蓮見恭子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読みだしたら面白くてがんがん走るように読んだ。個人的には橋田、須藤、花房選手を応援していた。
どんなスポーツでも同じかもしれないけれど、その本番の長い時間の攻防からマラソンはスポーツという単純な位置づけだけでなく、レースまでの訓練の成果と調整力、レース当日におけるペース配分、がまん、精神力、他のランナーとの駆け引き、自分との闘いなど多くの因子が作り出すドラマだなぁと思った。
2日間で一気に読んだ。明日からまたジョギング、いやランニングが楽しみになってきた。
んで,京田・兵頭の走らないで高いところから偉そうにしている二人はレース後にどんなコメントをしたんだ? -
Posted by ブクログ
なんとなく良さそうだと思い、書店で手に取った作品。作者のことは全く知らなかった。大当たりだったと思う。夫が仕事をやめたことをきっかけにして、義父の古道具屋で暮らすようになった透子が主人公の物語。古道具が持っている落ち着いた雰囲気が書き込まれていて、読んでいて心が和んでくる。古道具をめぐる薀蓄も面白い。割れてしまった器を継ぎ合せて新しい器を作る呼び継ぎの技法のことなどは、全く知らなかったので、新鮮な気がした。このような古道具が人間と密接に結びついて、人間の心まで変えていくところが面白い。主人公の透子も古道具の仕事をするようになって、少しずつ成長していく。ぎくしゃくしていた夫との仲が、古道具屋での
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Posted by ブクログ
町おこしのため、地域の特色を盛り込んだフルマラソンを企画、運営することになった市役所職員が主人公。
彼には、箱根駅伝を走るつもりで入学したのに、途中でマネージャーに転向したという苦い過去がある。
結局、その経験が、仕事に存分に生かされ、次々と降りかかる問題を、ちょっとクセのある仲間たちと解決していく。
挫折した時、壁にぶつかった時、どう考え、行動するかで、人は成長していくんだなぁとしみじみ。
ビジネスマンはもちろん、プランニング、マネージメントに興味がある人や就活生など、幅広い世代の人が楽しめる内容だと思う。
こんなマラソン大会があるなら、参加してみたい! -
Posted by ブクログ
ネタバレ万年筆いつか持ちたいなと思いつつも憧れているだけの現状からすると、作中にたくさん万年筆が出てくるだけで胸躍りました。
お値段で大体消沈するんですけども。
近くにこんなお店あったら行ってみたいですね。
神戸のおそらく実際にある店舗も出てきてるので、神戸巡りの参考になりそう。
神戸の街を巡っている気分にもなれました。
ただ誰に寄り添って読めばいいのか、ちょっとフラフラしてしまいました。
就活失敗続きの砂羽さんか、後に作家デビューする博子さんか。
恐らく前者なんだろうけど、その割には博子さんメインの話も長いからなあ。
あと「人生が変わる」(かどうかはその人次第だが)訪れた人がみないい方向へ動き出