あらすじ
ドラマチック万葉ラブロマン3部作、完結!
未だ結婚は許されないながらも、逢瀬を重ねる真那と八尋。しかし、世間では時の権力者・恵美押勝(えみのおしかつ)と上皇の対立が表面化し、動乱の気配が近付いてきていた。そんな最中(さなか)、真那と八尋の関係が押勝側に知られてしまう! 八尋の身を案じた真那は、押勝の娘・東子(あずまこ)に薬師を辞めると申し出るが……。権力争いに巻き込まれた一途な恋の行方は!? ドラマチック万葉ラブロマン完結!
※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
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Posted by ブクログ
もっと読みたい気もしましたが、カップル成立してますしね~ いい具合に纏まりよく収まったと思います。読んでてふと微笑ましい気持ちになりました。お互いがお互いを大事に思うことって、やっぱり素敵。
Posted by ブクログ
平安を越えて奈良時代を描かれるということで、どうなるんだろうという興味半分期待半分で読み始めました。心優しいヒロインと思慮深いけど男らしいヒーローということで深山さんらしいカップルかなと思います。
史実の人とフィクションを混ぜたようで、あれ?この人知ってる…?とか歴史を思い出しながら読みました。主人公達はフィクションなので、史実を邪魔しない程度に頑張ってました。ただまあ、もっと大暴れしても読者としてはハラハラドキドキして楽しかったかもな〜とも思いました。総じて良き話でした。
Posted by ブクログ
今回は前巻ほど危機もなかったし、八尋も真那もかっこよかった。
東子に連れ去られて、どうするのかな…っと思ったら、そういうことでしたか。
まぁ、ハッピーエンドでよかったよかった。
Posted by ブクログ
はや最終巻。終わるの早いかなって思うけど、ルルル文庫だとこれくらいかなぁ。押勝が出てきているところから、恵美押勝の乱が失敗するところで終わるんだろうなぁって思ってましたし。
真那と八尋はすでに両思いだし、真那が連れ去られたりはするけど、「桜嵐恋絵巻」ほどのドキドキ感はなかったかな。
まあ、真那が連れ去られたあとの八尋はちょっと暴走してましたけど、そこら辺のやり取りは流されてましたし、その後の話も真那が八尋父に認められるところとか結婚した後とかが読みたかったように思います。
次作は大正時代だそうですが、また新作。できれば「乙女なでしこ恋手帖」の続きが読みたいなって思ってます。
Posted by ブクログ
またもや恵美押勝が孝謙上皇の毒殺を試みるが、真那が犯人を見破る。恵美押勝と上皇の対立が深まる中、真那は強引に東子のところに連れていかれる。八尋は真那第一と行動を起こす。この後、実際の歴史どおりに恵美押勝と上皇の戦いが起こるが、さて二人の行く末は…。生真面目で可憐な真那と真那一筋の八尋が眩しい第3巻、最終巻でありました。薬師たちが扱ういろいろな薬草について出てきて、なかなか興味深かった。