岩永亮太郎のレビュー一覧

  • Pumpkin Scissors(6)

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    いたいけな伍長と勇ましい少尉の第6巻。月刊に移動した最初の話は、お披露目ということもあってか対戦車話。いやあ伍長が輝いてますよ。表紙にもなってる少尉の姉二人も、出番は少ない割に良いところ持ってってます。あと、巻を増すごとに伍長のあいくるしさが指数関数的にうなぎ登りでございます。

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    2009年10月04日
  • Pumpkin Scissors(1)

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    久しぶりに面白い漫画を発掘できました。
    永き戦争がようやく終わり、停戦後、戦災の傷跡が残っていた。
    飢饉、疫病、兵士の夜盗化。それを阻止すべく立ち上がったのが帝国陸軍情報部第3課 通称――Pumpkin Scissors(パンプキン・シザーズ)
    アリス少尉とオーランド伍長の関係が好きです。
    恋愛じゃない結びつきって好きなのよね〜。
    伍長の過去が、かなり気になります。なんか戦争兵器だったぽいです。過去の記憶が欠落してます。情緒不安定なので、厳しいけど優しいアルス少尉を、まるで母のように慕ってるんだろうな〜。
    世界が平和になって終わるといいですね。2人の関係も気になる所です。
    でも、別に恋愛に発展

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    2009年10月04日
  • Pumpkin Scissors(5)

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    TVアニメ化の帯が輝く最新刊。本屋さんでも見つけやすくなりました。今巻はセッティエーム姫萌え。ただひたすらに愛。前半はアリス少尉の大活躍がステキです。戦乙女って良いなあ。しかも強いって良いなああ。……そうそう、オーランド伍長も愛らしいのです。ごつくてでかいのにどこか小心者、のギャップ萌えなんだろうかこれは。

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    2009年10月04日
  • Pumpkin Scissors(1)

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    少年漫画誌では出来ない少年漫画.その意味では鋼の錬金術師と同系統か.
    あと対戦車「歩兵」と対戦車「拳銃」.

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    2009年10月04日
  • Pumpkin Scissors(3)

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    今のところ一番好きな巻。
    お話も非常によいのに、どうしてか思い出すのは「信仰は人それぞれですから……」や「“一人上手”がお似合いです」だったり……。な、何故だろう……。

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    2009年10月04日
  • Pumpkin Scissors(24)

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    とんでもなく久しぶりの新刊が「描く方にも、読む方にも、とんでもない労力を強いる内容」だったとは思わなかった。本の小口が真っ黒になっているのは伊達ではない。
    この24巻の筋道を作り上げるまでに作者はどんだけ頭を抱えたものだか想像に難くない。1年休んでいいよ、マジで。
    この巻は「現代世界に通じる情報の恐ろしさ」をただひたすらに種明かしした巻であり、おそらく今後の本作品のキーにもなりうるもの。
    そして恐ろしい点が、読者に対し「流し読みを許さない」ものであることだ。流し読みをすればあっという間に読み終わるだろうが、それは中身が全く頭に入ってない証拠だ。逆に理解しようと思えば「嫌でも脳みそフル回転で1ペ

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    2024年08月17日
  • Pumpkin Scissors(3)

    購入済み

    少しファンタジー

    あちらこちらで 二重三重に陰謀が張り巡らされているようで、息詰まる展開が続いてゆく。登場人物たちの個性がますます明らかになっていって面白い。基本的にシリアスでリアル感が強い作品なのだが、ヒロインが剣を振るうシーンなどはずいぶんとファンタジーっぽい。まあ 息抜き的にはよいか。

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    2021年02月04日
  • Pumpkin Scissors(2)

    購入済み

    きな臭さが増す

    よくある話ではあるが、死の商人と癒着している役人ともっと不気味なマッドドクター。
    ほのぼのした話やギャグが所々に入るので、作品全体が殺伐としたものにならないところがいい。
    戦後復興という舞台設定が目新しいので、ありふれたプロットでも新鮮に感じることができる。

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    2021年02月04日
  • Pumpkin Scissors(1)

    購入済み

    個性豊かなメンバーたち

    戦争中ではなく荒廃した戦後の治安維持 という舞台設定が斬新である。
    描いている場面は戦闘シーン中心ではあるが、戦後 ということでいくらか見方考え方も変わる。
    メンバーはいずれもなかなかに個性豊か。対戦車兵が余りにも超人的なのが少々気になる。

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    2021年02月04日
  • Pumpkin Scissors(22)

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    『人にはそれぞれ納得できる‟苦しみの種類”というものがある―――

    生ある限り 苦しみもまたあるのなら
    その‟苦しみ”の種類を選べることこそが―――
    納得できる
    戦いであり
    転じて 生き甲斐と言うのではないか』

    苦しみの種類でさえカテゴライズされてしまうから、苦しいが二重にも三重にもなってのしかかって来るんだろうなぁ、今の世の中でも。
    自分の命と同等に、感情も「自分の物である」と思えなくなった時に、人は絶望するんだろうと思う。

