あらすじ
デュマは旺盛な筆力をもって生涯に小説だけでも二五七巻に及ぶ作品を書いたが、『三銃士』はなかでも世界中の人々にもっとも愛された小説である。個性豊かな四人の銃士と彼らを結ぶうらやましいまでの友情、危機にのぞんで男らしく颯爽と行動するそのさわやかさ。この若々しい男性的ロマンにはつきせぬ魅力がある。一八四四年。
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『モンテ・クリスト伯』といい、『三銃士』といい、本当に、昔の、しかも、フランスの文学とは思えないほど、面白くて、アレクサンドル・デュマ氏にはこのような素晴らしい作品を多く遺して頂いたことを心から感謝したいと思います。
ダルタニャン、アトス、ポルトス、アラミスそれぞれのキャラクターが大変に魅力的で、はらはらドキドキする展開といきいきとした彼らの描写に目が離せません。
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アニメ三銃士ではまってこの原作本を読みました。やっぱり三銃士はおもしろいですね、ダルタニアンと三銃士の活躍もいいですが、ローシュフォール伯爵とリシュリュー閣下もいい味を出していますね。 『三銃士』、実はアレクサンドル・デュマの弟子の作品だったのをデュマが「俺が書いたほうがおもしろい」って採り上げたって話はほんとうですかね〜。
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ガスコーニュの田舎から出てきた勇敢で、しかし愚かではない青年剣士ダルタニャンと三者三様の個性ある三銃士との友情と冒険の物語。敵役のリシュリューの人物造型も素晴らしく、文豪デュマの力量に感服。同作者の「モンテクリスト伯」は小学生の時読んで分かんなかったけど、再読してみようかと思った。「三銃士」自体は「ダルタニャン物語(全11巻)」の最初の2巻らしいとのこと。いずれ全部読みたい。…次は息子(私生児)の作品を読むか…【古060910/061116】
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元祖キャラクター小説!今や登場人物達が魅力的なのは当然のことだが、150年前の小説でこんなにも個性豊かなキャラクターで溢れているのはデュマならではといったところか。現代のマンガやラノベを呼んでいるかの如く、活き活きとした情景が浮かび、ページをめくる手が止まらなかった。下巻も楽しみ。
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チャーンス! ~ガスコーニュから出てきた貧乏貴族の倅・ダルタニャンはルイ13世の下の銃士隊に入って出世の糸口を掴もうとするが,アトス・アラミス・ポルトスと知り合う。リシュリューは王と王妃を離反させようと謀り,銃士隊はそれに敵対している。王妃がバッキンガム公に与えたダイヤ付きの飾緒を取り戻そうとロンドンに走る~最近ではマスケティアーズ・ちょっと前は三谷幸喜の人形劇・古くはTBSのラジオドラマ
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デュマ代表作の一つ。三銃士の一人ダルタニアンが幾多の試練を乗り越えながら成長していく、革命期のフランスを舞台にした冒険活劇。最近NHKで三谷幸喜の手により人形劇化された。原作は結構込み入っている部分もあるのでとりあえず人形劇あたりに軟着陸(笑)するのもおすすめ
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アニメ・漫画でよく聞くワード「三銃士」の原点です。上下とも読みましたが、ざっくりいえば若者達の剣と誇りを賭けた冒険活劇といったところでしょうか! 主人公ダルタニアンの勇敢だけど無鉄砲ともとれる性格は熱血漫画の主人公に通ずるものがあるなと個人的に思ってます(ちなみに三銃士はダルタニアンの仲間であって主人公ではない)。でもこの中で私が一番好きなキャラは三銃士の1人のアトスかなぁ。 …上編で一番好きなのはイギリスまで命がけで手紙を届けに行く話。その後散り散りになった仲間達と再会するエピソードも結構可笑しい。 一癖も二癖もある三銃士のメンバーも魅力的ですし、お話のテンポも良くて楽しめるので、何度もリメイクやパロディが作られる理由が分かります(^^)
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読み易いけど、岩波の『モンテクリスト伯』の訳の方が好きかな。
意外とお金に苦労したり、間抜けな感じのある三銃士とダルタニャン。
これからの展開が気になります。
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田舎から出てきた貴族のダルタニャン。パリに向かう途中、父親がしたためてくれた手紙が盗まれた。手紙を盗んだ謎の男と親しげにする謎の女。ダルタニャンの将来を左右する出会い。権力争い、陰謀、恋愛いろいろな要素を盛り込んであります。話の筋が見えてきたと思ったら、またもつれて下巻に突入。脇役にまで細かい配慮がなされていて隙がない。う〜ん、ミレディーが気になる。
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最初、ダルタニャンて弱そう…と思ったが、すぐにやとら強いことが分かった。
彼らが友情や忠誠を胸に戦う姿は、時代劇に通じるものがあって、実に小気味良い。
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懐かしく思って、今になってもう一度手に取って読んでみた。まどろっこしい所もありつつ、割と面白かった。どうしても、昔やってたNHKのアニメの三銃士を思い出してしまい、登場人物の姿かたちはそれになってしまう^^;。
指輪を取り返す話とか、結末がわかっていてもハラハラドキドキと楽しめた。
こういう古典を読むと、価値観が当然違う世界のことになり、その中を楽しめるのも面白い。作者でさえ、「この頃は・・」と書いてあり、既にギャップがあるから、二重に世代の壁を突破する感じがある。
王様と王妃は仲良くすれば良いのに、と子供心に思っていたが、大人となった今では、なかなかそうは出来ない感情を理解できると言う発見もあったりする。
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言わずと知れたアレクサンドル・デュマの大作『ダルタニャン物語』の冒頭の『三銃士』。昨年は『モンテクリスト伯』を読んだので今年は『三銃士』をと思って読み始めた。
『モンテクリスト伯』に比べるとやはりこっちはドタバタ喜劇という印象を受ける。シリアスな雰囲気のなか三銃士が出てくるとなんだかバタバタになってしまう。真面目な雰囲気のなかなんだが軽い。そんな印象。新聞での連載なのでスピード感はあるが、どうしても先をどんどん読みたくなるというハラハラした感じがない。まぁこの先長く続く『ダルタニャン物語』のエピローグとしてはこれくらいの背景説明は必要なのかもしれないが、なんだが余計な長さを感じてしまった。ミレディーの登場ですこし話も動くかなと下巻に期待。
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大人になって再読。子ども向けのリライトじゃなくても元々テンポいいんだ、デュマの時代でもリアルタイムじゃなくて歴史小説だったんだ、と気付く。そしてなぜ四じゃなくて三銃士なのか? というよくある疑問も解けた。ダルタニャンは物語通してしばらく、銃士じゃなく護衛士なんだねーへー。
基本的人権とか平等といった概念が生まれる前の感覚とか雰囲気を、小説ならではで実感。
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アトス ポルトス アラミスの三銃士と田舎から出てきたダルタニヤンの冒険
イギリスとの戦争や怪しい宮廷の裏事情などが絡んでいるが、全くあっさりした冒険譚
ダルタニヤンとコンスタンスとの恋愛、ミレディの悪女っぷりが痛快