由羅カイリのレビュー一覧
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購入済み
転生物にしては、すごく堅実な話だったと思います。
宰相も、国の未来を憂えての行動だったようですが、やはり、争いは、何も生まないし、怨恨だけが残ると思う。
平民が縁の下の力持ちなのだと、気付くことが出来てたら、もっと違ったかもしれないけど。 -
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Posted by ブクログ
七夜を共にすると正式な妻となる儀式の途中で師匠の下に返された千樹。自分の力は役に立つはずなのになぜ、放り出されるのか?しかも刀火を好きな自分の気持ちにも気づいてしまう。絵師試験の途中で刀火を守るため試合放棄したので放り出されたら王宮に戻るすべはない。そんな中弟宮の綾峰から嫁入りとして宮廷に来ることを持ち掛けられ、危うい橋を渡る。鬼の手はどこに行ったのか。なぜ魔王の力が強まっているのか、どうやって鬼を払うのか。物語はクライマックスへ。
なんか、ようやくラブラブになるのかと思いきやまだまだなんです。千樹がまじめすぎなんだよね。次巻以降、もっとニヤニヤしたい。 -
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Posted by ブクログ
日本の平安時代のような世界。しかし魔界がそばにあり、取り込まれると国を亡ぼすくらいの魔王が異界から出てくる。主人公・千樹は今は上東国にいるが、元々は上北国の下位の姫だった。父が魔王に飲まれ、国が滅びたのだ。一緒に逃げてきた姉の阿樹は上主の仮妻となり、千樹は絵師の弟子となった。魔界への入り口は成る絵と呼ばれる、生きた絵が入り口となることがあり、現世で描けるものはいない。しかし、過去の成る絵の封印が解けると魔王の素質のあるものが飲まれてしまう。
魔王素質のある第一王子暁宮が千樹の隠された能力を見抜いて居抜きで側におこうとするあたりから話が始まる。展開は読めるものの主人公たちのまっすぐな思いがおもし