板垣巴留のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ヒト科なんですけど、あのヒトを動物に例えれば、的な描写を何年も観察してやってきた人なのかも、と思った。ルネッサンス吉田さんの描く女性性とは感触が大きく違うな、と。女性なんだが、女性の幸せや性ではなく、ヒトとしての幸せは、と言う焦点を本能的に持ってるのではないか、板垣さん…
作者自身が漫画家の父を持ったことで、何かしら葛藤していたと言うよりも、親の刷り込みやもたらす環境に否応無く子供は縛られるものだが、そこからの解放を描きながら、作者自身は自分の糧に難なくしていったのかも…もがいたかもしれないけれど、それがあるから自分になった、と言う様なあっけらかんとした感じを出せるのは、作者の持ち得るものだ -
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斬新!!!不思議な世界観…!!!
続きがとても気になる。ビースターズやビーストコンプレックスなどを読んでいたのでこちらも作家さん繋がりで通知が来ました。
この主人公の話の続きが読めるのでしょうか。
先が全く読めません。(褒めています)
気になりすぎます。 -
Posted by ブクログ
【あらすじ】
動物版青春ヒューマンドラマ、完結。
ルイの必死の訴えを見て、裏市に草食獣たちが殺到した。肉草入り乱れた暴動になりかけるも、〝ビースター〟ヤフヤの身を挺した行動で落ち着きを取り戻した群衆。しかし、その群衆に紛れていたある特徴的な角を持つガゼルに目が留まり…?
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とても不思議な空気感の漫画でしたが、妙に引き込まれて、新巻が出るのが楽しみでした。
まず、動物たちが人間のように暮らす世界というファンタジー感満載の設定なのに、テーマが「異獣種同士の共存」という、現代の人間社会がリアルに直面している問題(人種差別・ジェンダー)であり、そのギャップ -
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アジアゾウとぶつかったシマリス、校外で起こった食殺事件。表面上なごやかに見えるレゴシとハルの食事シーンのように、表向き共存・共栄による平和が実現しているようで、水面下では本能的な欲求や恐怖が渦巻いていて、ぎりぎりのところで均衡が保たれている。
そんな中、隕石祭の準備でレゴシは学外へ。やっぱりというか、闇市のような場所がなければ、成り立たないよなぁと納得。
小動物への特殊性癖って少し笑いそうになったけど、小児性愛みたいなもんかと思うと複雑だ。