友藤結のレビュー一覧
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幼い頃の経験から他者を信じられなくなっていたラント。第7巻の時点でサリフィの純粋な想いに早くもデレの兆候を見せ始めていた彼。第8巻でも変わらず、というよりむしろはっきりとサリフィは彼への信頼を口にするようになる
そりゃここまで信じてもらって自分のために東奔西走してくれたというのなら、どんな捻くれ者だって陥落してしまうというもの
そして捻くれ者であるはずのラントがサリフィへの忠義を明確にしたことで王様が嫉妬を……!
その裏ではアミトとテトラの後押しを受けたサリフィが(彼女にしては)大胆な姿で寝室で待ち受けることに。そんな両者の想いが合わさった結果の閨はとても素晴らしい光景でしたよ
久しぶりの -
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前回、アヌビスが陥落した影響でサリフィに課せられた試練は一旦終了。その代わりに王妃代理として振る舞うことが求められたのだけれど……
流石にこの事態にはサリフィもすぐさま決断することができなかったようで珍しく迷う様子が。サリフィは自分の居場所となってくれて、同時に他の魔族には弱みを明かせないでいる王様のために頑張ろうとの思いで邁進しているのであって、自分に自信があるから行動できているわけではないんだよね。どうしたって生贄として育てられた過去が負い目となってしまう。だから自分が全面に出るような事態を前にすると足踏みしてしまう
けれどベンヌが言うように王様がどれだけ自分を拠り所にしているかも知ってい -
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サリフィの幼馴染、イリヤ登場の巻
彼の登場がもう少し早ければ、サリフィの心も揺れ動いたかもしれないが、人間に改めて拒絶されレオに惹かれ始めた今のサリフィを取り戻すには、今のイリヤでは少し役者が足りなかった
イリヤは悪い人間ではないものの、サリフィを守ろうとする理由が亡くした妹を重ねて居るからであり、魔物を滅ぼそうとするのも過去の憎しみに囚われているから。
王様は最初はイリヤの登場に揺れ、誘拐を知り心穏やかでなくなっていたが、最後にはサリフィのために攻撃を止めることが出来た。
両者を比べれば今のイリヤが敵わないのは当然とも言える
それでも最終的にサリフィの心情を理解し王様を認めることが出来た -
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第四話に登場する人々、主人公のサリフィを除いて登場人物がほぼ人外という構成は非常に珍しい。それが少女漫画となれば尚更感じた
生贄となるべく育てられた少女サリフィと魔族の王でありながら半人半魔のレオ。安息の場所が無かった二人がある約束により繋がりを持ち、心許せる相手の居ない魔族の王宮で互いを思い遣る様子はとても優しい気持ちになれる。
でも、事前準備もなく人間をいきなり妃に迎えようとすりゃ反発を招くの仕方無い気もするよ、王様。それだけ王様にとってサリフィは一秒も離したくない、大切な存在になったということなんだろうけど
そういえば、表紙からサリフィの性格は物静かで美人薄命なものを想像していたんだ -
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ネタバレ魔族の王の元に99番目の生贄として捧げられた少女サリフィ。親に生贄にさせることを目的として育てられた少女には帰る所はもうない。一方、その強大な力で畏れられ魔族たちの頂点に立つ異形の王。名もなき孤独な王は生贄の少女に出会うことで孤独から救われる。生贄の少女は恐ろしい異形の王が優しく孤独な王であると知り、お互いが欠かせない存在となるが…。
異種ロマンスですね。最近流行りの。レオの尻尾がフサフサしてて私もモフモフしてみた(笑)サリフィやキュク・ロプスも可愛いし、可愛い獣たちが多い漫画ですな。レオが人間の姿を持つのは少女マンガのお約束(笑)同日発売の竜のマンガもそうだったし。相思相愛なサリフィとレオ