名取芳彦のレビュー一覧
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命を頂くからこそ「いただきます・ごちそうさまでした」
店員さんにごちそうさまと言えても、肝心の命に対してこちそうさまを言えてない。
食べ物が並んだ時、そこに農家、漁師、運送した人、調理した人など数多くの
縁を観じて「空(縁によってこの食事は今ここにある)」をふっと思ってみる。
そして何より命の犠牲があることも。
お見舞いに行かないお見舞いも大切。
蓮の花を見習う
蓮は汚れた水の中からすくっと茎を伸ばして花を咲かせる。
その茎も葉も花もその汚れに染まることがない。
私たちは多くの悩み、苦しみ、悲しさの中に生きているからこそ、
清らかな心の花を咲かせることができる。
病気や老年は人間にとって -
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ココロに留まった言葉。
『物足りなさを埋めるか、求めるものを減らすか』知足ってことばを久々に思い出した。孤独が問題になるのは、身寄りがない、志を同じくする人がいないこと、ではなくて、それによって寂しいと思うこと。寂しいと思うことは、『苦』(自分の思いどおりにならないこと)である。ならば、身寄りとなる人や同志を作れるよう行動するか、もしくは一人であることを覚悟してしまえば、寂しさという苦は減るじゃないか。
そう、こう書いてしまうとごく普通のことなんですよね。だけど、苦にがんじがらめにされてるとわからなくなる。
もうひとつ。
『他人の評価』
人間は、四つの社会的欲求があるという。愛されたい(自分 -
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「達観」とは、年齢を重ねるにつれ、自分らしさを大切にしながら、無理のない生活を送ることだと言える。具体的には以下のようなこと:
年を重ねるにつれ、自分のペースで生活することが大切になり、無理なことは避け、気楽に過ごすことが重要。
人や社会が変化しても、自分らしさを大切にし、それを楽しむことが「達観」の意味
一方で、若い人にとっての「達観」は、人間関係を柔軟に保ち、飾らずに生きることだと考えられます。また、若い人は日頃から多くの「種まき」(チャンスに巡り会うためのきっかけ)を作り、出会いと経験を大切にしながら、実践的に行動することが大切だ
つまり、現代社会では年齢に関わらず、自分らしさを大切にし -
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この本、過去に買って読んだことがあった!でも、また違う学び。片付けしたくなって、書類や診察券の処分や整理をした。一つ行動につながったから良かった。参考にしたい考え方が2つあった。1つは、『物を捨てる時は、新陳代謝と考える』。そりゃ、循環しないと不自然だ。これでモノを片付けやすくなるかもしれない。もう1つは『自分らしさなんて、そもそもない』。結構、自分らしさってなんだ?と考えることがあるが、仏教では、そんなものはないと考える。なぜなら、世の中のこと全ては諸行無常でうつりかわるから。自分らしさもその都度かわる…考えることが馬鹿馬鹿しくなって、考えるのをやめた。
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2018年GWの大掃除において部屋の片隅で見つけた本です、読みかけかなと思いましたが、数か月前に読破していた様です。人生50年を過ぎると、数は少ないとはいえ、お世話になった人、一緒に昔遊んでいた人、勉強していた人達が早々と向こうの世界に行かれます。
式に参列していて、同窓会気分を味わうと共に、声はあまり変化がないものの、外見は明らかに変わってきているのを感じます、当然、お互い感じているのだと思います。
そんな私にとって、仕事に直結するビジネス本も良いのですが、はるか昔から読み継がれている(聞き継がれている)般若心経に興味がわいてきました。埋もれることなく引き継がれているので、書かれている内