名取芳彦のレビュー一覧
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急がず、心穏やかに過ごすためのあらゆるヒントが書かれています。目新しい解決策が書かれているわけではないですが、仏教の考えが元になっているので、心にストンと落ちます。
・自分らしさも、社会も、環境も、全部変わっていくのだから、自分らしさにはこだわらない。
・逃げると思わずに、今より高い目標を達成するためにその場を去ると考える。
・こだわりとはその場から動かないこと。同じ状態にこだわれば心が乱れる。
私はべきべき人間だなと思うことが多いので、諸行無常の考えはどれもこれも心に染みました。メモしようと思ったら全部メモしたくなるくらい。おすすめです。 -
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許す気持ちが他の人より少ない…そう思っていたので手にしました。
とても失礼なことを言われてもニコニコしている人、怒らず聞いて愚痴も言わない人、私の周りにはそんな人徳な人がいます。私は怒りを露わにするし、周囲の人に愚痴をいって私のネガティヴな感情を周囲の人にも撒いてしまっている。
どうしたらコントロールできるかと言うのが人生の課題だと思っています。
江戸川区生まれの住職が、お釈迦さまの教えを心にささくれだった現代人に諭してくださる本です。
仏教や慈悲、慈愛とはなんだろうかと考える良いきっかけになりました。
何を求めどうだったら優しい気持ちになれるんだろうかと心と対話できました。特に「許す心がや -
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読書録「般若心経、心の「大そうじ」」5
著者 名取芳彦
出版 三笠書房
P269より引用
“一日の中で、二分の時間が取れないような生活をしている
方、読むための静かな場所が確保できない方は、すでにあなたの
その生き方が、のっぴきならない状態にあると思っていただいた
方がいいかもしれません。”
目次から抜粋引用
“もっと陽気に生きよう!
心を磨いて、ニコッとしよう!
心のホコリを「一生の誇り」に変える!
もう迷わなくて、大丈夫!”
密蔵院住職である著者による、般若心経を元に気持ちを落ち着
けるコツを記した一冊。
般若心経の現代語訳から個々の語句に関連する話まで、著者の
僧侶と -
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【why】なぜ読もうと思ったのか
もうすぐで60才になるわたし
身の回りのものを手放すことはできているが「面倒ごと?」
ここが気になりオーディブルで聴き始めた
【what】何を学んだのか 三つくらい書き出す
・損得ではない「尊徳」で選ぶ
自分の行いが尊いか徳はあらわれているのかを価値基準にする
・できない理由や言い訳をしない
コンパクトにして実践、できるを積む
・褒められたいだけでは自分を見失う
【how】いつまでに何をするのか
・今日から他者との比較はせず自分自身が認め自分自信を愛する。
・周りの声は受け止めるだけでいい、言われても凹まない。
•自分を必要としている場所もあるし -
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著者はお坊さん。
仏教の言葉から例題を挙げるというより、著者の価値観や生活の中での気づきを例として挙げてくれているので、とても読みやすい内容でした。
少し視点を変えると、これまで見過ごしてしまっていたことも素敵に思える何かになり得るし、自分の中にも何かを見出すことができるのだということを、改めて思いました。
最近環境が変わり、好きな場所(都会)から地元(田舎)へ引っ越しました。
楽しいことが何もなくなったと少し嘆いていましたが、これもご縁だと思って、身の回りにある草花や鳥の声を気にする時間をもうけたと、この本を読んでそう思うことにしました。 -
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すべてのものは空なり
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わかりやすい例は花が
咲いて枯れる様子。
花が咲けば浮き立つし
枯れれば沈む私の心。
そうして一喜一憂する
心を指して煩悩と言う
のよね。
大空を舞う真理の翼が
私の煩悩を見つめたら、
霧のなかを彷徨う鹿の
ように見えるのかしら。
でもね、なんど見聞き
しても実感を伴わない。
だって、空と言う割に
空っぽな感じじゃない
のよね。
足元はぬかるんで不快
だしおなかだって空く。
いつだって何かに心を
乱される。
私ならぬこの迷える鹿
はどうすべきなの?
なんて私に、どうやら
ぴったりな本書。
迷いの森を抜け出たい
なら、
己のなかにある仏性に
気