友藤結のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本格的に始まるラヴィとエドワズの対立。そうなると自然に発生するのは荒事
これまではラヴィやスバルが荒事に対処してくれたけど、中途半端にリチャードが戦える状態だとむしろ連れて行くのは危険となるわけか…。だからってあの流れで置き去りにされて納得するくらいならリチャードは旅になんて出なかったのだろうけど
リチャードを託す為にビーシアに頭を下げたラヴィの様には胸を突かれる。それだけ今のラヴィには余裕がないし、リチャードを巻き込みたくなくて必死になっていたのかな…
だからこそ、リチャードがラヴィを見捨てずに「ししょーの弟子だ…!」と自分を定義して戦いの場へ向かうのは良かったよ
そのようなリチャードに -
Posted by ブクログ
師弟関係を解消されたリチャードにラヴィは自分を見捨てたように映る。ラヴィとリチャードだけであればそこで終わってしまう袋小路。ここでラヴィの心情を客観視出来るスバルが傍に居る事で異なる見方が出来たのは良いね
リチャードはラヴィに負けたかもしれない。でも、それで全てが終わるわけではない
スバルの助言、ラヴィの教えたかった事。それらを自分の中で整理して成長できたリチャードは立派だね
続き行われるエドワズの捜索。けれどラヴィ達に手掛かりが有るわけではないから、当て所無い旅になる。探す場所も膨大になる
だからって人間の国も捜索範囲になるとは思わなかったな。本編でも特別な事情がない限り立ち入らなかった -
Posted by ブクログ
サリフィとレオンハートによる壮大な物語。それを引き継ぐリチャードの物語は想像とちょっと違うというか、サリフィとレオンハートが立ち向かった問題を思うとかなり毛色の異なる物語のようで
ただ、こうしてリチャードが自身の生まれに関する問題に直面しないなら、それはサリフィ達が産まれに関する諸問題の多くを解決してきた証と言えるのだろうね
それでもリチャードが自分自身の力で立ち向かわなければならない問題というのは有るもので
人間の国との和睦交渉の成否を占う召喚儀式。10歳を目前に控えた少年にはあまりに過酷な試練
これからリチャードが逃げ出してしまったのも仕方ないというもの
そんな彼が出会ったのが賞金稼 -
ネタバレ 無料版購入済み
面白そう。
「贄姫と獣の王」が好きだったので、新作が気になっていました。小さな頃に出会ったアリスとサビが成長してこれからどうなるのかと読み進めていくと、いきなりアリスが死んでしまってびっくり。アリスの体に宿った聖巫女が、サビをポチと呼んだり、巫女という感じの性格ではないのも新鮮です。クロウのそばにいる少年がどういう存在なのかよくわからなくて気になりました。