友藤結のレビュー一覧
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ラヴィに拠って語られるエドワズとの過去。二人がどのような関係だったか、どのようにして反王政組織が誕生したかは判ったけど、そもそものエドワズの人柄については余計に判らなくなったような
何故魔法を使えるかも不明だし、何故人間を嫌悪しているかも謎。魔族の国に紛れ込んだ全く正体の読めない人間、そんなエドワズが人間と魔族の融和を妨害しようとしている
あまりに歪なエドワズなのだけど、反王政を掲げ非法組織を率いる冷酷さに似合わぬ優しさを持っていた点もよく判らない
特に反発した仲間からラヴィを庇う一件は彼という人間性を曖昧にさせる。だからラヴィも彼に付かざるを得なくなる
けど、たった一人の生贄が二人の道を分 -
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妙に好き、というお気に入りシーンが出来ることがあって、1巻のキューとロプの色違い水玉パジャマ姿とか、この巻ではヨル隊長とアミト姫の再会シーンですね。ヨルムンガンドさんの騎士らしい所作と台詞が素敵。このふたりはどちらも一気に好きな存在になりました。
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Posted by ブクログ
まだまだ続くリチャードの放浪記。よくよく考えなくても一国の王子が幾らかの期間に亘って誰にも告げず国を留守にしてるってヤバいのでは……。一応ランベルトが所在を把握しているから良いものの…
前巻ラストで登場した猫っぽい人はまさかのラヴィの昔馴染みでしたか。普通に敵かと…
かといって完全に善人というわけではなく、手段の為にはある程度妥協できる人物でも有ったようで。出会ったばかりのリチャードを囮にするなんて
でもビーシアの悪を避けぬ遣り方を善いものに変えられるのがリチャードのお人好しなわけか
カイザの人となりを正しく理解し、彼に自分の秘密を打ち明ける事で彼からの信頼を得た。狙ってやったわけではな -
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アニメ化共に読むべし
カワイイけど意志強い女子と強面だけど超優しい、実はイケメン男子(猛獣)の異世界ラブストーリー!!ありそうで無かった、女子漫画であるが戦いもののお話。主人公二人とそれをとりまくカップルやキャラも多彩で面白い。爽やかに読み終えます。読んで損なし。
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ファンタジー
初めて作家さん。99人目の生贄として異形の眷属の王に捧げられたサリフィ。悲しい過去を持つサリフィですが、皆が怖がる王を特に怖がることもなくマイペースにあちこちウロウロ。
何者も寄せ付けない王の真実とは……秘密を知るのはサリフィのみ。そして生贄→妃として迎えられました!1話目で早っ!当然ただの人間なので周囲は猛反対。サリフィも自分の存在が足を引っ張ることを気にしますが、王様が頼もしい。
魔族からも人間からもはみ出してしまう異質な二人が、お互いなくてはならない関係になりつつありますが……。妃問題で揺れつつ1巻終了。 -
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ネタバレアリスへの想いが一向に薄れないサビ、サビへの想いを強くしていくシア
この擦れ違いは間に聖巫女としての役目が挟まってくる事でより切なさを増しているね
サビはシアの役目が終わればアリスが返ってくると考える。シアは役目が終われば消えてしまうと知っている
昔のシアであれば役目に殉じる自分を貫けたのかもしれないけど、普通に接してくれるサビに出逢った事で役目を越えた先にある自分を夢想するようになってしまったのかな……
ここで二人に自分の考えを整理する時間が有れば何か変わったかもしれないけれど、役目を優先しなければならない二人は足を止めず聖地へ。そして聖地へ行けばシアを望むクロウが待っているわけで
そ -
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表紙の通りサリフィ排除を考えるアヌビスと向き合うことになる第5巻。と言っても純真無垢なサリフィを前にしてしまえばアヌビスが折れることになる未来は予想するまでもない
だからこそ本巻ではサリフィの邪魔をするアヌビスという面からではなく、王様に真剣に仕えるアヌビスの心情を中心に描くことで、ある意味アヌビスもサリフィも同じくらい王様を大切に想っている同士であることが判るようになっている描写は良かった
ただ、あのアヌビスを名乗った時の描写を見る限りアヌビスって何故王様が自分を大切だと言ってくれたかきちんと理解していないのではないかと想像してしまう。自分を庇った時に「ともだち」と言ってくれたのを聞いていな