コリン・デクスターのレビュー一覧

  • ウッドストック行最終バス

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    ネタバレ

    イギリスの作家、コリン・デクスターのモース警部シリーズ第一弾。ドラマ化もされており、あまりにも有名だけどなんとなく読んでなかったシリーズ。

    ある女性の惨殺された死体が発見される。その女性は、もう一人の女性と共にバスを乗ることを諦め、ヒッチハイクをしたそうだが、そこから先の足取りが掴めない…

    なるほど、こういう作品か。雰囲気としては、モース警部と一緒に推理をしていくような感じ。もちろん間違えもするし、回り道をするけど、その過程も面白い。なんというか、捨て推理も読ませる。
    真相も捻ってあって、最後の最後までどう転ぶかわからない。中々良いシリーズ。

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    2026年03月19日
  • ウッドストック行最終バス

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    数年の間隔をあけて3回くらい読んでいるが、飽きない面白さ。ヒッチハイクをした2人の女性。1人は惨殺され、1人は消えた。『やる気あるのか?』と思わせる迷走する推理を披露したり、事件関係者に恋しちゃったりするモース警部が楽しすぎる。そんな彼に振り回されるルイスを愛でる作品でもある。今度こそ、シリーズを読み進めよう!(と何十年も前から言ってる)

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    2024年03月09日
  • ウッドストック行最終バス

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    本書は、イギリスの作家、コリン・デクスターの「モース警部」シリーズの第一作。このシリーズも、私が好きなシリーズの1つだった。「モース警部」シリーズは、イギリスではTVドラマ化もされており、人気のあるキャラクターであったようだ。
    筆者のコリン・デクスターは、1930年生まれ、2017年3月に86歳で亡くなられている。デビュー作である本書「ウッドストック行最終バス」は、本国では1975年に発表されているが、日本での翻訳の発行は、1988年11月であり、本国での発行から10年以上の年月を経ての翻訳となっている。
    本シリーズは、本格推理小説としても高く評価されている。例えば。
    ■2012年の文藝春秋による、海外ミステリーオールタイムベスト100の中に、シリーズの中から「キドリントンから消えた娘」がランクインしている。
    ■1990年に英国推理作家協会が選出した「史上最高の推理小説100冊」の中に、シリーズから「ジェリコ街の女」がランクインしている。
    ■ハヤカワの海外ミステリー・ベスト100の中に、シリーズから「ウッドストック行最終バス」「キドリントンから消えた娘」がランクインしている。

    モースは、ひらめき型・天才型の警部。理詰めで謎解きをするよりも、ひらめきでストーリーをつくって、そのストーリーに沿って、捜査を進めていくタイプだったと記憶している。他のシリーズにはないタイプの主人公であり、私はそこが好きだった。

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    2023年02月26日
  • キドリントンから消えた娘

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    「ウッドストック行最終バス」に続くモース警部シリーズ2作目。前作に続いてルイス部長刑事とコンビを組んで捜査にあたる。

    モース警部が事故死したエインリー警部から引き継いだ仕事は、2年前に失踪した少女の捜索だった。 エインリーは何らかの調査でロンドンを訪れ、その帰りに自動車事故で亡くなったが、その直後失踪したバレリー・テイラーから両親のもとに無事を知らせる手紙が届く。 しかしモース警部の直観は、バレリーは既に死んでいると告げていた。 手紙は本物なのか。 エインリーは何かを掴んでいたのか。 モースはルイス部長刑事とともに捜査を始めた。

    モースの独特の推理と、常識的なルイスとの掛け合いとともにストーリーは進んでいく。 明確な読者への挑戦はないのだけど、終盤では謎を解いてみたくなって、前の方のページに戻ったりしながら読んでしまう。 そして真相は想像を超えていて、やられた!という爽快な敗北感が残る。 これぞミステリーを読む喜び。

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    2021年04月24日
  • ウッドストック行最終バス

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    なかなか来ないウッドストック行のバスを諦めて、ヒッチハイクをした二人の娘のうち一人が死体となって発見された。 モース警部はルイス部長刑事と共に捜査に当たるが、一緒にヒッチハイクした女性も拾った人物も誰だかわからない。 殺された娘の同僚は何かを隠しているようだが....

