池田紀行のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
ソーシャルメディアマーケティングは、魔法の杖ではない!
本書は、ソーシャルメディアマーケティングを煽るのではなく、その実態を理解した上での取り組み、つまり消費者との中長期的な「キズナ」をつくり、「明日の売上」につなげる施策を解説する。
そろそろ、ソーシャルメディアマーケティングの本質を語ろう。
[ 目次 ]
はじめに ツイッターで商品がバンバン売れる?まぁまぁ、みなさん、ちょっと落ち着いて
第1章 ソーシャルメディアって何?―広告が効かなくなった本当のワケ
第2章 そして本当のキズナづくりが始まった―あなたに興味のない消費者に好きになってもらう方法
第3章 すべてを「自分だったら?」で考える―ソーシャルメディアマーケティング戦略の策定ステップ 実践篇
第4章 これだけは守りたいキズナづくりの一三か条―ソーシャルメディアマーケティングのガイドラインをつくろう
第5章 一番大きな壁は、実は社内にある―始められない・続けられない社内リスクの回避・解決方法の10ステップ
特別インタビュー 6社のキーパーソンから学ぶ
おわりに これから、真の人間マーケティングが始まる
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
ネタバレ■感想
「ソーシャルメディアマーケター三咲」と平衡して読んだが、この三咲の本のより詳細版な印象だった。
ソーシャルメディアマーケティング(以下SMM)を今後する人は必読ではないかと思う。
私はそもそもマーケティングのマの字も知らないようなヒヨッ子なので、マーケティングの考え方がなんとなく掴めてきそうな感じ。
事例も巻末に載っており、企業がどのように考えSMMをしてきたかを見ることができる。
もう一度読みたい。
■メモ
・3つのメディア(他社メディア・自社メディア・ソーシャルメディア)
・マーケティングコミュニケーションは「お見合い結婚」から「恋愛結婚」へ
ソーシャルメディアは企業がマーケティングをするために存在していない。
戦略PRは、売れる空気を作ること。ソーシャルメディアの弱みを補完してくれる。
アドボカシー、エンゲージメント、キズナがキーワード。
バズバイラル型:短期的なプロモーション的位置づけ
アドボカシー型:消費者と中長期的なキズナを作っていく活動
SMMを考える時は、ネットワークの規模を必ず考えること。
バズバイラル型はターゲティングが難しい。クチコミをコントロールできない。
アドボカシー型の注意点は、中長期になること、低価格・低関与商材(スーパーやコンビニ)などには向かない。
ステルスマーケティング:消費者に広告と気付かれないように広告宣伝活動を行う。
効果測定を必ずすること。 -
Posted by ブクログ
まず内容が分かりやすい。マスマーケティングを批判するのではなく、ソーシャルメディアについての見聞を広げるというスタンスに好感が持てる。砕けた文章がとっつきやすい。
専門性も高いが、説明が分かりやすく、具体性があり、曖昧な知識を押し付けられることなくしっかりソーシャルメディアマーケティングの知識を享受できる。
小難しい言い方を避けている点も良いと思った。マーケティング系の新書にしては親切だな。という印象。他人に薦めやすい。
ソーシャルメディアに対して何も知らない人が読むには最適の良書だが、専門家が読むには簡潔さに欠けるかも。でも同じようなことを言い方を変えてグダグダ連ねている訳ではないので、読んでるうちにダレることもなかった。 -
Posted by ブクログ
■学んだこと
第一章 ソーシャルメディアって何?
▼ソーシャルメディアとは?
⇒「社会の媒体」、人間が生活している「現実社会そのもの」である。
・メディアの3つの分類
①他社メディア
②自社メディア
③ソーシャルメディア
※ソーシャルメディアは企業がマーケティングをすることを目的
に存在している場所でもなければ、口コミをコントロールできる場所でもない。
▼なぜ今ソーシャルメディアなのか?
