古宮九時のレビュー一覧

  • 君に贈る15ページ

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    メディアワークス文庫創刊15周年記念アンソロジー。
    「1人15ページ」という制約のもと、15名の作家がそれぞれの物語を紡ぐ。

    この15という枠は単なるページ数だけでなく
    多くの作家さんが「15」というモチーフとしても回収しています。企画としての統一感が心地よい。短いからこそ、作家ごとの語り口や発想の癖が読メル一冊。

    斜線堂有紀、綾崎隼以外は初読。改めてレーベルの層の厚みを思いますね。

    掌編とも言える分量の中で、特に印象に残ったのは綾崎隼「十五年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語」。
    設定自体はどこかで見聞きしたような“ベタ”なものながら、その王道を真正面から引き受けてロマンに昇華していく語りが魅力的。この作家さんは 他の作品もロマンチック。

    もう一つは時雨沢恵一「前略、十五歳の僕へ」。
    こちらもモチーフ自体には既視感があるものの、15ページという制約の中に過去と未来の感情を
    想定外な落とし所で読めました。

    お題のあるアンソロジーって好き。

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    2026年03月30日
  • 君に贈る15ページ

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    15ページでサクッと読めるので、隙間読書にピッタリ。
    個人的には以下の2作品が特に良かった。

    ▪️いざ、さらば(村瀬健)
    ▪️十五年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語(綾崎隼)

    短いながらも心がほかっとするような満足度の高い作品で、ちょっと元気をもらいたい時に読み返したいと思いました。

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    2026年03月16日
  • 君に贈る15ページ

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    短編集だったのですぐに1週間ほどだ読むことが出来ました。

    個人的には、
    綾崎隼さんと青海野灰さんの文章が良かったです!

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    2026年02月01日
  • 君に贈る15ページ

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    15頁じゃ物足りないと思っていたけど、全然そんな事なかった。
    むしろ初めての作家さんに挑戦するには丁度良い長さ。
    『超能力者じゃなくたって』と『世界が十五になる前に。』が可愛くて好きだなあ。
    でも『息継ぎもできない夜に』や『初恋灯籠』のような切なげな雰囲気の短篇も良い。
    『朝の読書だ nyan』はあまりにも微笑ましすぎて、アンソロジーの締めにして大正解だわ。

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    2025年04月20日
  • 成り代わり令嬢のループライン 繰り返す世界に幸せな結末を

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    ネタバレ

    んー? んん~?

    あんまり私向けじゃなかった印象。決してつまらなくはなかった。でも、なんかしっくり来ないし、途中、斜め読みしてしまった。成り代わりとかループとか大好きなんだけど、きっと、調理法が合わなかったのよね。

    0
    2025年03月14日
  • 成り代わり令嬢のループライン 繰り返す世界に幸せな結末を

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    ネタバレ

    想像以上に壮大なスケールの話だったなと。
    物語の規模というか、時間的な幅が。
    本編中のループとしてちゃんと描かれているのは2回分だが、特に2回目(実際は3回目、但し今の「彼女」として)は魔女のせいで時間軸が大幅に拡がるし、しかもそれすらもループ脱出の伏線であるという巧妙な仕掛け。

    ただ巧妙がすぎるゆえに、設定がなかなか複雑で飲み込むのが大変。
    終盤に明らかにされた件が特に難解だった……
    あと壮大なスケールの割にループ脱却の場面に肩透かし感があって、思っていたよりしょぼかったかなという気がした。
    あれだけ時間かけたのに、これでいいのかと。
    ラストの蘇りも何で?となったし。

    妖精姫の件や仕組みの謎解きは、少しずつ段階を踏んで明らかになっていくのが非常に楽しかったが、後半の展開や恋愛面、ラストの着地点は飲み込みづらいものがあったというのが個人的な印象です。

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    2025年03月13日
  • 君に贈る15ページ

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    15名の作家さんが『15』をキーワードに描く掌編小説『君に贈る15ページ』の概要と感想になります。

    概要ですが、アンソロジー作品のため、これといった表現は出来ませんが、15歳や15年と年齢や年月に関する作品が多かったですね。

    感想です。
    作家さんの贔屓なしで個人的に良かった作品
    ・息継ぎもできない夜に
    ・十五年後もお互い独身だったら結婚しようねと約束した二人の物語
    ・いざ、さらば
    ・初恋灯籠
    初読み作家さんもいたので、これを機に読みたくなりました♪
    毎夜のお供にして、優しい十五夜を夢みて下さい^_^

