河井克夫のレビュー一覧
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原作を読むのも良いですし
このマンガ版から読んでみるのも良いと思います。
先崎学九段は文章力も非常に高いので、自分の症状等の描写が非常に的確ですね。最初は小さな異変から始まり、きっかけとなる事象等もあり、やがて症状が悪化して……かなり十度のうつ病の典型的な症状が出てきますね。
実は私も家庭の問題などがあって同様に苦しんだ経験があり、未だに睡眠導入剤は服用しているので全く他人事ではなく……自死を選択する者の多くもうつ状態で放置された結果とも言われていますので、こういう作品はホント広く読まれて欲しいですね。
先崎氏の本を公共の図書館で借りるのでも良いと思います。 -
購入済み
うつ病の話とイラストの感じが
うつ病の話とイラストの感じが合っていないと読み始めたときは、思っていたのですが、うつ病の症状が描かれている場面の怖さはこの感じだから表すことが出来てるように思えました。
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うつ病の日常性
作者さんがうつ病を発症してからの経緯を読んで、「こんなに突然なんだ」と改めて驚きました。「予兆はあった」とは言っているけど、日常生活の中では気に留めないくらいのことだと思います。うつ病は風邪のようなもので、誰でもかかるものだなと思いました。
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購入済み
大変勉強になりました
この本を読んで、うつ病の怖さがよく分かりました。突然、誰にでも起こるもので原因は色々なことが重なった時に起こるということを知りました。
私も思いあたる節がありました。気を付けていても、ふさぎきれないことも有るのだと感じました。
本当に為になりました。 -
Posted by ブクログ
原作者自らの手による解題の中に「おっさん達が若い娘をもてあそんでる!!」とあったので、どれどれ、と思って生年を見てみた。
作画/安永知澄(1979年生まれ)
原作/「わたしたちの好きなもの」河井克夫(1969年生まれ)
「ちぬちぬとふる」「カノン」上野顕太郎(1963年生まれ)
「なぎ」しりあがり寿(1958年生まれ)
まさにそういう短編集。
異なる3人の物語を、1人のフィルターを通してから顕現させるっていう試み。赤・青・黄色の3つの円があって、それが全部重なってるところが白で、その白こそが「安永知澄」にしてこの本の表紙の色、みたいな。そんな恥ずかしい比喩を用いたくなるような、 -
Posted by ブクログ
本棚に積読している「うつ病九段」。いろんな人から面白いよと勧められ、ドラマも録画済みなのだが、いかんせん、うつ病を題材にしているので、その気分に同調してしまったらどうしようと思ってしまい、ずっと本棚にある。他に優先順位の高い本もたくさんあることも理由の一つだ。
文喫でコミック版を見つけたので、こちらなら同調する暇もなくすぐに読めるなと手に取ったのだが、やっぱりすごくいい本だった。
うつ病患者の視点で、病気が具体的にどのようになっていくのか細かく書かれていて、類を見ないリアリティ。
回復の大変さを読むにつけ、うつにはならないように、脳を忙しくさせないようにしようと思った。
精神科医である先 -
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考えさせられる
つい最近ドラマをやっていて読み返しました。ドラマより漫画の方が心に入っていきます。だんだんと沈んでいく感情立ち上がれないもどかしさなどうつ病ならではの描写がうまく描けていると思います。