A・デュマのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
解説も訳者が書いちゃう! ~ミレディーは銃士達が阻止しようとしたバッキンガム公暗殺という使命を果たして帰国し,復讐の一環としてコンスタンスを毒殺。地方に住むミレディーの最初の犠牲者である兄である経理もアトラスことラ・フェール伯に見出され,英国人ウィンテル卿も加わって,追い詰められたミレディーことシュルロット=バクストンは向こう岸で断首された。ダルタニャンは銃士隊副隊長の辞令をリシュリュー卿から授けられた。ポルトスは隊を去ってコクナール夫人と結婚し70万リーブルを手に入れる。アラミスはロレーヌを放浪後,ナンシーの僧院に入った。アトスはルションの土地を相続したと隊を去る。ロシュフォールはダルタニャ
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Posted by ブクログ
ネタバレ子供の頃に子供向けは読んだことがあったけど、きちんと原作を訳したのを読むのは初。
子供向けの本やアニメ版(NHKの)や映画版(私が見たのは三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 (2011))とはやっぱり、かなり違ったのですねぇ。
特にミレディ、ルパン三世の峰不二子系悪女キャラとして描かれる事が多いけれど、原作はもっと情熱的で苛烈!
コンスタンスのオチもまさかの…。うわぁ。
まぁ確かに、子供向けは原作に忠実には書けないわけだ。
1970年発行なので、武士や匕首などなど翻訳は古め(笑。
しかも岩波文庫版は三銃士シリーズの第一部しか出てないんですね。
第二部、第三部まで翻訳版が出てるのは講談 -
Posted by ブクログ
上巻がやっと終ったという印象で、下巻こそ盛り上がるだろうと予想して読み始めてみる。上巻に比べて物語に動きがある分どんどん読むことが出来た。しかしミレディーの復讐劇を読んでいると『モンテクリスト伯』を思い出し、そうなるとどうしても比較してしまい、『モンテクリスト伯」の方が壮大で痛快と思ってします。解説にもあったが、この両者を比べるものではなく、『三銃士』の方はドタバタ劇と割り切って読むのがいいのかもしれない。最後があっさり終るが、それは次巻以降にも続く『ダルタニャン物語』の序章だからだと割り切ることにした。
『ダルタニャン物語』の完訳は現在は復刻版のみしか手に入らないし、それも高価で訳もなんだか