    0
    2025年01月21日
  • 君に贈る15ページ

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    作家のラインナップを見て、読みたくなる人を揃えているなぁとワクワク。

    15ページでも物語は紡ぎだされる。
    けれど、展開にファンタジーを詰め込もうとすると、転が組み込みにくそうに見えた。

    村瀬健さんの「いざ、さらば」が一番印象に残ったかな。

    卒業式という一つの場面を掘り下げることもそうだけど、他者から「どう見られていたか」で、自分の存在価値を振り返ることの切なさ。

    でも、真っ直ぐに生きてきた痕跡を、自分の見えていない他者は見ていたことを知り、鬱屈した想いからも「卒業」するという、まさに青春なストーリーが良かった。

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    2025年01月04日
  • 彼女は僕の「顔」を知らない。

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    事件の真相解明があるかと思いきや、そんなことなく結局そーなるんかいって思っちゃった。でも最後の良と静葉の恋愛描写は読んでいて楽しかった。ななをあまり重要視していなかったから、そこはいい意味で裏切られた。ただ倉庫の件から後が話飛びすぎててちょっと理解に時間がかかったから、説明を増やして欲しいなとも思った。

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    2024年12月05日
  • Babel I 少女は言葉の旅に出る

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    イラストも挟まれる小説。
    ラノベと表現されないのは、そのサイズとボリューム故か。
    単行本サイズで、とても分厚い。
    文庫本と比較すると2~3冊分はある。

    そんな大ボリュームで描かれる本作。
    異世界ものだが、主人公(雫)は俺TUEEEでもないし、ハーレムでもない。
    文字を駆使して問題解決無双するのかと思いきや、そうでもない。
    チートといえばチートかもしれないが、いわゆる「なろう」のそれともちょっと異なる。
    ここもテーマのひとつになるのだろうと思う。

    容量を活かしてか、描写のひとつひとつはとても丁寧。
    ファンタジーながらも、情景が頭に思い浮かびやすかった。
    アニメ映えしそうだなと思いながら読み進めた。

    雫とエリクの小気味良いやりとりはラノベ風で、見ていて楽しい。
    どちらのツッコミも面白い。

    物語はというと、いまいちテーマが掴みきれない。
    本にまつわる物語というところには理解が及ぶが、それ以外は「?」が多い。
    肝心の「言葉」についても、まだほとんど鳴りを潜めている。

    どうやら、奥に壮大な展開が待っているよう。
    で、この1巻はまだまだその序章のよう(この厚さで…)

    先は気になるし、読んでみたくはある(既刊3巻)が、如何せんボリューミー。
    ある程度、時間を使う覚悟が必要。

    なお、筆者の癖なのであろう、同じ言い回しが多用されているのがやや目に付いた。
    ・逆接の接続詞を文中に使いがち(~~という雫はしかし、~~)
    ・目を丸くする
    ・目を瞠る

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    2024年08月08日
  • Unnamed Memory -after the end-IV

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    面白かったが、ラストが好みではない。
    悲しいのはあかん。
    外部者の呪具を探しに新大陸へ。
    魔法のない世界と、魔力を持つ人が病気的な扱いをうけているのが
    本好きの下剋上設定を思い起こさせる。

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    2024年05月28日
  • 死を見る僕と、明日死ぬ君の事件録

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    ネタバレ

    おすすめされた本

    個人的に死ぬ運命の人を助ける事に抵抗があるので助ける事を、プラスに考えて読みきった。

    主人公が大学生にしてはやけに言動が子供っぽいと思い読みにくいと感じたが、終盤で納得。

    バッドエンドだと思ったけど後書まで読んで胸を撫で下ろした。

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    2023年10月18日
  • Unnamed Memory 1

    購入済み

    普通

    現時点では可もなく不可もなく。といったところ。男がヒロインに言い寄る感じがあまり好きじゃないかも。ただ絵がすごく綺麗。今後の展開次第で評価も変わってくるかと。アニメ化が決まっているそうなので、もう少し様子見。

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    2023年07月01日
  • 死を見る僕と、明日死ぬ君の事件録

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    叙述トリック、後半まで気づけなかった。所々にあった伏線、読みながら何か引っかかる感じはあったけど、そういう事だったのかと納得。もう少し、ストーリーに深さが欲しく物足りなさも感じた。

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    2022年11月17日
  • 死を見る僕と、明日死ぬ君の事件録

