清水玲子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ命って何だろうと言う事について竹取物語をベースに世界、宇宙へ飛び出すSF。
この人の漫画は恋愛ものの要素がふんだんに入っていても好き嫌いだけでこちゃこちゃしない。
どの登場人物にもそれぞれに生活があって、それぞれの事情や思惑があって、みんな必死に生きていることを、絵の繊細さと少女誌では重ための科学的なテーマのコントラストで力強く感じさせます。
いのちと宇宙を扱うこの人の漫画は、つくづく母性が強いなあと想う。優しくて、胸が痛い。
それぞれに自ら欲する物を決めて、望みを果たし、それぞれのやりかたで命を「還す」という愛しくて、すこし寂しいラストシーンは素晴らしかったです。こんな風に強くなれたらい -
Posted by ブクログ
清水玲子のストーリーは毎回SF系なんだけど、このかぐや姫シリーズの連載で、随分以前と変わった。
この前は、人魚姫シリーズ(月の子)やっていたから、これが始まった頃は、こういうおとぎシリーズつづけるのかな?と考えてたんだが、多分長い連載のうちに考えが変わったんだね。
このシリーズでは今までになかったようなシーンがあったし、それが今の「秘密」に続いてるな〜と思う。
まあ「月の子」シリーズの時も、それ以前に比べると時事的なものが盛り込まれていたが。
多分このシリーズの連載中に、確か二回大きな事件があって連載の危機があったのも影響しているかと思う。
なにしろ「秘密」は、未来という設定だけ