岩永亮太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
舞台は戦争直後からのお話。
そしてそこに『帝国陸軍情報部第3課』別名を『パンプキン・シザーズ』。
一個小隊、戦災復興を掲げて動き回る。
飽きさせない展開、かっこよく動く人、台詞。好きです。
1巻目でお披露目。主要人物登場。名前より肩書きで呼ぶのが軍隊っぽい。
オレルドとマーチスは名前で呼ばれますがアリスは少尉、ランデルはデカブツとか伍長とか呼ばれているし。
2巻目でマーチスとオレルドの『ランデルは何者?』という展開。調べ続けるのを拒否したんだけど…
謎の900番部隊の『不可視の9番』とカウプラン女史の間柄。
3巻目ではアリスのドレス姿と麗しき姉(ソリス・エリス)が登場。 -
購入済み
遅すぎた或いは早すぎた遅延戦術
2018年末の新型コロナウイルス感染流行の影響か、前巻から発行がかなり発表が遅れてしまった。
前半ではテロという混乱の中で正常な判断を揺さぶられた状態で、選択を選ばなければならない人々と選択を突き付ける者の対比が描かれ、
後半ではその善悪を問うこと、それ自体の正誤に関して物語が展開される。
情報というものが武器となる状況の中で、それを持つものに対しその危険性、性質を問い、その上で情報の発信者と受け手双方の熟慮、熟成を求める。
情報の速さは正誤とは関係なく、情報を受け取ってから判断は個々人に善悪という正誤が問われる。それ故に正義の判断、行動が全てのものに問われる。
されどもなるべく良い方向に結果