コリン・デクスターのレビュー一覧

  • ウッドストック行最終バス
    数年の間隔をあけて3回くらい読んでいるが、飽きない面白さ。ヒッチハイクをした2人の女性。1人は惨殺され、1人は消えた。『やる気あるのか?』と思わせる迷走する推理を披露したり、事件関係者に恋しちゃったりするモース警部が楽しすぎる。そんな彼に振り回されるルイスを愛でる作品でもある。今度こそ、シリーズを読...続きを読む
  • ウッドストック行最終バス
    本書は、イギリスの作家、コリン・デクスターの「モース警部」シリーズの第一作。このシリーズも、私が好きなシリーズの1つだった。「モース警部」シリーズは、イギリスではTVドラマ化もされており、人気のあるキャラクターであったようだ。
    筆者のコリン・デクスターは、1930年生まれ、2017年3月に86歳で亡...続きを読む
  • キドリントンから消えた娘
    「ウッドストック行最終バス」に続くモース警部シリーズ2作目。前作に続いてルイス部長刑事とコンビを組んで捜査にあたる。

    モース警部が事故死したエインリー警部から引き継いだ仕事は、2年前に失踪した少女の捜索だった。 エインリーは何らかの調査でロンドンを訪れ、その帰りに自動車事故で亡くなったが、その直後...続きを読む
  • ウッドストック行最終バス
    なかなか来ないウッドストック行のバスを諦めて、ヒッチハイクをした二人の娘のうち一人が死体となって発見された。 モース警部はルイス部長刑事と共に捜査に当たるが、一緒にヒッチハイクした女性も拾った人物も誰だかわからない。 殺された娘の同僚は何かを隠しているようだが....

    モース警部が活躍するシリーズ...続きを読む
  • ウッドストック行最終バス
    新米刑事モースのドラマをずっと観ていて、興味が湧いて読んだ一冊。人間臭くて面白い。小説は部長刑事で中年のモースが主人公。惚れっぽく、行き当たりばったりに見える推理、そして最後は失恋してる。
    また次作も読みたい。
  • キドリントンから消えた娘
    「ウッドストック行き最終バス」を読んでから、10年ぶりくらいのモース警部ではないだろうか。長いこと積んでしまった。

    モースという人物にイライラしたり、早く解決しろとモヤモヤする方は、肌に合わないだろう。彼の妄想爆発推理、仮説に次ぐ仮説。これを楽しめる読者の私は、この物語を終わらせたくなかった。ずっ...続きを読む
  • ジェリコ街の女
    紳士の国、イギリスのお話だというのに、毎回、モース警部は素敵な面を見せつけてくださいます。
    ジェリコ街のアンという女性の話。

    モース警部の推理爆弾、今回も炸裂!
  • キドリントンから消えた娘
    モース警部、二作目。
    モース警部の推理爆弾(?!)がいたるところで爆発。
    やっぱり笑いながら読む本でした。
    そう割り切って読み続ければこのシリーズも納得。

    それにしても女好き、酒好きで相棒ルイスにとってはやれやれ(;一_一)な人ですね。
  • ジェリコ街の女
    十年ぶりに書庫から顔を出したコリン・ デクスターの「モース警部シリーズ」十数冊。その中から忘れている話を読み始めました。

    いまではオックスフォードまでグーグルのストリートビューであっという間に飛んでいけますが、当時はイギリスの地図を指で追いながら小さなジェリコ街を探していました。隔世の感があります...続きを読む
  • ウッドストック行最終バス
    コリン・デクスターも全部大好き。最終巻を読んだときは号泣しました。なにミステリィ読んで泣いてんの?って思った・・・。
  • キドリントンから消えた娘
    ミステリ。モース主任警部。
    著者の本を読むのは4冊目。
    3冊読んで4冊目に挑戦している訳なので、何かしらの魅力を感じてはいたが、シリーズの面白さを明確に認識できた一冊。
    読んでいて連想した作家はアントニイ・バークリー。
    個人的に思う作品の魅力は、モース警部の想像力を活かした捜査スタイル。
    証拠からス...続きを読む
  • ウッドストック行最終バス
    オックスフォードでヒッチハイクをしていた2人の娘。1人が死体で発見され、もう1人は行方不明に…全編パズルだらけ。謎また謎のパズルミステリの傑作。モース主任警部第一作目である。モース主任警部は個性も何もなく街ですれ違っても気が付かないレベルの、主人公としてはつまらない人物。但し頭の冴えはピカイチ。単な...続きを読む
  • ウッドストック行最終バス
    モース主任警部シリーズ第一作。ドラマの印象が強く、ルイス警部ともいいコンビ。出会いの場面からして思わず笑ってしまうようないい味を出しています。仕事熱心なのかそうでないのか...事件そのものより、主人公の個性に惹かれて読み続けました。
  • ウッドストック行最終バス
    クロスワード好きらしい作者の謎解きミステリ。

    バスが来ないというのでヒッチハイクをするつもりだったが、ちょうどやってきた赤い車に拾ってもらった。

    だが、そのうちのひとりが殺された。

    モース警部は聞き込みをして、パズルを解くように事件を構築し積み上げ組み直してみる。
    何度か振り出しに戻ってやり直...続きを読む
  • キドリントンから消えた娘
    これがコリンデクスターの個性か。何度も何度も推理に失敗し、想像力を武器に新たな仮説を組み立てるモースがとてもいい。非常に印象深い作品。
  • ニコラス・クインの静かな世界
    難聴のニコラスクインが殺された。海外学力検定試験委員会に選ばれた無害な彼はなぜ殺されたのか?
    モース主任警部のアクロバティックな推理?が炸裂する!!
    期待通りの仮説と推理の繰り返しで大満足。事件の肝が不正絡みか恋愛か動機は釈然とせず。被害者も含めた登場人物の行動の時刻がいまいちわからない。モースとや...続きを読む
  • ウッドストック行最終バス
    英ミステリ作家、コリン・デクスター(1930-2017)による、モース主任警部シリーズの1作目。
    モースは、「英国で最も好きな探偵」第1位に選ばれたこともあり、イギリスではシャーロック・ホームズを凌ぐ人気があるとも言われるのだそうである。
    本シリーズは長編13作、短編集1冊が刊行され、モースの死によ...続きを読む
  • ニコラス・クインの静かな世界
    聴覚障害を持つニコラス・クインが殺された。
    彼の勤務先は海外学力検定試験委員会。
    英語を母国語としない国での英語の学力試験を行う機関(?)らしい。TOEICとかTOEFLみたいなモノかな?

    最後まで読んで面白かったんですが、よくよく思い返すと、捕まったの誰だったけ?みたいな。
    あの人結局関係あった...続きを読む
  • ウッドストック行最終バス
    全編、モース警部による推理の「構築→解体」の試行錯誤であり、ラストまでもったいぶってようやく推理を開陳する一般的なスタイルとは違うところが楽しかったです。解説にもありますが、現代が舞台なのにしれっと「科学捜査」を無視しちゃう手法も面白いです。潔いw
  • ウッドストック行最終バス
    ミステリの金字塔とも言える作品のひとつ。登場人物がみんないい感じに堕落してるとことか、おちゃめなモースとマジメなルイスのコンビの噛み合わないやり取りとか、トリック以外にも楽しめる要素がたくさんあった。あと意外とエロい描写も多い笑

    読み終わったあとクロスワードって言われると、確かにしっくり来る。引き...続きを読む