    モース警部が活躍するシリーズの第1作。 本格ミステリの楽しさで一気に読んでしまった。 少ない判断材料から大胆な仮説を立てて真相に迫ろうとする、モース警部のアプローチが面白い。時代背景としては科学捜査も重要なはずだが、このシリーズではストーリー上あまり重視されないらしい。 重層的な謎が最後に一気に氷解する面白さを味わえる。

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    2021年04月17日
  • ウッドストック行最終バス

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    ネタバレ

    新米刑事モースのドラマをずっと観ていて、興味が湧いて読んだ一冊。人間臭くて面白い。小説は部長刑事で中年のモースが主人公。惚れっぽく、行き当たりばったりに見える推理、そして最後は失恋してる。
    また次作も読みたい。

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    2021年01月04日
  • キドリントンから消えた娘

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    「ウッドストック行き最終バス」を読んでから、10年ぶりくらいのモース警部ではないだろうか。長いこと積んでしまった。

    モースという人物にイライラしたり、早く解決しろとモヤモヤする方は、肌に合わないだろう。彼の妄想爆発推理、仮説に次ぐ仮説。これを楽しめる読者の私は、この物語を終わらせたくなかった。ずっと彼の推理に寄り添いたかった。もちろん真相は知りたかったですけども…
    相棒のルイスが呆れ果てるほどの、モースの変人っぷり。偉大な探偵達に背を向けるアンチ名探偵。

    何度もモースの推理に驚かされ、そして笑わせてもらった。バークリー作品にもいえますが、正統な流れから逸れて、意表をつく。これが私は愛おしい。

    コロコロかわる推理から導きだされたなれの果て。この真相であって本当によかった。拍手喝采の結末をぜひとも味わってほしい。

    ドラマ版モース警部?いつかみますね…

    オススメマラソンその⑤
    窓辺さんから紹介してもらいました。

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    2018年05月31日
  • ジェリコ街の女

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    紳士の国、イギリスのお話だというのに、毎回、モース警部は素敵な面を見せつけてくださいます。
    ジェリコ街のアンという女性の話。

    モース警部の推理爆弾、今回も炸裂!

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    2013年10月17日
  • キドリントンから消えた娘

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    モース警部、二作目。
    モース警部の推理爆弾(?!)がいたるところで爆発。
    やっぱり笑いながら読む本でした。
    そう割り切って読み続ければこのシリーズも納得。

    それにしても女好き、酒好きで相棒ルイスにとってはやれやれ(;一_一)な人ですね。

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    2013年10月08日
  • ジェリコ街の女

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    ネタバレ

    十年ぶりに書庫から顔を出したコリン・ デクスターの「モース警部シリーズ」十数冊。その中から忘れている話を読み始めました。

    いまではオックスフォードまでグーグルのストリートビューであっという間に飛んでいけますが、当時はイギリスの地図を指で追いながら小さなジェリコ街を探していました。隔世の感があります。

    「あたしの住所はおわかりでしょう?」彼女はささやいた。

    彼はうなずいた。「しかし、お名前を知りません」

    「アンよ。アン・スコット」

    彼は微笑みをうかべた、ほとんど幸福そうな笑顔だった。

    「あなたのお名前は?」

    「モースです」警官は言った。(大庭忠男訳)

    翻訳がとてもいい名訳です。

    モース警部シリーズのなかでも1,2をあらそう傑作です。本作でミステリー界の最高勲章シルヴァー・ダガー賞を受賞しています。シルヴァー・ダガー賞2回、ゴールド・ダガー賞は「オックスフォード運河殺人事件」で受賞していますがイギリス人でなければ分かりにくい作品です。

    背後にギリシャ悲劇ソフォクレスの「オイディプス王」が隠れていたり、ラストのどんでん返しで読者にも全てが明瞭になるというミステリーの王道です。

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    2013年05月25日
  • オックスフォード運河の殺人

