コリン・デクスターのレビュー一覧

  • ウッドストック行最終バス

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    コリン・デクスター作品初見ですが、う~~ん自分にはあんまり合わず。

    物的パズル系ではなく心理的パズル系作品のため、たしかに辻褄は合っていると思うものの、例えば美しい密室トリックを読んだ時のように「なるほど!」とはならないというか、何かもっと別の解法もありそう、と思ってしまう。まあもちろんないんでしょうけども笑

    モース警部の仮説を一緒に追っていく、という感じで、どういうことだろうと自分で考えながら読む、というより、単純に物語の進行を読んでいく作品、という印象。
    「こいつが怪しい!でもそれだとこの部分の辻褄が合わない・・・どういうことだ?」みたいな感じではないため、良く言えば読んでいて全く疲れ

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    2025年08月11日
  • キドリントンから消えた娘

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    ネタバレ

    掘り出し物ミステリー探しの一環で読んだ作品。
    私にとって、コリン・デクスターは初モノ。
    本書には、各章の頭に様々な本から引用された寸言が配置されている。
    そして、第32章には、コナン・ドイル『四つの署名』の「ありえないことを除去してあとに残ったものは、どんなにありそうにないことでも、真実に違いない」、実はこの作品の骨子となる言葉でもある。
    主人公のモース主任警部は、同僚刑事の死によって、2年前に失踪した娘の事件を引き継ぐ。それは、つい最近両親に無事を知らせる手紙が届いたからだが、モースは直感的に「彼女は死んでいる」と推理する。
    では、その手紙は誰が何のために書いたのかという疑問を軸に、関係者を

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    2025年08月02日
  • 謎まで三マイル

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    ネタバレ

    モース主任警部第六弾。

    弟を見殺しにされた過去、
    首も手もない死体、
    よく似ている双子、
    不可解な手紙を残した失踪、
    ハニートラップ、
    憎み合う大学教授。

    ミステリー的な要素はてんこ盛りにも関わらず、
    いつもの通り、迷走するばかりでなかなか捜査は進まない。
    ソーホーと呼ばれる悪徳の渦が舞台となりながらも、
    モースが捜査を後回しにするのは不自然だし。

    結局、学長選挙を巡って長年騙されていたからという動機なのは、
    全くもって肩透かしだった。

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    2025年07月15日
  • キドリントンから消えた娘

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    うーん、ちょっと話の流れが二転三転というより、まわりくどく感じてしまい残念。

    ドラマを、特にヤングモースの方を見倒して、なんとなく自分の中で人物造形が出来上がってしまっていたからかも知れない。
    「ウッドストック」は読むか考え中…

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    2025年06月08日
  • キドリントンから消えた娘

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    ネタバレ

    ベイリーがエイカム夫人になっていた
    ベインズを殺したのは中等学校のネットワークを伝ってベイリーの醜聞を知ったベインズが夫を強請るのがわかったから

    応用科学の成績が良いから車に興味もつはずとモースが気付いた
    ベイリーはフランス語を話すのは簡単

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    2024年09月20日
  • ウッドストック行最終バス

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    やはり、ケータイもパソコンもない時代、ギリ電話があるかもぐらいの時代の推理小説は楽しい。
    (こんなに堂々と飲酒運転が描かれるなんて)

    モースの次々繰り出される推理についていくので精一杯。今まで読んだことのないタイプの刑事さん。それにしても、この時代、男女ともかなり奔放笑

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    2023年11月24日
  • ウッドストック行最終バス

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    20世紀中ごろのイギリスのミステリー小説。

    あまり時代背景を描くことには力入れておらず、最新の機器が無く、タイプライターや手紙が登場することを除けば、いつの時代でも解釈は可能。

    モース警部の想像力は逞しく観察眼は鋭いが、怒鳴るし会話は成り立たないし、「勤務中だから」って部下にはアルコールを与えずにじぶんだけ飲んだり、聞き込みを理由に好きな女性のところへ行ったりと、結構自分勝手で嫌なやつ。
    その上、推理は間違ってたり、偶然ヒントを手に入れたり、キャラクターとしてはなかなか興味深い人。

