古宮九時のレビュー一覧
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言葉をめぐる旅
凄かったです。
キャラクターも張り巡らされた伏線もストーリーも、全てが素晴らしい。めちゃくちゃハマりました。
異世界に迷いこんだ普通の女子大生雫と、彼女の保護者エリクの旅。
二人と一緒に異世界の言葉の謎に迫っていくのも楽しかったし、全ての謎が解き明かされるラストはハラハラドキドキさせられました。
面白かった~。 -
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悠久を生きる⁉️
終わってしまいましたね。
カクヨムで、出逢って。
私の中では、出逢ってしまった訳です。
オスカーとティナーシャ同様に。
「少し、誇張か?」
ヴァルトには、耐えきれなかった事象の、
1つ、1つに、二人、二人なら、
挑んで、乗り越えて、行くのでしょうね🎵
最大級の謝辞を、作品に、先生に、送ります。
続編が有るのですか\(^-^)/(゜ロ゜;
本格的なストーリーですかね✨
サイドストーリーではなく?
それまで、コミックで、楽しみつつ、
待っております。 -
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期待しかない!
原作の方、まだ読み切ってないのですが、コミカライズに手を出してしまいました。ああ、面白いなあのノベルをコミカライズ出来る方が描くとすごいな、って思いました。続刊は時間がかかると思いますが期待しています。ファンタジーものをあまり読まなかった自分が言うのも何ですが、面白いです。損しません。
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面白いです
表紙の絵がウエディングドレス風でしたのでこの巻で完結を迎えると思っていたのですが、まさかの展開でした。
ボリュームもあって読み応えありました。 -
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澄み渡っていながらも何処かさみしい晩秋の空を思わせる作品。
落ち着いた中に時折混じる軽妙なセリフが心地良く不思議な文体にどんどん作中へ引き込まれてしまった。
過去の取り返しのつかない悲劇や後悔が描かれて居ますが、いわゆる泣かせを押し付けるものではなく、からりと透明な悲しみ中に未来への希望が示されており各登場人物や世界の今後を見届けたい気持ちにさせられます。
主人公が過去の不幸に腐るでもなく全てを諦める訳でもなく自分に出来ることを(ボヤキながらも)愚直にこなそうとする姿がそうさせるのだと思います。
単巻でまとまっていますが是非続きが、できれば大作で種族問題の行き付く先を見届けたいですね。 -
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Unnamed Memory -after the end- 5
アンネームドメモリーのateも随分と来ました。このシリーズ、結構長いですね。
今回は、主にティナーシャのお話。生まれ変わっても、徐々に会いにくくなっている2人。会えないうちに、呪具に対峙しようとしてアイティリスの魔女たちに助けてもらうお話は、懐かしいやら寂しいやら。ラヴィニア…。
しかし、後半のお話は、一気に1700年も飛んでますね。なんとまあ。
1700年というと、仁徳天皇の時代から一気に現代に来るくらい時間が経過してますね。なんでそんなに飛ばすの?
最後の大陸では、記憶をなくした夫を気遣うティナーシャがいじ -
Posted by ブクログ
ネタバレ古宮九時著『Unnamed Memory Ⅱ 玉座に無き女王』は、静謐な幻想のなかに、深い人間の業と救済が織り込まれた一冊である。
本巻では、ティナーシャという存在の過去と宿命がゆっくりと解き明かされていく。その姿はもはや“魔女”ではなく、一人の人間としての痛みと愛を抱えた「女王」であり、彼女が歩んできた長い孤独の軌跡が、物語全体に荘厳な陰影を与えている。
一方で、オスカーの内面も確かな重みを帯びていく。彼の決意、優しさ、そして時に揺らぐ心は、王という立場の象徴を超えて、「人として何を守るべきか」という普遍的な問いを投げかけてくる。ふたりの関係は単なる恋ではなく、時代と呪いを超えて魂が呼び合 -
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ネタバレ著者初読。KU。
古宮九時著『Unnamed Memory 1』は、単なるライトノベルの枠を超えた、壮大かつ繊細な叙事詩のような読後感を与えてくれる作品である。王子オスカーと大魔女ティナーシャという、対照的でありながらも互いを映し合う存在が織り成す物語は、古典的ファンタジーの重厚さを湛えつつ、現代的な感覚で描かれている。そのため読者は懐かしさと新鮮さの双方を同時に味わうことができる。
特筆すべきは、ティナーシャというキャラクターの存在感だ。永い時を生きる魔女である彼女の背後には、語られぬ過去と深い孤独が漂うが、それを軽やかに覆い隠すような強さと知性がある。その姿に触れるたび、読者は彼女が纏