蓮見恭子のレビュー一覧
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面白かった!
駅伝ファンとしても、とても楽しく読んだ。
マラソンをいちから作るのは楽しそうだったけど、公務員は、大変だなあ。
ハートウォーミング系なのに、イヤなやつ→仲直りしてイイやつ、にならないパターンがあって意外。
恋愛小説はずっとラブラブでもいい(例えです、この作品のことじゃない)と思う私にとってはちょっと邪魔なキャラだったが、小説の広がりのためには必要なのか。
とはいえこのキャラに関するエピソード自体、1番のクライマックスではあるが少し余計に感じた。
こぢんまりとマラソン大会そのもののお仕事小説でも良かったと思うが、それはそもそも私が駅伝やマラソンが好きだから持つ感想かもしれない。 -
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読み終わって万年筆がとても欲しくなりました。今まで万年筆に対して生半可な気持ちで手にとってはいけないものと思い込んでいたのですが覆してくれました。カジュアルなものから高級なものまでたくさん万年筆が登場しますし、万年筆の仕組みについて知れてこの本がきっかけで趣味が広がりそうです。もちろん物語も面白かった!ほっこりと心温まる話でした。登場人物みんな魅了的な人達でそれぞれの今後が気になります。冬木さんが砂羽ちゃんにどんな万年筆を選んであげたのかもとても気になりますね。
馴染みのある土地が舞台だったので、あのお店だなとワクワクしながら楽しく読めました。今度巡ってみようかな。続編があるなら読みたい!そし -
Posted by ブクログ
堺の道具屋さんを舞台にした小説。話が出来すぎてるのはあるけど、泣いてしまった。
市蔵という店主の島市古道具商、息子の壮市は高校の先生で両親を亡くした教え子で主人公の透子と結婚するんだけど、メンタルを病んで島市に帰る。そこで男やもめの薮内さんと表千家の雪野先生の茶事に参加して子どもがシールを貼った香合で想いを伝えさせたり、雪野先生が整理する空き家に手伝いに行きそこで隠れキリシタンの痕跡を見つけ、父親がいない息子の友だち雄大と金継の話とか、最後は立ち退きを求められた家と縁のあった画家がそこに住んでいた証拠が子どもが破った襖の反故紙をきっかけにわかり、有形文化財として人が集まるようになりめでたしめで -
Posted by ブクログ
前作で十喜子さんの若いころを書いてくれたので、今作はまた違った角度で楽しめたわあ。
単なる(?)大阪のオバチャンと思ってた十喜子さんがあんなにも「いいお嬢さん」やったと知ってからはもう…。
何やろう今回もこのピュアさ具合…。
ステキすぎた。続編も書いてほしいな。
奈美絵さんもステキな女性やしなあ。彼女の今後もめちゃくちゃ気になる。
十喜子さんより、奈美絵さんのすかっとした生き様に憧れるなあ。
十喜子さんは想像以上に細やかで「どこにでもいる女の子」が大人になった人やったのよう…。それも、いいんやけどさ。
あと、たこ焼きのてんぷらはすごい。食べてみたい。 -
Posted by ブクログ
まさかの続編がある! …と、思ったら、まさかの十喜子さんの若かりし(失礼)の頃の話って、んもう、んもう、
めちゃくちゃストライクやった…!
面白かった。若い十喜子さん、めちゃくちゃ可愛いな。
なんか、前作を読んだ限りでは十喜子さんって、ええ感じに愛嬌のある大阪のオバチャンって印象やったけど、どうも若いころは違うかってんな。
違うっていうか…、愛嬌は、とりあえずなさそう。笑
しっかりはしてはる。想像以上にご家庭が大変そうやった。
そっかー。やっぱり、若いころからちょっとオバチャンみのある落ち着いた人が、ええ感じの「大阪のオバチャン」になれるんやな…。
わたしは年齢だけは「大阪のオバチャ