    この人あってのミステリーと言える。

    まさに、テレビドラマの主役ですね。
    (「主任警部モース」「刑事モース

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    2023年10月17日
  • キドリントンから消えた娘

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    テレビドラマにもなったモース警部シリーズ2作目。同僚の死によって引き継いだ行方不明の若い女性探しが思わぬ複雑な事件になっていて…というストーリー。ただ、モース警部がわりと気分屋っぽいところがあるのと、彼の捜査はミスを積み重ねて可能性を消去していって、最終的に残ったものが正解というパターンで進行する。これが通常みられる小さい正解を積み重ねていって結論に到達するというパターンとは全く異なっている。そのため、モースの行動を味わい深いとみるか、「いやモース、そうじゃないよ。もうちょい考えなよ」と思うか、要は読者の嗜好で評価が大きく分かれるシリーズだ。なお、本作は導入から容疑者が絞られていくところまでは

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    2023年04月16日
  • ウッドストック行最終バス

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    ネタバレ

    何故ジェニファーは警察に嘘を並べてまでスウを庇うのか。腑に落ちなかった。


    展開が目まぐるしく変わったり、新しいヒントが出てくるわけでもない。モースの仮説→検証というのが終始徹底されていて新鮮だった。(あまりこういうタイプのを読んだことがない)

    バーナードとマーガレットはお互いを疑っているからそれぞれ犯人じゃないという発想は面白かった。
    たまたま逢引き予定の相手をヒッチハイクというのも良い。

    スウは本当にモースに恋をしたのだろうな。海外の人の恋愛観はよくわからない笑

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    2022年12月21日
  • ウッドストック行最終バス

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    ネタバレ

    解説によると、何度も読み返すことができる精密な論理ということだけれど、あれだけ心理描写の多いスウの場面で真相につながる関係をスウが思い浮かべないのは不自然に思う。ちゃんと読めば辻褄あうようになっているのだろうか。

    二股だったところに第三の男、モースが現れて、モースのことしか思い浮かべないなんてことあるだろうか。

    モースは誉れ高いのでとりあえず次作も読んでみよう。ただ、ホームズを超える人気とは思えないのだけれど。

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    2021年10月20日
  • キドリントンから消えた娘

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    早川書房の<このミステリがヤバい!>フェアから一冊。妄想で組み立てた仮説に従い猛進し、玉砕しては再トライを繰り返すモース警部と内心辟易しつつも追従するルイス刑事という迷コンビが探偵役。事実確認をせずに突っ走るので、リセットする度に方向転換する推理の応酬が見所と思われる。二転三転どころの話では済まないプロットだが、捜査情報の真偽が曖昧なまま蓄積しては錯綜するので、煩雑さもひとしお。ラスト一頁まで物語をリードする牽引力はあるが、読み甲斐を問われると言葉に詰まる。一連のプロセスを愉しめるか否かが分かれ目の様な。

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    2021年02月06日
  • オックスフォード運河の殺人

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    ミステリ。
    モース警部が入院中に、100年以上前の殺人事件について知り、勝手に真相を妄想する、という特徴的な設定。
    入院中のため、大がかりな捜査はできず、部下や知人に資料を探してもらうという、まわりくどい展開。
    ミステリとしての濃密さは全くないが、独特のユーモアがあって、意外と楽しく読める不思議。
    たまにはこういった変わった作品も良いのでは。

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    2019年09月12日
  • ウッドストック行最終バス

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    モースの若かりし頃をドラマ化したエンデバーを観て、もともとはどういう話だったんだろうと思って購入。この本筋の主任警部モースの方のドラマも見てみたいけど。