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    2021年01月19日
  • Pumpkin Scissors(1)

    xfh

    購入済み

    各キャラがそれぞれ個性的

    皆、軍人もしくは悪役という立場なのに、色んな登場人物が細かく描き分けられていて、楽しめる。
    主人公組(表紙の2人だけでなく、他のメンバーも)がそれぞれ役割を割り当てられ、役に立って話が進行していく。ハガレン初期のマスタング組のような雰囲気。
    とにかく強い男主人公が、性格はおっとりというか気弱な感じだけど得体の知れない、秘密を背負った人物らしくて、話の展開と共に、この秘密の中身も気になる。

    人がたくさん死ぬけどグロいとか悲惨とかそういった描写は抑えられていて、それらの事件に関わった人々の心情がメインに描かれている。

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    2020年07月23日
  • Pumpkin Scissors(21)

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    膝を正してよむべき作品なので、発売日に買ったものの読み始めるまでこれだけ時間がかかってしまったw

    本巻まるまる使っての正義問答。同じ内容でも、結論だけをズバッと言い切ってその行間は読者に任せる…というのもあるのだろうけど、あえてその行間を全部描くことで「あぁ、ここまで深堀りしてここにたどり着いたんだ…」とその重さを痛感できる。

    やはり本作はサラッと絵や筋を楽しむより、心の準備ができている状態で読み込むのが正しい。

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    2018年01月21日
  • Pumpkin Scissors(21)

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    一巻まるまるアリスの主張に使ったのは圧巻。
    その主張が、イコール作者の主張とはならずに、ちゃんとキャラクタが言いそうであることが素晴らしい。

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    2017年09月17日
  • Pumpkin Scissors(20)

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    爽快感の無い、重く苦しい展開が続く。しかし他に類を見ない独特な戦況展開、怨念の描写が読むものを惹きつける。凄い漫画だ。

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    2016年03月06日
  • Pumpkin Scissors(20)

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    憎悪の連鎖。敵もまた傷つき、賢い人間である。先祖が戦争に負けたという、自身に責の無い迫害。夢の技術が真っ先に戦争に使用される悲劇。

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    2016年03月01日
  • Pumpkin Scissors:Power Snips(1)

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    ベッタベタの展開なんやけど、ヴィッター絡みの話はぐっとくるわー。
    Pumpkin scissorsにハマったんもヴィッターの話からやもんな。

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    2016年01月04日
  • Pumpkin Scissors:Power Snips(1)

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    パンプキンシザーズ外伝。作画は本編とは別の方が担当されていますが、おそらく門下の人ではないかと思うくらい絵柄がそっくりw もう少し変えてきても良かったとも思うのですが。シナリオについては、本編と変わらぬセンス、哲学が貫かれていて、下手するとセリフレベルで原作者の手が入ってるのではないでしょうか。

    原作に出てくるキャラからあまり記憶にないキャラ(失礼)まで、様々な短編が収録されていますが、ヴィッターさんのエピソード、特にラストがクサすぎてカッコよかったですな。

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    2015年12月03日
  • Pumpkin Scissors(17)

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    アリスが唱える「正義」には公平さしかない。それは「黒」と「白」では割り切れず「灰色」もあるんだ、と言う世の中には通用しないかもしれない、ただの理想、意固地さ、机上論かもしれない…が、貫こうとする姿勢、自分を疑わない潔さを持ち続ける方が難しいのだ、と言う事。「灰色」と言ってしまって曖昧にすることが人間らしさではない。ハーケンマイヤーの迷いからの戦闘を笑う事になる。

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    2015年05月25日
  • Pumpkin Scissors(14)

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    パンプキン・シザーズの絵はお世辞にも上手いとは言えないし、どうしても荒川弘派生、って感じで個性が際立っている、と言う訳でもないのだが、とにかく私はオーランド伍長の傷だらけの体、って言うのものの吸引力が凄いんだよ。これだけで読んでしまう、と言うくらいに。「痛い」描写と言うのは色々ある、絵柄にも因るし、表現の仕方にも因る。少年漫画である以上「痛さ」を考えさせるには「痛さ」を省かないが、絵柄で生々しく伝える事は制御しているんじゃないかな、という気がする。「痛さ」全開になってしまう絵柄では少年誌には描かせない、とか。そう言う視点から考えるとある意味「容赦」してブレーキをかけないBLは凄い。オーランド伍

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    2015年05月23日
  • Pumpkin Scissors(16)

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    哲学問答のように本作で語られる「正義とはなにか」「なぜ人を殺してはいけないのか」…そしてオーランド伍長に施された施術の正体…901ATT(部隊)番外編だけ別で描いてくんないかな…やっぱこの部隊の非情さ、実験台と言う部分が読んでみたいよ。オーランド伍長以外の被験者はどうだったのか、とか非常に気になる。時代設定とかやっぱハガレンと文化レベルが似てるんだよね。錬金術か科学か、ってとこが大きな違いなだけで。オーランド伍長がランタン灯した後の絵柄が凄い好きなんだけど、他の時の絵柄との落差、ってのがどうしてもあるように思えてしょうがない。等身の絵の時と、コミカル域に入った時の等身の低い絵柄になった時のギャ

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    2015年05月23日