感情タグBEST3
Posted by ブクログ
本編もおもしろかった(この言い方は違う気がするが)が、コミカライズによってさらに読みやすい。
よく練られた構成だと思う。
特に終盤、羽生さんとのやり取りから、千崎さんがうつ病になった顛末をかくくだりまでは素晴らしいと思う。
千崎さんの文は、いつも明るくておもしろかったので、中卒ならぬ自称「小卒」の理由は切ない。
これもご本人ではなく、コミカライズという他の著者だから描けた気がする。
Posted by ブクログ
マンガですらすら読みやすい。実際にうつ病になった人がうつ病と闘ってる自分について書いた本を読んだことがない上に、それがプロ棋士なのだから興味をそそられあっという間に読み終わった。面白かったし、自分がもしうつ病になったらどうなるんだろうかとか、周りにうつ病の人がいたらどう接すべきなのかとかのヒントが満載だった。
Posted by ブクログ
うつ病の私と全く同じ経過を辿っていて、私は怠けではなくちゃんと病気なんだと安心した。
活字を読みにくいうつ病患者からすると、漫画化されているのは非常にありがたい。
寛解するところまで書かれていたらもっと良かったと思う。
Posted by ブクログ
プロ棋士がうつ病になってしまったお話。
うつ病で出来なくなったこと、回復を始めて出来るようになったことの一つひとつが興味深かった。
将棋を指せなくなったときは、どれだけショックだっただろう。しんどさは計り知れない。
原因は何だろうと考えたけど、原因よりも渦中での不安な思いや少しずつ回復していくところを伝えたかったんだろうなあと思った。
Posted by ブクログ
原作は読んだことがない。
というか、このマンガの存在も初めて知った。
ウツ病回復期の方が本を書くというのは珍しい。
と、本書でも精神科医のお兄さんがおっしゃっていたが、本当にそうだと思う。
ウツ病と一言で言っても、症状を想像するのはなかなか難しいと思うが、この本はわかりやすい。
ウツ病とは言われていないが、手前で治療をしたことのある自分には、思い当たる症状ばかり。
あれ、かなり辛いんだよな。。色々と。
自分はならない。と思う人でも、身近になる方はいらっしゃると思うので、参考に読むと理解しやすいと思う。
Posted by ブクログ
うつ病があまりに辛そうで、心底なりたくないと思う。時々鬱々とした気分で、何をやっても全然面白くないし、何もやりたいことがないなどとうつ病気分になることがあるのだけど、本当のうつ病はそんなレベルではなくて、そう感じたことが恥ずかしくなる程だ。
河井克夫さんのビジュアルセンスが炸裂しているかっこいい表現が随所に見られる。
Posted by ブクログ
直属の部下を始め、うつ病になって休職する人を何人も見てきたけど、こんな症状があるんだなというのは初めて知った。もちろん人によって違うんだろうけど。
絶望も退屈も感じない、というのが驚き。でも、氏もいうように、ほんとに人間喉元過ぎれば熱さを忘れる、なかでこれだけ克明に描けているのは読んだ価値あり。
将棋にもいや、棋士という方たちにも少し興味が湧いてきた。