    それにしてもエンデバーで観られるモースとこのモースはすごく違う風に思えて結びつけられない。
    エンデバーではおとなしい感じに見えるし(突飛な発想はあるけど)、ビターはともかくタバコと女性?うーん。。。

    ドラマは楽しく観られるんだけどなあ。
    やはり主任警部になったモースのドラマを見てみたいな。

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    2018年03月18日
  • ウッドストック行最終バス

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    人気テレビドラマの原作と言うことで、期待して読んでみたが、主人公の若干の偏屈ぶりが特徴といったくらい。他の名探偵たちと比較して失敗が多い点で、人間臭さがある……とも感じられなかった。もう少しシリーズを読んで主人公のキャラクターを考えてみたい。

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    2018年02月26日
  • 悔恨の日

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    場面の展開頻度が非常に多くて、初めの200頁位迄はなかなか全体像が掴めないまま。

    ある程度全体像がつかめてからは、何となく先が見えそうな、そうでないような。敢えて隠し球を先読みせずにいるのも悪くないかなと思った。

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    2016年10月24日
  • 謎まで三マイル

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    ミステリ。モース警部。
    背表紙の紹介に惹かれて読んだぶん、少し地味に感じた。☆2.5くらい。
    作品の完成度は低くない。
    文章は少し読みにくさもあるが、各章が短く、意外と止まらない。上手いのかも。
    著者の作品は、有名な『ウッドストック行最終バス』『キドリントンから消えた娘』あたりは読んでみたい。

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    2016年09月30日
  • ウッドストック行最終バス

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    ウッドストック行きのバスを待ちきれなかった若い女性2人はヒッチハイクをするが、そのうちの1人が死体で発見される。
    モース警部とルイス主任刑事が捜査を担当する。

    多分70年代、イギリスのオックスフォード。
    科学捜査的な部分はほとんど無く、天才モースの刑事の直感がメイン。それも割と雑(に感じる)。

    あんまり納得できない解決でしたが、シリーズ最初なので、もう何冊か読んでもいいかな。

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    2016年09月02日
  • ウッドストック行最終バス

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    幅広いミステリのジャンルの中でも「本格」と呼ばれる分野に、それ程の興味は無い。といっても、私がミステリ愛好家となったきっかけは、多分に漏れずエラリイ・クイーン「Yの悲劇」の絢爛たるロジックの世界に文字通り感動したからなのだが。要は物語としての強度があるか否かだ。驚天動地のトリックや〝どんでん返し〟が幾ら仕掛けられていようと、納得できるストーリー展開や登場人物、文章に魅力がなければ、「本格」についてはシノプシスを知るだけで事足りる。

    本作は、シリーズとしては既に完結しているモース主任警部登場の第1作。殺人事件自体はいたってシンプルなものだが、モースがさまざまな仮説を立てながら、中途で明かとなる

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    2016年08月09日
  • ウッドストック行最終バス

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    ふなっしーと、モース警部の推理は誰にも止められない。

    クロスワードパズルのように、小さなヒントから事件の全貌を大胆に推理するモース警部。しかし特徴的なのは、その推理がひんぱんに間違っているところ。相方のルイス部長刑事同様、読者もまた彼の〝暴走〟や〝迷走〟につきあわされる。

    最初読んだときはいまひとつピンと来ず、繰り返し読んでがぜん面白くなった。トリックはややこしいが、人を食ったようなモース警部のおとぼけキャラは魅力的。

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    2014年01月13日
  • オックスフォード運河の殺人

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    モース警部の安楽椅子探偵編。
    読んでいる最中は楽しかったけど、解決?
    イマイチ納得できない。
    アルファベットのスペルの並べ替え?
    英国人が理解できるのならよし。私は分らないのだけど・・・

    相変わらずのコントのような~それで楽しめてのかつ「時の娘」なので
    オマケして星は三つ。

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    2013年10月26日