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    ネタバレ

    モース警部がとうとう入院した。それは安楽椅子でなく安楽ベッド(でもないか)の推理から始まった。
    もう忘れかけていた。クロスワード好きのモース警部。

    少し前に「森へつづく道」を読んでいた。たしか最初の部分は新聞投書の騒ぎから始まったと思うのだが、メモしてなかったので分からない。

    ヒッチハイク女性が行方不明になる事件でとても面白かった、のだが。大筋は忘れてしまっている。

    とにかく、これがなんとなく記憶では二冊目になるような。



    モース警部は胃を悪くして入院する破目になる。確かに彼は飲みすぎだ。

    そこで隣にいて亡くなった大佐が出版した本をもらって入院の退屈さを紛らすのに、読んでみた。

    それは1860年にオックスフォード運河で起きた殺人事件の記録だった。

    彼は中から不審な点を見つけ出し、退院後にルイスとともに、記録をたどって疑問を解決しようとする。

    まだ辛うじて各地に記録が残っていたり、墓石の風化も、文字が判別できる状態で、徐々に事件の影を辿ることができる。

    殺された女性(ジョアナ)の育った家を見つけて、ルイスが疑問の部分を決定的に解決する跡を見つける。

    ここは読んでいても快哉を叫びたくなる「やったね、ルイス!!」

    単なる推理から、手探りで真相に近づいていく。読者は、モースの推理をたどって行くに過ぎないのだが、それでも飽きないとても面白い展開で、一気に読める。

    コリン・デクスターのモース・推理スタイルだ。



    独身のモースをとりまく美人看護婦たちとのやり取り、治療の眼を盗んでルイスの心遣いはやはり酒と本。そして情報。

    彼らのさりげない会話から、純真なルイスがモースに無心に従っている様子や、それが当然のように振る舞いなからコンビを組んでいる二人がやはり好き。

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    2026年02月27日
  • 死はわが隣人

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    モース主任警部シリーズ第12作。

    自分がコリン・デクスター作品を読んだのは『ウッドストック行最終バス』に続く2作品目だが、なるほどようやく楽しみ方がわかった。

    コリン・デクスター作品は意図して「謎」を読者に与えず、「指紋」「血液分析」「弾丸の入射角がどうの」といった物理的情報は一切語られない(というか全く重視されない)。単に「撃たれて死にました」と描かれるだけ。
    インパクトのある特徴的な描写があるわけでもない。

    ではどこに面白さを感じるのかというと、ストーリーそのもの、文章そのもの、軽妙なやりとりそのもの、モース主任警部やルイス部長刑事のキャラクター、雰囲気、世界観、記憶不要でサクサク読める、といった「作風」「描かれ方」自体であるように思う。
    「本格」的なパズル部分に重点が置かれた作風ではなく、「本格」的に見れば怪しい箇所も過去作にはある、と解説されている。

    悪く言えば内容も犯人も頭に残らない、良く言えば何度も読みたくなる、そんな作風であると感じた。

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    2026年02月04日
  • 森を抜ける道

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    題名を見て読むことにした。久しぶりの本格推理小説。小さな違和感から推理を進めていく手腕は見事。
    イギリス文学やクラシック音楽に造詣の深い人なら何倍も楽しめると思う。残念ながら私はどちらも門外漢だが。69の章の始めには必ず引用があり、本文中にも表れている。

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    2026年01月10日
  • ウッドストック行最終バス

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    TVドラマ 刑事モース(若い頃の話)が面白いので原作に手を出した。
    普通の、推理小説と違って、探偵役の思考に沿って証拠探しをする。思い入れで容疑者を絞って失敗したりとか面白かった。

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    2026年01月03日
  • 別館三号室の男

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    ネタバレ

    モース主任警部第七弾。

    オックスフォードのホテルで企画された
    大晦日から新年二日にかけて宿泊プラン、
    その山場は大晦日の夜の仮装パーティだった。
    仮装コンテストで優勝したのはラスタファリー教徒の仮装をした男だったが、
    翌朝ホテルの別館三号室で死んでいるのが見つかる。

    殺された男は顔を激しく傷つけられ、
    警察が来る前に帰ってしまった宿泊客たちは正体不明、
    雪が降っていたので別館は密室状態と、
    設定は悪くないし描写も面白いので、読んでいて楽しい。
    モース主任警部が登場するまでは。

