友藤結のレビュー一覧
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そういう意味でこのタイトルなんだって思いました。なんだか切なくて心温まるストーリーです。ヒロイン嫌いなタイプかと思ったら応援したくなる子でした。
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Posted by ブクログ
サビとシアの二人によって始まった世界再生の旅。ここに"翻訳者"のエルテルが加わった事で旅に彩りが増したね。また、超越的な態度が目立っていたシアの心理面に変化が見られた点も大きいかな
正直、第1巻を読んだ時点では本作がどこまでの広がりを持っているか不安に思う部分も有ったのだけど、この第2巻を読んで幾らか印象が変わったよ
聖巫女と守護者、その二人しか担えないと思われた世界再生の旅。そこに同じように「この人にしか担えない」役目を持つエルテルが加入した意味は大きいね。サビとシアだけで閉じかねなかった関係性がエルテルの存在に拠って広がった
また、エルテルが非常にコミカルなキャラク -
Posted by ブクログ
前作がケモノなキャラクターばかりだった友藤先生の新作、今回は今回でゴリゴリのファンタジー作品だね
というか、ヒロインが超越者的な雰囲気に満ちていてヒーローが粗暴なタイプって少女漫画ではなかなか見ない組み合わせのような気がするけど、私が知らないだけでこういったカテゴリの作品も有ったりするんだろうか?
奇跡の少女、聖巫女として鳥籠の中の鳥のように大切に育てられたアリス、中層の下で浮浪児のように生きてきた異端者のサビ
本来なら会話する事なんて無かった筈の二人がたった一日の交流を大切に胸にしまい、後年になって再会する流れは王道じみているね。
たった一日しか逢えなかった。されど一日の触れ合いが有った -
ネタバレ 無料版購入済み
イリヤが切ないなあ。サリフィに響かなかったのが、サリフィへの言葉じゃなくて自分を守るための言葉だったからって分析しているけど、でも、もっと響ていてもよかったと思うな・・・
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最後まで楽しみ
巻末のケモ姫とふつうの王様がお気に入り。本編のパロディなんだけど、コロコロの子犬のサリフィも可愛いし、それを愛でる人のかたちをしたおーさまもイケメてて素敵。毎巻楽しみです。
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Posted by ブクログ
遂に問題となったレオンハートの二面性。しかも人間との協調路線を訴える中での正体バレであるために衝撃は大きかったようで
おまけにここに来て神官セトが本性を現し攻勢を仕掛けてきたものだから尚更
ここで難しいのはこれが魔族の国で起こった事態であるがために、セトの行動は謀反ではなく糾弾であり、レオンハートは王ではなく賊徒として扱われてしまう点
セトの言葉は正しいものとして扱われ、これまでレオンハートが訴えてきた言葉は間違ったものとして扱われてしまう
それにより、これまでレオンハートが心血を注いで是正しようとしてきた不公正が元に戻ってしまう流れはキツイ……
けれど、このセトの叛逆によって生じた、正当な -
キュプロが可愛いすぎる!
信じてたから!迎えに来てくれるって!あたし分かってたんだから!先が読めないってゆう要素は漫画として不可欠だと思うのよね。だって次が想像出来たら面白くないじゃん。イイよ。読めるよ。キュプロ可愛いすぎる!人外大好きだから好み。この葛藤もよくあるプロセス。
とりま星4で。 -
Posted by ブクログ
魔族の使いとしてやって来たサリフィに手を貸すオセロット、魔族の文字を扱える魔女のアナスタシア……
どちらも何を企んでいるのか、何を腹に抱えているのかよく判らない存在として登場したけど、終わってみれば二人の話はとても王道な物語として終わった印象
王道だからこそ、アナスタシアの過去が明かされた辺りからオチは読めてしまうのだけど、極度の人間不信に陥ってしまっていたアナスタシアを救う物語としては最上のものだったのではないかと思ってしまう
人間不信に陥ったアナスタシアに対し、サリフィはいつもの調子で近づき少しずつ距離を詰めていく
それらはトントン拍子に進んでいるように見えるけれど、これってやはりサリフ -
Posted by ブクログ
凱旋の儀という明るい話題から国交樹立交渉という難しい問題へ映っていき、はっきりした明暗を示している12巻
これまでも何回も議論に上ってきたサリフィを公儀の場に出して良いのかという問題が66話で再び繰り広げられる
しかし、これまでと少し違うのはアヌビスが強硬に反対せず、サリフィも表に出ないと宣言する点
これまではある程度サリフィが表に出る必要がある場面でこの問題が持ち上がってきたのだけど、今回は必ずしもサリフィの存在は必要ではない。そしてアヌビスは王の意思に任せるつもりで居る
なら、ここで焦点となってくるのはレオンハートが大多数の自国民とサリフィを比べどのようなバランスを最適と思うのか
サリフ -
Posted by ブクログ
少女漫画でありながら、巻の大半を男と男の勝負で占めている点はちょっと尊敬する…かも
そんな内容だからサリフィに出来る事は本当に少しだけ。いつものようにその胆力によって示せるものにも限界がある。
いや、第60話で嘘の誓約をしてフェンリルの油断を誘うサリフィには本当に驚かされたけど。王妃として成すべき事をする為ならサリフィってどのような方法をも使えるのだなと再認識
その後に始まるのは誰も立ち入れないレオンハートとフェンリルの矜持を懸けた闘い
その中では大量の血が流れるし、レオンハートが敗れそうな瞬間も有る。けれど、それをサリフィが止めようとしなかったのは印象的
レオンハートが国を守る為にどのよ -
Posted by ブクログ
オズマルゴ王を打ち倒すと大言壮語を放つフェンリル登場。
本作はこれまで緊迫した空気を含みつつも、死傷者が出るような展開は少なかった。しかし、フェンリルによって本格的な戦争が引き起こされてしまう
この巻ではまたもやサリフィと王様は離れた所にいる事に。それも「離れた場所に居ても互いに信頼しているから大丈夫」な描写ではなくフェンリルによってサリフィが人質になってしまうのだから王様の心痛はこれまで以上。一時は国の一時代時に前線に出てしまおうとする
それを抑えるためにアヌビスが代わりに前線に出るという驚愕展開。ラントベルトもサリフィを助けるために何時になく身体を投げ打つ行動が目立つ
フェンリルというあ