清水玲子のレビュー一覧

  • 天使たちの進化論

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    20年前の作品だけど面白い。ロボットなどのSF要素を取り入れているのと、哀愁が漂うからかな。作者の描くキャラクターはとても美しく好きだ。

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    2013年05月09日
  • 月の子 MOON CHILD 8巻

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    再読。
    絵が綺麗で子供の頃は憧れの女性像が主人公(大人ver.)だった。
    今読むと、問題提起する作品なのかな、結構重い作品だったんだなって感じます。
    あと、今読むとベンジャミンよりセツの方が綺麗だと思う。ティルトの気持ちがわかる…

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    2013年01月13日
  • 22XX

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    表題作の22XX、そしてMAGICや秘密の第一話…清水玲子はSF短編の名手だと改めて思う。

    食べることは生きることだ、とするならばジャックは生きることを拒否しているのだ。彼にはいつも罪の意識があるから。しかし生きることは食べることではないから、ジャックは生きている。生きていられる。罪を心に抱いたままでも。食べなければならないことと食べなくても生きていけることはどちらの方が悲しいのだろうか。そして人間とロボットの境界はどこへいってしまうのだろうか。

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    2011年09月06日
  • 月の子 MOON CHILD 7巻

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    もはやアートもジミーもどうでもよく、
    ひたすらティルトとセツの物語に見えてしまって切ない。
    ティルトもセツも切ない。

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    2011年08月06日
  • 月の子 MOON CHILD 6巻

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    佳境。
    でも、どうしてもティルトを悪役として見られない。
    歪んでいるのは彼がいちばんよくわかっている気がして、それが気の毒でならない。

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    2011年07月25日
  • 月の子 MOON CHILD 5巻

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    ティルトのしてることだけを常識的に見たら「いけないこと」の筈なのに、ティルトの気持ちに強く共感せざるを得ない。
    偽善的な部分を取っ払って、ただ大事なものを守ろうとしたら、誰しもティルトになるのじゃないか。
    だから私はティルトが羨ましくて、どうしても責める気になれないのじゃないか。

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    2011年07月20日
  • 月の子 MOON CHILD 3巻

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    試しに3冊読んでみよう、と思って3巻までしか買わなかったことを今かなり後悔している。
    全巻一気に読めるだけの重みがある気がする。

    人魚たちはどこへ向かって走り出してしまったのか。

    彼女の描くマンガは中盤で話が複雑化していくところがかなり魅力的。
    そしてどこかにひやりとするようなリアリティを感じるのもまた魅力的。

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    2011年07月10日
  • 月の子 MOON CHILD 2巻

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    物語が転がり始めた。
    まだ行き先が見えないところが却って面白い。

    ファンタジーかと思いきや、背景設定の細かさに驚く。
    ジャンル付けの難しいストーリーだけど、面白い。

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    2011年07月10日
  • 月の子 MOON CHILD 1巻

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    マンガだからこそ描ける、ビジュアルで訴えかけてくるものが見事。
    少女マンガでしょ、と思ってナメてると痛い目にあう。

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    2011年07月10日
  • 輝夜姫 14巻

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    それぞれの恨み、それぞれの鬼の部分、大団円と言えるのだろうけど、結局月人は何だったんだろうとか考えてしまう。納得できるような、できないような微妙な完結。少なくともこの作品のSFはスーパーファンタジーの略だなと思った。

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    2011年06月11日
  • 輝夜姫 1巻

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    ネタバレ

    清水玲子さんの本は「月の子」「秘密」と読んでとても面白かったので、
    この「輝夜姫」もすごく気になっていました。
    でもいざ、読もうと思うと巻数の多さに踏み込むことが出来ず・・・
    文庫版で出ていたのを見つけて購入しました。
    相変わらず、ものすごく絵が美しく、
    ストーリーもファンタジーがベースのサスペンス?(なんて表現したらいいんだろう?)で、先が気になって気になって・・・
    どんどん買い進めてしまっています。
    いまのところ12巻まで読んでます。
    かなりクライマックスな感じですが。
    先がどうなるか気になる。

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    2011年02月18日
  • 輝夜姫 1巻

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    ネタバレ

    命って何だろうと言う事について竹取物語をベースに世界、宇宙へ飛び出すSF。

    この人の漫画は恋愛ものの要素がふんだんに入っていても好き嫌いだけでこちゃこちゃしない。
    どの登場人物にもそれぞれに生活があって、それぞれの事情や思惑があって、みんな必死に生きていることを、絵の繊細さと少女誌では重ための科学的なテーマのコントラストで力強く感じさせます。