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    ネタバレ

    びっくりした!読み始めから小さな違和感があって、「ん?どゆこと?」ってなりながら最後まで読んで、そういう事ね…!?って本当に驚いた。

    ハンバーガー屋さんの大学生の会話も納得。お母さんの反応にも納得。主人公の正体には最後まで気が付きませんでした。大学生だと思ってたんだよ…。

    お母さんとの関係も最後には修復しててよかった。基本的には主人公と鈴子さんの会話が可愛くて、ほんわかしながら読み進めました。鈴さん可愛い。7年後の鈴さんと主人公が仲良くてなんだか嬉しくなりました。

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    2022年04月07日
  • 彼女は僕の「顔」を知らない。

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    ネタバレ

    10年前のキャンプ場での放火によって家族を失った良、同じ境遇の静葉が転校してきて事件が動き出す。良が負の感情に左右されたり、静葉が失貌症だったり、犯人らしき人がいたり、いろいろ豊富な内容の割にはまとまらないイメージなのはちょっと残念。

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    2021年03月22日
  • Babel I 少女は言葉の旅に出る

    購入済み

    シリーズ前提で評価しづらい

    突然異世界へ飛ばされた少女が巡る冒険譚。
    恐らく昨今この手のラノベを読んでいる人には手垢がついた展開。

    話す言葉を重要視している世界観で、異世界ならではの独特の不思議な感覚を演出出来てはいるが、斬新かと言うとそれほどでもない。
    主人公を取り巻く謎の大きさがぼんやりと表示されるだけに終始しているというのも、前後編どころではない長期シリーズを前提にしていて、読み進めていて混乱するかもしれない。

    今作は作者の別作品と設定を共有しているらしく、作者のファン、もしくは異世界ファンタジー(神話類型)に興味がある方が好きになる作品だ。もし両方でもなく、小説世界観設定のうんちくが嫌いという方にはオススメできないだろう。

    キャラの思考や台詞もそうだが、好き嫌いがはっきり分けられるシリーズ。私個人は楽しめたが、万人向けでないことは確かだと思う。

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    2020年06月23日
  • Unnamed Memory I 青き月の魔女と呪われし王

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    魔法とそれを使う魔法士が当たり前のものとして存在する世界。大陸では、永い時を生き強大な力を操る五人の魔女が存在し、人々に畏れられていた。幼い時に魔女の一人によって、子が為せない呪詛をかけられた王太子オスカーは、20歳になった時、最強の魔女と呼ばれるティナーシャの元に解呪を願いに訪れる。それを切っ掛けに彼女を守護者として連れ帰ったオスカーは、契約が切れるまでの1年間、ティナーシャの過去に関わる因縁に、そしてもっと大きな運命に巻き込まれて行くこととなる。

    ラノベ界隈で絶賛されていたので是非とも読まねば!と手に取りました。うーんちょっと期待しすぎたかも。面白くないわけじゃない。スケールは大きいし展開も早くて読みやすいけど、大事なところが全部魔法の描写になってしまうからあっけなく感じる、のかな?ティナーシャのいいところもオスカーの目を通じて多々描かれるけど、どっちつかず(オスカーの優しさを受け入れるか、完全に拒絶するか)の態度にもやっとすることもあり感情移入しきれなかった。ただ、序盤でありこれから盛り上がってくるんじゃないかなと思っているので続編に期待です。魔女の成長すごいな。

    2
    2020年06月16日
  • Unnamed Memory II 玉座に無き女王

    購入済み

    浸れれば最高だと思う

    ヒロインの背負うものとかヒーローの器の大きさとか一途さとか、世界に浸って読めばウルウルくる話だと思います。私はどうしても客観視してしまって、相手の求婚には応えられないけどキスとか抱擁とかして今だけ恋人っぽく甘やかして欲しいというティナーシャの振舞いが鼻についちゃいました。この巻は後半半分が甘々な日常回です。

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    2019年12月22日
  • Unnamed Memory I 青き月の魔女と呪われし王

    購入済み

    ラブコメからのシリアス?

    軽そうだけど重そうでもあるお話。次の展開がどうなるのか。個人的にはラブコメであって欲しいけど悲恋もありなのかな。最強の魔女と言うには軽い口調で不安定な印象のヒロインに違和感ありでしたが、若い王子様の恋の相手なら可憐で隙のある娘でないと読者も乗れないから仕方ないか。

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    2019年12月09日