    ちなみにラスタファリー教徒、というのは信仰というよりも思想運動のようだが、
    その仮装はドレッドヘアーにフェルトの帽子、水色の長袖のシャツに白いズボンとあるので、
    ちょっと奇麗めなレゲエという感じのようだ。

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    2025年07月30日
  • ジェリコ街の女

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    ネタバレ

    モース主任警部第五弾。

    パーティで偶然会った若い女性に家に招かれ、
    半年後にふらりと訪れたモース警部。
    もちろんロマンス的な展開にはならず、
    鍵が開いていた部屋の1階には誰もいなかった。
    だが、その夜に女性が首つり死体で発見される。
    女性の部屋を訪れたのを隣の男に目撃されていたモース警部は…。

    といっても今風に、警部が犯人だと疑われたり、
    内部監査をうけたり、警部を陥れる陰謀だったりはしない。
    いつも通り推理が迷走して、
    女性の自殺の理由は自分の息子の子供を妊娠してしまったからだ、
    とルース刑事に主張していた。

    身代わりのトリックは前回も見たような気がするが、
    今回のトリックは見事だった。
    それと、重要な証拠の指紋が、実はモース警部のものだったということも。

    今回はモース警部が女性の家を訪れたのが遅すぎたというほろ苦い最後だったが、
    前作の最後で、モース警部が家を訪れた女性とはどうなったのか?

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    2025年06月21日
  • ウッドストック行最終バス

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    ネタバレ

    競馬シリーズの後ろの広告で見て。

    まったくもって作者の思うつぼにはまっていたらしく、
    全然犯人がわからなかった。
    まだタイピストが全盛の時代で、
    しかも主人公のモース主任警部が熱を上げた女性が犯人なんて、誰が思う?

    ウッドストック行き最終バスを逃した二人の若い女性のうち、
    一人が殺された。
    ヒッチハイクを一緒にしたもう一人の女性は誰なのか。
    殺された女性と同じ職場の女性がその日の行動に嘘をつき、
    暗号が隠された手紙を受け取ったとしたら、
    その女性が同乗者だと思い込んで当然でしょう?

    途中で、モース主任警部が事件と全然関係ないところで足にけがをしたり、
    部長刑事相手に犯人の条件をあげて統計論的に犯人をしぼっていく場面にも、
    多少いらついたが、
    何よりも作者の落とし穴にずっぽり落ちて抜け出せなかった自分に腹が立つ。

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    2025年04月05日
  • キドリントンから消えた娘

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    モース主任警部の2作目。モースは鋭い直感が持ち味だが、今回は推理がことごとく空回りする。読んでいる私でさえ強引過ぎるなあ、と思っていたら、やはり失敗ばかりで、とうとうモースは事件を諦めようと追い詰められたりする。決して警察官として優秀ではないところが、このシリーズの面白さなのだろう。この話では、実はたくさん推理した中のひとつが”当たり”なのだが、ちょっと消化不良だったかな。

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    2025年03月20日
  • キドリントンから消えた娘

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    2024.09.21
    気長に構えて苦笑いしながら読む一冊。
    モースさんがどうやって警部にまで昇任できたのか彼のひととなりが気になる。
    現実の捜査もこんなふうに行ったり来たりなのかも。

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    2024年09月21日
  • キドリントンから消えた娘

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    ミステリ。モース主任警部。
    著者の本を読むのは4冊目。
    3冊読んで4冊目に挑戦している訳なので、何かしらの魅力を感じてはいたが、シリーズの面白さを明確に認識できた一冊。
    読んでいて連想した作家はアントニイ・バークリー。
    個人的に思う作品の魅力は、モース警部の想像力を活かした捜査スタイル。
    証拠からストーリーを考える論理的手法ではなく、ストーリーを考えてから証拠を集めるスタイルが特徴的。
    このスタイルのおかげで、一冊を通して推理がひっくり返され続ける。
    最後の最後まで、事件の輪郭が掴めず、何が起きているのかも分からない。ホワットダニットというやつか?
    独特のユーモアもあり。
    自分のなかではかなり印象的な作品になりそう。

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    2023年12月11日