①量的な増加
②発信された情報が蓄積される事、フローではなくストック
③発信される信頼性が向上した事
④消費者の買い物が変化した事
▼ソーシャルメディアマーケティングは「魔法」の杖ではない。
⇒もしかしたら企業の抱えている現状の課題を
解決する新しいイノベーションを引き起こすことができるかもしれない。
▼情報爆発だけが広告の効果を低下させたわけではない
①消費の成熟⇒欲しいモノは、全て揃っている。
②消費の学習効果⇒消費を通して賢くなった。
③情報リテラシーの向上⇒毎日が、情報の取捨選択になった。
④メディアの多様化⇒消費者の接触ポイントは分散化
⑤UGCの量的増加と質的向上⇒量が質を押し上げるサイクルに入った。
⑥認識できる選択肢の増加⇒人間は選択肢が増えすぎると選べなくなる。
⑦認知的不協和音⇒失敗したくないから、調べまくる。
⑧企業の相対的信頼性の低下⇒同時に、広告のアテンション獲得力の低下を招いた。
▼マーケティング目標は「売上・マーケットシェア」から、「利益・顧客シェア」へか
・顧客との絆を深め、いかに自社商品を買い続けてもらうか
無関心層や潜在顧客といかに「ゆるく」つながり、徐々に興味を持ってもらい、
ニーズを顕在化していくか。
第二章 そして本当ののキズナづくりが始まった
▼問題は「相手はあなたにさほど興味を持っていないということ」
・広告の役割は興味を持っていない人に興味を持ってもらうこと(レイ・イナモト氏)
・自己中心的・自己陶酔的な求愛は嫌われる前にスルーされる。
▼協業型ソーシャルメディア(Cooperative Social Media)
消費者と企業が互いに助け合い”協業”してつくっていく場所
▼商品力は「C/Pバランス」でできている
C=商品コンセプト⇒買う前に欲しいと思わせる力
P=商品パフォーマンス⇒買ってよかった、次も買いたいと思わせる力
▼消費者は二度評価する
・1回目の評価が「その商品を欲しいか否か」
・2回目の評価が「買ったあと、買って良かったと思うか否か」
▼ソーシャルメディアマーケティングの2類型
①短期的な話題を図るバズ・バイラル型
※バズ・バイラル型の誤解
・ソーシャルメディアマーケティングで、認知を向上させることは非常に難しい。
・情報のコントロールは「不可能」
・バズ・バイラル型でクチコミされる内容は「商品やサービスそのもの」ではない。
②消費者との中長期的なキズナを作るアドボカシー型
⇒顧客や見込み顧客が最高の商品やサービスを見つけることができるように、
企業はアドバイスを行う必要がある。しかし、推奨商品は、必ずしも自社商品とはらない。
※アドボカシー型のソーシャルメディアマーケティングに取り組まないことによるス
・潜在顧客とお近づきになるチャンスを失ってしまうリスク
・競合他社が先にキズナを形成してしまうリスク
・消費者の本音を知らないリスク
・無駄な広告宣伝コストをかけ続けるリスク
・変化したマーケティング環境に適応できないリスク
・手遅れになってしまうリスク
第三章 すべてを「自分だったら?」で考える
▼アドボカシー型のソーシャルメディアマーケティングは、現実社会の人間関係づりと同
▼アドボカシー型の注意点
・小さく生んで大きく育てるの精神で
・担当するスタッフが共有できるルールやガイドラインをつくっておく。
・相談できる社内の人やエージェンシーを決めておく。
・リカバリー施策を事前に考えておく。
・焦らず続ける。
▼オーダーからオファーの時代へ
もはやメディアの組み合わせではオファーに応えることはできない。
▼スコアカードによる効果測定
普通に純広を打った場合の1回あたりのインプレッション単価や、
クリック単価を想定した場合、ブログ、ツイッターなどでの情報掲載、
レビュー(評価)、レコメンド(推奨)には、それぞれ広告換算にしていくらくらの価値があるのかを定めて
それらを全部足して、効果を測定するやり方
第四章 これだけは守りたいキズナづくりの一三カ条
▼ソーシャルメディアガイドラインの具体的な内容例
・自分が「どこの誰か」公表する。
・常に誠意あふれる正直者でいる。
・双方向の会話を心がける。
・カッコつけず、等身大で親しみを持って接する。
・実際に会って話しているように愛を持って接する。
・会社の機密情報を公開しない。
・知らないことやいい加減なことは言わない。
・会社の看板を背負っている意識を持つ。
・常にオープンな会話を心がける。
・質問には素早く対応する。
・誤りはすぐに認め、謝罪する。
・誹謗中傷をする。
・守るべき法律を確認し、遵守する。
第五章 一番大きな壁は、実は社内にある
▼会社の中で進めていくステップ
・すべては「熱意を持った一人」の社内啓蒙活動から始まる。
・社内、業界、異業種のソーシャルメディアマーケティングを徹底的に調べる。
・部署内外に根回しして仲間を増やし、インフォーマルなチームを組成する。
自社が取り組むべき施策の骨子をつくってみる。
・上長を巻き込み、さらなる上位役職者のコミットメントを得る。
・社内を啓蒙するソーシャルメディアマーケティングのバイブルを作成する。
・社内の主要メンバーにインターナルトレーニングを実施する。
・ソーシャルメディアアーキテクトを設置し、企画や展開の全領域を支援・統制する。
・効果測定の指標と数値を明確にし、上位役職者の合意を得ておく。
できる限り多くの部署と定期的に情報を共有する。 -
Posted by ブクログ
ツイッターの炎上の事例とその対策例
ソーシャルメディアの専門部署立ち上げに当たって必要な役割の整理
ソーシャルメディア広告のROI(Return on Investment)の測定方法とその難しさ
[A popular saying illustrating how difficult it was to qualify the response to advertising is attributed to John Wanamaker: "Half the money I spend on advertising is wasted; the trouble is I don't know which half."]
アトリビューション分析:広告の効果を測る上で最終的に購入に結び付いたものだけを評価するとgoogle検索などが上位に現れる。しかしこれは飽くまで最終的な購入の手段として用いた可能性も高く、それまでに商品の認識及び購入の検討につながった広告があるはずであり、その効果を購入者の履歴をもとに辿る手法。