    いのちと宇宙を扱うこの人の漫画は、つくづく母性が強いなあと想う。優しくて、胸が痛い。
    それぞれに自ら欲する物を決めて、望みを果たし、それぞれのやりかたで命を「還す」という愛しくて、すこし寂しいラストシーンは素晴らしかったです。こんな風に強くなれたらい

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    2010年12月07日
  • 月の子 MOON CHILD 1巻

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    ネタバレ

    SF、童話、社会問題を絡めた、清水版人魚姫。
    人間の狂気と愛のドロドロをオーバーでもなく、突き放すでもなく丁寧に描けるのは清水玲子さんならではないかしらと思います。
    サイエンスフィクションとファンタジー、ロマンスのミックスが絶妙。

    ラストシーンでは優しい世界と、悪夢の世界、どちらが本当の世界なのか?という問いを投げかけられ、もの凄く不安にな気持ちになる。
    少女、恋愛漫画にありがちなほんわかを吹っ飛ばす終わり方が好きです。

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    2010年12月07日
  • 輝夜姫 14巻

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    清水玲子のストーリーは毎回SF系なんだけど、このかぐや姫シリーズの連載で、随分以前と変わった。


    この前は、人魚姫シリーズ(月の子)やっていたから、これが始まった頃は、こういうおとぎシリーズつづけるのかな?と考えてたんだが、多分長い連載のうちに考えが変わったんだね。

    このシリーズでは今までになかったようなシーンがあったし、それが今の「秘密」に続いてるな〜と思う。


    まあ「月の子」シリーズの時も、それ以前に比べると時事的なものが盛り込まれていたが。

    多分このシリーズの連載中に、確か二回大きな事件があって連載の危機があったのも影響しているかと思う。

    なにしろ「秘密」は、未来という設定だけ

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    2010年09月19日
  • 月の子 MOON CHILD 1巻

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    この作者にはまるきっかけになった本。
    主人公カップルよりも、セツとショナの脇役カップルが好きで仕方ありませんでした。
    美しい絵は今も昔も変わりありません。

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    2010年08月17日
  • 竜の眠る星 1巻

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    アンドロイド同士に愛は不毛ではある。生殖能力はないし、性の区別さえない。だからこそ、肉体を通じずとも結ばれる魂の絆を描いていて、BLの根源は、本当はそこにあるんじゃないかと思う。

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    2010年03月19日
  • WILD CATS 完全版

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    清水玲子作品にはいつも裏切られる…。男の子が実は女の子だったり、やっぱ女子を選ぶのかよ、畜生、って具合に。「WILD CATS」が唯一、期待通りに終結したお話です。

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    2010年03月19日
  • WILD CATS 完全版

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    ほのぼのと楽しめた。
    ライオン飼う話かと思ったら、やっぱりそんなわけない。
    非常に内面的な思春期の話

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    2010年01月29日
  • 竜の眠る星 1巻

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    小学生の私を大きくゆさぶった作品。絵の美しさもさることながら、
    「きれいな男の子(人間じゃないけど)が色っぽく、誘い受」という
    私の好みを完全に方向づけたマンガでした。
    今この作品を描いたら、ヘンな方向に話がいってしまって
    あのラストシーンはなかっただろうなあ。
    あの階段のシーンは、感動を通り越してトラウマみたいなものです。たぶん、感性のとんがった時期に読んだ人はみんなそうでしょう。
    これが好きすぎて、月の子も輝夜姫も最後まで読めてない。これを清水玲子に求め続けてはいけないのは重々承知で、これを残してくれたことにただ感謝。大好きです。

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    2009年11月11日
  • 月の子 MOON CHILD 1巻

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    ニューヨーク、産卵のため月から帰ってきた三つ子の人魚ベンジャミン、ティルト、セツ。しかし女性として子ども(卵)を産めるのはベンジャミンだけ。彼(彼女:普段は小さな男の子だが、好きな人の前だと絶世の美女になる、性が変わる)が恋したのは、おちぶれたダンサーのアート。しかしベンジャミン=人魚が、アート=人間の男性に恋をすれば、大きな災いが起こるという。物語は様々な人々の思惑、感情を孕んで、やがてその大惨事と運命の愛の結末へと向かっていく。

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    2009年10月04日