アタファミでも敗北。
どんなことでも全肯定してくれる家庭は、一見自己肯定感は保たれるし理想には見えるだろうけど、流石に妹の渚の死でさえも仕方のないこととして肯定されたことで、葵の価値観は総崩れ。そこから執念のパーフェクトヒロイン物語が始まってしまう。確かに何が正しいのかの明確な答えはないよな。
選挙の時をモチーフにした物語や、聞いた情報を頼りに日南家の秘密を暴いたことから、菊池さんの文章表現能力や物事の本質を見抜く力には驚かされるばかり。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ前巻の衝撃から一年が経った今巻。
日南は自分の根幹とも言える部分を言い当てられたことで友崎を避ける。しかし日南の誕生日で本音を聞きたい友崎。
9巻がヘヴィだったので覚悟して10巻を読んだけど、基本的に屋久先生が楽しそうに書いていた印象だった。誕生日のプレゼント決めから、旅行に行く流れは本当に楽しそう。友崎や水沢、日南に菊池さんと、色々な思惑が渦巻いているけど「日南に喜んでもらいたい」というひとつの目的をもとにみんなが結束していてアツい。日南にとってその交流は「形式」かもしれないが、それが今後の日南自身を助けてくれるといいなと思った。
日南の家族の話はなかなかに重たい。あのラストは読者にとっては -
購入済み
ひとくぎり(前編)?
個人的には前巻までの流れが右肩下がりだったのであまり期待していなかったのですが、今巻はヤマ場的なストーリーで続きが気になります。
ただ誤字(誤用)が多少気になったのが残念でした。昼の十九時ってなんやねん。
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ネタバレ
どんでん返し
9巻を読んでの感想として、「屋久ユウキって天才なんじゃない!?」というものがあります
11冊目9巻で前提条件をひっくり返しやがりました
今までの10冊あってこその展開で、キャラクターの描写を深くしているので、「天才か!?」と何度も思いながら読み進めていました
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反転
180度このラノベの世界が回ったような感覚を受けた。もう言い表せる言葉がない。伏線がここまで綺麗で読んでいる読者に理解させながら、この小説の世界を反転させるのはもう完璧な芸術と言っても差し支えないと思う。そんな作者の凄さしかレビューに書けない9巻。
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またもや大事な短編集
8巻であの終わり方した後にこれもってくるのえぐいなぁっていう話がなんと2つほどある短編集。他にも知りたかったけど本編では触れられてない所までしっかり詰まっていて満足。いやもう菊池さんの短編心が痛すぎて…
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ネタバレ 購入済み
目まぐるしい
友崎くんの初オフ会が中心に進路というテーマが1番出ていたと思う8巻。進路は自分がやりたいことに繋がるテーマ。しかしそれよりも菊池さんの心がもう大変というか友崎鈍感過ぎる!とかありながら、とんでもない修羅場で締めていった8巻。いつも通り物語に惹き込まれる話で大変満足です