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Posted by ブクログ
「万年筆好き」+「読書好き」=『メディコ・ペンナ』を読むべき。
こんな方程式で表されそうな作品だ。
神戸にある万年筆専門店を舞台に、そのお店と万年筆に関わり合うことで、登場人物たちの人生が好転していくというストーリー。主人公は、就職活動中の大学4年生の女子。全然内定がもらえずに、困り果てている。そんな時に偶然に見かけた万年筆専門店のキャッチコピー「万年筆には人の生き方を変える力があります。あなたの人生を変えてみませんか?」に惹かれてアルバイトをすることに・・・。
本当に、みんなが万年筆と「メディコ・ペンナ」に関わることで、少しずつ幸せになっていくことにもホッコリするが、いろんな万年筆が登場してくるので嬉しくなったり欲しくなったり。
ところで、「メディコ・ペンナ」とはイタリア語でペンのお医者さんという意味。
実際にこんなお店があれば行ってみたいと思っていたら、本当に神戸にある「Pen and Message」というお店をモデルに書かれているとか。いつかまた神戸に行く機会があったら絶対立ち寄ってみたい!
最後に、「メディコ・ペンナ」の開業に至った経緯も、取引先からちょっとだけ明かされ、秘密主義の店主の過去もわかりかけた。できるのならば、「メディコ・ペンナ2」でその当たりを書いてもらえることに期待したい。
Posted by ブクログ
就職活動中の大学生・砂羽は、ある日、偶然のぞいたペンフェアで「あなたの人生が変わります 万年筆よろず相談」と書かれた奇妙な看板を見つける。
看板の店の名は「メディコ・ペンナ」。
ぶっきらぼうな店主が営む、万年筆の補修と販売の専門店だった。
「人生が変わる」という言葉に興味を持った砂羽は、友人とともに店を訪れるが……。
就活に悩みつつ「メディコ・ペンナ」でバイトすることになった大学生と、小説家デビューのチャンスが巡ってくるもイマイチ書きあぐねている新聞記者。二人の女性の視点で、物語が展開していく。
万年筆×神戸という、わりと身近なテーマが取っつきやすく楽しめた。
「神戸インク」で有名な「N(ナガサワ)文具センター」などもチラッと登場する。
万年筆で「人生が変わる」というのは、さすがに大げさだし、作中でもそこまで劇的なことが起こるわけではない。
ただ、それなりに長く傍に置いて使う道具だけに、時に重荷になったり、時に気持ちを切り替えるスイッチになったりと、人の心を反映していくあたりが、まさに「万年」筆といったところか。
読むと新しい万年筆が買いたくなるので、沼にハマりやすい人はご注意。
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小説・文芸
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