あらすじ
顔にドーランを塗り、民族衣装をまとった奇妙な死体――オックスフォードにあるホテルの別館で撲殺されていた男は、仮装大会の優勝者だった。モース主任警部は捜査をはじめるが、被害者は偽名で泊まっていたうえ、身元を示すものをいっさい持っていなかった。しかも同じ別館の宿泊客は、被害者の妻も含めて一人残らず姿を消していた……見知らぬ男女が集うホテルで起こった難事件にモース警部が挑む、人気シリーズ第七作
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Posted by ブクログ
モース主任警部第七弾。
オックスフォードのホテルで企画された
大晦日から新年二日にかけて宿泊プラン、
その山場は大晦日の夜の仮装パーティだった。
仮装コンテストで優勝したのはラスタファリー教徒の仮装をした男だったが、
翌朝ホテルの別館三号室で死んでいるのが見つかる。
殺された男は顔を激しく傷つけられ、
警察が来る前に帰ってしまった宿泊客たちは正体不明、
雪が降っていたので別館は密室状態と、
設定は悪くないし描写も面白いので、読んでいて楽しい。
モース主任警部が登場するまでは。
ちなみにラスタファリー教徒、というのは信仰というよりも思想運動のようだが、
その仮装はドレッドヘアーにフェルトの帽子、水色の長袖のシャツに白いズボンとあるので、
ちょっと奇麗めなレゲエという感じのようだ。