あらすじ
新市長の無茶ぶりで古墳の町が大荒れ!? 一触即発のマラソン狂騒曲!
フルマラソンの大会起ち上げって、めっちゃ大変!
「二億円ですって!?」
――調達目標額に驚くメンバー
「マラソンにはビタ一文出す気はない」
――地元中小企業
「往復コースにできませんかね?」
――県警交通部
「通行止めって、お前ら何様やねん?」
――ラーメン店の店主
「そこを何とかすんのが、君の役目やろ?」
――無茶ぶり新市長
マラソン大会の開催を目指して裏方たちが大奮闘!
埴輪もビックリ!? ドタバタお仕事エンターテインメント!
「フルマラソンの大会をやりたいんや。倉内くん、やってくれるか?」“古墳の町”土師市の新市長からいきなり無茶ぶりされた市役所職員の倉内拓也。前職でマラソン大会の運営に携わっていた拓也は役所の内外に声をかけて即席の準備チームを立ち上げるが、拓也以外のメンバーは未経験者ばかり。難航するコース設定、資金不足、警察との折衝、大荒れの住民説明会など、膨大な仕事量と次々に発生する問題を乗り越え、拓也たちは無事大会開催にこぎつけられるのか!? 書き下ろし長編、ドタバタ青春お仕事小説!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
箱根駅伝も好きなので、とっても楽しく読めました。市民マラソンって開催するのは大変なんだなと、裏側が垣間見れて面白かったです。
町おこし系の小説は、いろいろアイデアが刺激されて、そこも読んでて楽しかったです。
Posted by ブクログ
面白かった!
駅伝ファンとしても、とても楽しく読んだ。
マラソンをいちから作るのは楽しそうだったけど、公務員は、大変だなあ。
ハートウォーミング系なのに、イヤなやつ→仲直りしてイイやつ、にならないパターンがあって意外。
恋愛小説はずっとラブラブでもいい(例えです、この作品のことじゃない)と思う私にとってはちょっと邪魔なキャラだったが、小説の広がりのためには必要なのか。
とはいえこのキャラに関するエピソード自体、1番のクライマックスではあるが少し余計に感じた。
こぢんまりとマラソン大会そのもののお仕事小説でも良かったと思うが、それはそもそも私が駅伝やマラソンが好きだから持つ感想かもしれない。
Posted by ブクログ
住民との調整やコース設計などの運営サイド、GPSウォッチの細かい描写をはじめとしたランナー視点ともによく研究されている。ランナーとしても読み応えのある一冊だった
Posted by ブクログ
市のマラソンの大会を開くために奮闘する市役所職員のドタバタお仕事エンターテインメント
本屋さんでジャケ買いしたけど、期待通りの面白さでした!
ドラマ化されてほしい!
大阪色が強いので好みが分かれるかもですが、もし読書会に参加することがあれば、この本をおすすめしたいと思いました!
Posted by ブクログ
市民ランナーの端くれとして数多のマラソン大会に参加しました。安全に気持ちよくランナーが走るため、大会運営の皆さんが苦労されていることは分かっていましたけれど、この小説を読んでさらにそのイメージがハッキリしました。マラソンに限らずどんなイベントでも、みんなが安全に楽しめるよう入念に準備をしている裏方の皆さんが必ずいることを忘れず感謝の念を持ちたいと思いました。
「はにわラソン」もし実在したら、本の着ぐるみを着て絶対走りたいです!!笑
Posted by ブクログ
中々面白い。マラソン大会の裏側がよくわかるし、困難を超えていくお仕事小説としても、面白い。
ちょっとビターな側面もあり、大団円?というラストは、続編もあるのかという印象。
普段参加させてもらってるマラソン大会は、これ程の準備があるのかというのがよくわかる
Posted by ブクログ
新市長の一言でマラソン大会を一から立ち上げることになった倉内拓也が主人公。
私は関西のランナーだけど、「これ関西のこと?」と思える箇所もちらほら。
問題が次々に起こる中、最後の問題が『そー来たか』という内容。
これからマラソン大会に参加する時はもっと色んな人に感謝して走ろうと思った。
Posted by ブクログ
町おこしのため、地域の特色を盛り込んだフルマラソンを企画、運営することになった市役所職員が主人公。
彼には、箱根駅伝を走るつもりで入学したのに、途中でマネージャーに転向したという苦い過去がある。
結局、その経験が、仕事に存分に生かされ、次々と降りかかる問題を、ちょっとクセのある仲間たちと解決していく。
挫折した時、壁にぶつかった時、どう考え、行動するかで、人は成長していくんだなぁとしみじみ。
ビジネスマンはもちろん、プランニング、マネージメントに興味がある人や就活生など、幅広い世代の人が楽しめる内容だと思う。
こんなマラソン大会があるなら、参加してみたい!